【店舗管理】#3物流・輸配送管理~ABCで知るイロハのイ

物流ABCって知ってるかい?

画像: アニメ都市伝説まとめ

知ってるよ、当たり前だよ。それは活動基準原価計算(Activity Based Costing)、つまり物流センターで発生する多様なコストを、正しく計算したり賦課するための計算法だよ。

はい正解。ですが当試験の最新・先端の口コミの世界ではもう一つの「物流ABC」があり、年4~5マーク出る「物流・輸配送」論点の9割近くが誰でも当たる正答率ABCランクのサービス問題です。

へぇ、過去問+テキストの反復だけで点数くれるの?

はい正解。ではどんな論点が問われ、なぜ簡単に当たるのか。正月ボケでも楽々解けるイージー過去問をどうぞ。

【店舗管理】#3物流・輸配送管理~ABCで知るイロハのイ

物流センター

H28第34問 物流機能、ネットワーク Bランク

物流のイメージといえば、地域ごとに倉庫があってトラックで間をつなぐ。まず宅急便をイメージし、次にスーパー(小売業)の物流を。

物流ネットワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。
〇ア 商品回転率が低い商品は、多くの物流拠点に分散在庫するよりも、少数の物流拠点に集中在庫する方が望ましい。
×イ 複数の物流拠点を水平的に統合すると、通常、物流段階数が少なくなる。
×ウ 物流活動は、販売活動を行う各営業所がそれぞれ物流拠点を設けて行わなければならない
×エ 物流拠点の数は、輸配送コスト以外に物流サービスだけを考慮すれば合理的に決定することができる。

正解は〇ア一択ですが、それよりイウエに×をつけます。イは×水平的→〇垂直的、ウは×ならない→〇行うこともある、エは×物流サービスだけを→〇種々の要素を考慮して。

H27第34問 物流センター(ロケーション) Bランク

フリーロケーションとは自動倉庫のこと。倉庫では物の置き方を優先し、次に人の動きを上手に合わせる。

画像:ALOZ NAVIGATE
物流センター内のエリア管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア エリアごとに作業員を決める固定ロケーション管理は、人別の業務評価がしやすい。
×イ 固定ロケーション管理は、在庫量を一定に保ちやすい。
〇ウ フリーロケーション管理では、保管スペースの有効活用がしやすい。
×エ フリーロケーション管理は、固定ロケーション管理よりも人によるピッキング作業の効率がよい。
×オ ロケーション管理では、物流センター内の人員配置を適切にマネジメントすることが重要である。

物流現場は生産現場よりシンプルなので、人手不足を受けてなるべく無人にしたいもの。やや発想を変えて×を付けます。

アは×作業員→〇商品の配置、エは×人による→〇機械による(自動倉庫)、オは×人員配置→〇商品の配置なら正解選択肢に。イの×の付け方が難しいですが、×在庫量→〇在庫スペースならなんとか〇に。

H28第38問 ピッキング Cランク

ピッキングは、種まき(トータル)⇔摘み取り(シングル)の違いでOK。

摘み取り方式画像:東洋ワーク
物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 仕分けとは、物品を品種別、送り先方面別、顧客別などに分ける作業のことであり、シングルピッキングの後に行われ、トータルピッキングの後には行われない
〇イ 棚卸方法の一つである循環棚卸は、実在庫量と理論在庫量の差異を補正するために行われる。
×ウ 荷主は、物流センターの運営を物流事業者に委託するとき、委託先の物流事業者が所有する物流センターを利用しなければならない
×エ ピッキングとは、保管場所から必要な物品を取り出す作業のことであり、ピッカーが保管場所まで移動しなければならない

正解〇イの循環・・とは良く分からないので、アウエに×がつくかの勝負です。ウエの×しなければならない、は言い過ぎ。アも×行われない→〇行うこともあるなので、消去法でイを選ぶ位でしょう。

イラストのイメージで摘み取り方式(シングルピッキング)だけ覚えておけば、だいたい解けます。

H30第34問 一括物流システム Bランク

量販店一括物流センターとは何ぞや?

画像:日通・パナソニックロジスティクス
チェーン小売業の物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 在庫型物流センターを利用した取引における物流センターの在庫の所有権は、小売業の仕入条件が店頭渡しの場合でも小売業が持つことが一般的である。
×イ 物流センターから店舗に対するカテゴリー納品は、ケース単位の商品で行われ、ケース単位未満のボール単位やピース単位では行われない
×ウ 物流センターに対して商品を店舗別に仕分けて納入することは、取引に利用する物流センターの種類が在庫型か通過型かにかかわらず行われない
〇エ 物流センターを利用した取引では、商品の所有権の移転経路が「製造業→卸売業→小売業」である場合でも、物流経路は卸売業を経由させないことが可能である。

小売業が巨大化して発言力が強まると、「1台ずつ持ってこられても面倒だから、まとめて持ってきて」。そんな発想でスタートしたのがチェーン小売業の物流センターです。深入りは不要なので、ビジネス常識程度に×を付けます。アは×小売業→〇メーカーまたは卸売業、イウは定番の×行われない→〇行うこともある。エはビジネス常識そのものです。

なお、チェーン小売業物流センターの正反対が、メーカー自社配送をするハム屋とヤマザキパン。リンク先にはちょっといいこぼれ話があるので、ぜひどうぞ。

物流ABC

H27第37問 物流ABC(Activity Based Costing) Cランク

これは「ABC分析」ではなくて、活動基準原価計算(Activity Based Costing)。可能性としては「2次」でも出せる。

画像:改善.net

このリンク先↑の記事ですが、最新の物流動向まで踏まえ、良くまとまっています。ネット恐るべし。。

物流センターのコスト削減を目的にアクティビティごとの作業時間分析を行い、下表を作成した。
この分析結果から、以下に示す5つのアクティビティのうち、物流コスト削減余地が「最も大きなアクティビティ」と「2番目に大きなアクティビティ」の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ケースピッキング
b ピースピッキング
c 段ボール箱梱包
d 行き先別仕分け
×ア aとb
×イ aとc
〇ウ aとd
×エ bとc
×オ bとd

もともと物流コストは「CS単位」「kg単位」の課金だったそう。ところが品揃えが広がると、「羽毛布団の1kg」と「ミネラルウォーターの1kg」が同料金では具合が悪い。もっと良い方法なくね?そんなノリで採用されたそう。

簿記では1級の論点ですが、診断士「運営」で出題され、「Ⅲ」「Ⅳ」でも出題可能性があるので、しっかり計算練習をしておきます。

輸配送管理

H28第36問 共同配送 Cランク

共同配送とは、複数荷主の「あいのり」。

共同物流に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 共同物流とは、複数の企業が物流機能を共同化することであり、同業種の企業同士で行われ、異業種の企業同士では行われない
×イ 共同物流は、複数の企業にとって、配送先の店舗や物流拠点が共通しているときに行われ、配送先が異なるときには行われない
×ウ 共同物流を担う物流事業者を指定するのは発荷主であり、着荷主が指定することはない
〇エ 複数の企業が共同配送を行うと、各企業がそれぞれ配送していたときに比べて、配送車両の積載効率が高まることはあるが、各企業にとっての配送数量が減ることはない。
×オ 複数の企業がそれぞれ所有する商品を共同で配送することはあるが、同じ物流拠点に共同で保管することはない

共同物流が何かはスピテキ参照。アイは×行われない→〇行うこともある。ウオは×ない→〇こともある。はい、次。

H29第36問 ユニットロード Cランク

ユニットロードとは、パレット・カゴ車・コンテナ等を使い、単位ごとにまとめて運ぶこと。

物流におけるユニットロードに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 折畳み容器とは、物品を収納しないときには折り畳んでその容積を縮小できる容器のことであり、ネスティング形容器に分類される。
〇イ 通い容器とは、一定の企業または事業所などの間で繰り返し使用される輸送用容器のことである。
×ウ パレチゼーションとは、物品をパレットに積み、パレット単位で物流を行うことであり、輸送量の増加を促す手段である。
×エ 物流クレートは、小売業各社、メーカー各社が自社専用のものを使用しており、各社が共同利用できる標準化されたクレートは開発されていない

×行わない→〇行うことがある。基本的に国語の言い換えOnlyのヤル気のない出題が多い中で、当問は珍しく捻った良問です。

アはつい間違えそうですが、ネスティング型とはスーパーの買い物かごのように「折り畳まず」積み重ねるものなので×。ウは×輸送量の増加→〇輸送の効率化、エはいつもの×いない→〇なくもない。

今日のまとめ

生産管理や生産業務。つまり製造業に関して恐ろしく広く深い知識を問う当試験は、「物流・輸配送」ではやたらサービス問題ばかり。

  • 同じ論点を繰り返し出題。
  • 選択肢に捻りがなく国語で解ける。
  • つまり一通り覚えりゃすぐ当たる。

要するに、当試験は製造業にはこだわる一方、運輸業や建設業にはこだわらない。

あぁ、監督官庁が違うからだね(→国土交通省)。

そう、そんな出題側の台所事情を知ると、当試験はしかめっ面して暗記するばかりが能じゃない。では明日は「運営」過去問シリーズ最終回、最後に少し手強い「販売流通情報システム」です。

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その爽やかさが進化の手応え。

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