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過去問回すと答えを覚えてしまう4択トラップ(店舗):③用語入れ替え

投稿日:2019年6月7日 更新日:

過去問を回すと、答えを覚えてしまう?

2年目上級生が、「マーケ」だけでなく合格済の「店舗」まで解き直すメリットは?

それは初学者がまずやる「正解を覚える作業」と、誤答選択肢のバツをマルに直して「急に力が伸びだす瞬間」の違いです。

つまりこれから合格を目指すのとは違い、「嫌なことまで無理に覚える」必要がない。するとフラットに構えて砂が水に染みるが如く、知識がスラスラ頭に入ります。

今日ツッコむ過去問は、一見「2次」に無関係な色彩やコードだったりしますが。口車に乗せられ覗いてみると、きっと何か発見があります。ではどうぞ。

過去問回すと答えを覚えてしまう4択トラップ(店舗):③用語入れ替え

マーケ知識で当たるABランク

H30第30問 商品計画 Aランク ※マーケ知識

「他より高い」が外的、「いつもより高い」が内的参照。これはマーケの定番知識。

インストアプロモーションに関する次の文章の空欄A〜Dに入る語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
特売は、インストアプロモーションの中でもA に売上を増加させるために有効である。価格弾力性がB 商品は、C 商品と比べて同じ値引率での売上の増加幅が大きい。ただし、特売を長期間継続した場合は、消費者の D が低下するため、特売を実施する際に注意が必要である。
×ア 
A:短期的  
B:小さい  
C:大きい  
D:外的参照価格
○イ 
A:短期的  
B:大きい  
C:小さい  
D:内的参照価格
×ウ 
A:短期的  
B:大きい  
C:小さい  
D:外的参照価格
×エ 
A:長期的  
B:小さい  
C:大きい  
D:内的参照価格
×オ 
A:長期的  
B:小さい  
C:大きい  
D:外的参照価格

ABCの短期的→大きい→小さいは一択なので、Dを内的⇔外的どちらにするか。テストに出るのは○イの内的です。

H28第30問 商品計画 Aランク ※マーケ知識

これもマーケの知識だろっ!

消費者の購買慣習からみた商品分類として、最寄品、買回品、専門品という分類がある。これら3つの分類と分類にあてはまる商品の一般的な特徴に関する次のa〜cの記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 消費者は商品へのこだわりがあり、複数の店舗を比較して買う。
b 消費者は手近にある情報により、買うことを決める。
c 消費者は時間をかけることを惜しまずに、遠方の店舗でも買いに行く。
×ア 買回品― b
×イ 専門品― b
○ウ 専門品― c
×エ 最寄品― a
×オ 最寄品― c

マーケ知識で最寄品→b、買回品→a、専門品→cなので○ウ一択です。

最後の2択がCランク

H28第32問 MD Cランク

計画購買よりついで買いを。スーパー店内に仕掛けられた非計画購買トラップをむしろ楽しむ。

ARCASモデル:電通西日本
小売業の販売促進の方法と主な目的に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 売り場におけるクロスマーチャンダイジングは、関連する商品同士を並べて陳列することで、計画購買を促進する狙いがある。
×イ エンドなどにおける大量陳列は、商品の露出を高めて買い忘れを防止するなど、計画購買を促進する狙いがある。
〇ウ 会計時に発行するレシートクーポンは、次回来店時の計画購買を促進する狙いがある。
×エ 試食販売などのデモンストレーション販売は、リピート購買を促進する狙いがある。
×オ 新聞折り込みチラシは、お買い得商品の情報を伝えて、想起購買を促進する狙いがある。

Cランクになると、ウソの付き方が上手に。アイの×計画購買→○非計画購買は大丈夫。エの×リピート購買→○試し買い、オの×想起購買→○計画購買に直せば上級者です。

H30第24問 照明・色彩 Cランク

照明は知ってお得なマメ知識。演色性とは「色の見えやすさ」。

画像:ec CURRENT
次の文章は、照明の基礎知識に関する解説である。空欄A〜Cに入る語句または数値として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
照度とは自然光や人工照明で照らされた場所の明るさを意味する用語であり、一般的に A の単位で表される。JIS では維持照度の推奨値が示されている。
例えば、商店(一般共通事項)の重要陳列部は 750 A であり、大型店(デパートや量販店など)の重要陳列部は B A である。
照明された物の色の見え方を表す光源の性質を客観的に示すために、JIS では C が用いられている。例えば、商店(一般共通事項)および大型店(デパートや量販店など)の重要陳列部の推奨最小値は 80 である。
×ア A:ルクス  B: 500  C:平均光色評価数
〇イ A:ルクス  B:2,000  C:平均演色評価数
×ウ A:ルクス  B:2,000  C:平均光色評価数
×エ A:ワット  B: 500  C:平均演色評価数
×オ A:ワット  B:2,000  C:平均演色評価数

照明は豆知識として知っておくと面白いです。試験上は、Aでワットはなく、Bは数字が大きい方が良いので、イウの2択に。

演色とは色の見えやすさ、光色とは色温度とも良び「温かみ(赤)⇔冷たさ(青)」の違いと思い出せば、〇イは選べます。詳しくはネットで

H29第30問 照明・色彩 Eランク ※テキスト外

視認性=見つけやすい、誘目性=嫌でも目に入る。これをどうにか区別しても、明視性は無理でしょう。

画像:日本VTR実験室
売場や商品を演出する色彩に関する次の文中の空欄AとBに入る語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
色には、見やすさに大きく影響するいくつかの性質がある。注意を向けている人に遠くからでも見つけやすく、周囲から際立って見えるような色や配色を「A が高い」という。また、見つけた対象物の形や細部が認めやすく、意味や情報が細かく判別できるような色や配色を「B が高い」という。
×アA:視認性B:識別性
○イA:視認性B:明視性
×ウA:誘目性B:識別性
×エA:誘目性B:明視性

視認性⇔誘目性の違いは「意識しているか無意識か」。明視性識別性の違いは「単色ではっきり見えるか⇔色分けするか」。前者は当てたいですが、興味ある方は色彩検定をどうぞ。

H28第41問 コード Cランク ※注目

GTINと言っても要はJANコード。詳しくやりたい方は、12、13、14桁の使い分けを知ればOK。

流通システム開発センターが定める「GTINアロケーション(設定)ガイドライン(2009 年版)」によると、個々にGTINを設定すべき要素として、最も不適切なものはどれか。
○ア 商品の正味量
○イ 商品の等級
×ウ 商品の販売店舗
○エ 商品ブランド名
○オ 商品名

最初からJANコードと言ってくれればいいのに。エ商品ブランド名が?マークですが、明らかに×ウ一択です。

H29第41問 コード Bランク ※注目

昨年GTINを出したので、今年はGLNをどうぞ。

画像:(一社)流通システム開発センター
小売業を取り巻く電子商取引の方式を整備・標準化し、製・配・販 3層一連での業務効率の向上を図るため、流通システム標準普及推進協議会が定めている「流通ビジネスメッセージ標準 運用ガイドライン(基本編) 第 1.3.3 版(2014 年 10 月)」に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
〇ア GLN とは、企業間取引において企業や事務所などを識別するために、国際流通標準機関である GS1 が定めた、グローバルでユニークなコードのことである。
〇イ GLN は、企業コード+ロケーションコード+チェックデジットから構成される。
〇ウ GTIN とは、商品またはサービスを国際的に識別する番号であり、国際標準の商品識別コードの総称である。
×エ GTIN には、JAN コード、UPC コードの2種類のみ存在する。
〇オ 不定貫商品とは、発注上、単価×個数で値段を算出できない商品で、実際の値段は、単価×重量で算出しなければならない。

前年過去問を勉強していれば、EANの存在をすぐ思い出せます。エは×2種類のみ→○JAN・EAN・UPCなら3種類。桁数で分ければ、8・12(UPC)・13(EAN・JAN)・14(包装コード)の4つに。

H30第37問 コード Cランク ※注目

GTIN(JAN)は毎年出題するけど、毎年進化し同じ問題は出てこない。

ソースマーキングとインストアマーキングに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア JAN コードにおける日本の国番号は“49”のみである。
×イ JAN コードには、大きく分けると拡張タイプ、標準タイプ、短縮タイプの3種類が存在する。
×ウ JAN コードの先頭2 桁は国番号であり、当該製品の原産国を表している。
×エ インストアマーキングには、バーコードの中に価格情報が含まれるPLU(Price Look Up)タイプがある。
○オ インストアマーキングの場合、先頭2 桁のプリフィックスに“20”を利用することは正しい利用方法である。

少し飽きたのか、H30はやや細かな出題に。アは×49のみ→○45と49、イは×3種類→○標準+短縮の2種類、ウは×原産国→○販売者の所在国、エは×含まれない→○含むに。

H30第40問 オープンデータ Cランク ※一般常識

政府が旗を振る「オープンデータ」。PDFを公開するのが最初の一歩。

画像:J-DEX
日本国政府においては、「電子行政オープンデータ戦略」(平成24 年7 月4 日 IT総合戦略本部決定)に基づき、各省庁のホームページ上で各種データの公開が進み、その利用についても関心が高まっている。ここで「オープンデータ」と言えるためには、機械判読に適したデータ形式で、二次利用が可能な利用ルールで公開されたデータである必要がある。この機械判読の容易性と著作権等の扱いにより、オープンデータは開放性の程度が5 つの段階に分けられている。(平成25 年度版 情報通信白書)
以下の3 つのデータ形式例を、開放性の程度が低いものから高いものへと並べるとき、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【データ形式例】
① xls やdoc
② PDF やJPG
③ XML やCSV
×ア ①-②-③
×イ ①-③-②
○ウ ②-①-③
×エ ②-③-①
×オ ③-①-②

何か変わった問題を出そう(汗)。出題側の苦労が偲ばれますが、「情報」知識の応用で。この際アピっておくと、当サイト「2次」コンテンツの一部はエクセルで自由に加工できます。

今日のまとめ

今日は、3年連続のコード(GTIN)の出題に注目します。
①サービス問題AB知識が多い「店舗」の中で、色彩やコードは細かい知識を問える。
②でもEランクではなく、受験者の半数が当てるCにしたい。
③そこで前年の過去問がヒントになるような作問を。

つまり、「過去問の答えを覚える」のは悪いことでなく、むしろ4択全てを積極的に覚えていく。今年の「1次」Cランクはそこが出ます。

でもそれは、膨大な知識を問う「1次」の話。限られた知識を年1回しか問えない「2次」では、5,000人全員がその答えを覚えてくる。だからその一つ上をやらないと、確率20%のくじ引きに参加すらできません。

知ってるよ。事例企業のバツを探して、それを「自分の言葉(語彙)」でマルにする。

ボタンを押して今日もイタダキ↓。
試験の進化は待ったなしです。

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