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暗記するときゃ暗記を減らす:生産管理 ⑥用語の定義他

投稿日:2019年5月24日 更新日:

Q:「生産」のIE以降はなぜ難しいか、ではどうするか?

画像:H26~30生産管理全118マークをTACスピテキ、正答率に従って分類。

Ⅲで出る以上、これからのIEは「理解」をしないと!あわあわ。

いえ、そこであわあわすると、世にいう「資格業者の思う壺」です。

IEの正答率はなぜ低いの?
正答率の下げ方は「法務」と同じ。昨年と少し違うトコが、まったく別の形で問われます。だから過去問回転で答えを覚えるスタイルは通用しません。
ではどうするの?
逆に慌てず、①過去問回転でア~オのどれが正解かを最初に覚えます。②正解を覚えたら次の回転で誤答選択肢を使った「理解」に進む。そして最後に③理解で暗記を減らします。
そのメリットはなんだい?
いきなりALL理解ではなく、暗記→理解→暗記減の順で。そして脳の空いた隙間に次の暗記を入れるサイクルを。すると周囲のデタラメ暗記が、自分はスッキリコンパクトな理解に。この状態が「2次」260点を取る目安です。

暗記試験の国内最高峰である診断士「1次」で初学者がよくやるミスは、暗記不足を「理解で補おう」とすること。違うよ、暗記の努力を怠ったツケが、「いちいち考える」。

「1次」知識の不足を「2次」の解答暗記で補い、さらに国語で深読みして2次答案がブレブレに。そうして多年度まっしぐら?

うは、話が思わぬ方向に。難問⑥用語の定義タイプに話を戻し、多年度回避にマストな暗記の増やし方、減らし方を覚えます。

暗記するには暗記を減らす:生産管理 ⑥用語の定義他

テキスト代わりのABランク

H29第12問 調達計画 Bランク 【分数】

【分数】題の多くは計算練習で体得できる。よってすぐ思い出せるので、暗記は不要。

在庫を評価するための尺度に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 在庫回転率は、標準在庫量使用実績量で除したものである。
×イ 在庫月数は、月間使用量平均在庫量で除したものである。
〇ウ 品切れ率は、品切れ件数を受注件数で除したものである。
×エ 納期遵守率は、納期遅延件数を受注件数で除したものである。

×アイは分子⇔分母が逆。エは×納期遅延→○納期遵守で用語があべこべ。

最後の2択がCランク

H26第1問 基本用語 Cランク【分数】

PQCDSMEの一つの安全(Safety)は、現場で大事。でもホワイトカラー診断士が現場をうろちょろすると危なっかしいので、暗記せずに捨て。

安全性の評価値のひとつとして用いられる災害発生の頻度を表す度数率の式として、最も適切なものはどれか。
〇ア (死傷災害件数×1,000,000)/延べ労働時間数
×イ (死傷災害件数×1,000,000)/延べ労働日数
×ウ (労働損失日数×1,000)/延べ労働時間数
×エ (労働損失日数×1,000)/延べ労働日数

安全性の指標(度数率・強度率・年千人率)は厚生労働省の統計でホントに使います。でも管轄官庁が違うと深い出題はないので、「経営」労働関連法規と同様に捨て扱いでOK。

H29第15問 基本用語 Cランク ※良問

ECRSの呼び方は、「イクルス」「イーシーアールエス」のどちら

次の4つの手法で分析した結果から改善案を検討する際に、「ECRS の原則」が利用できる手法の数として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
<分析手法>
×①ABC 分析
○②連合作業分析
○③事務工程分析
×④流動数分析
×ア 1
○イ 2
×ウ 3
×エ 4

ECRSは日本発祥のカイゼン手段なので、イクルス⇔イーシーアールエスどちらで呼ぶかは日本人が決めてよい。今なら「イクルス」の方がカッコよさそう

当問はテキスト掲載外の良問。カイゼンは管理でなく作業レベルなので、①ABC ④流動数は適用外になります。和製のカイゼン+アメリカ発祥のIEが手を組んだ。これで一生忘れません。

H30第14問 調達計画(+手配) Cランク

生産計画(ニチ子)と生産統制(重代)で安心したら、調達計画⇔現品管理の間には、「手配」が必要だった。

画像:SIC
JIS で定義される現品管理の活動として、最も不適切なものはどれか
○ア 受け入れ外注品の品質と数量の把握
○イ 仕掛品の適正な保管位置や保管方法の設定
○ウ 製品の適正な運搬荷姿や運搬方法の検討
×エ 利用資材の発注方式の見直し

JIS定義の暗記なんて無茶をしてはいけません。「調達計画⇔現品管理の間に「生産手配(差配)」があるのを忘れちゃ困るぜ 」 。出題側が教えてくれる意味でのサービス問題です。

H29第11問 調達計画(+現品管理) Dランク ※ひっかけ

誤答させるための強いひっかけ問題。間違えてOKなので、後からテキスト代わりに。

購買・外注管理に関する次の業務のうち、調達に関わる量産開始前の業務として、最も不適切なものはどれか
×ア 在庫管理
〇イ 調達先の選定
〇ウ デザイン・イン
〇エ 内外製区分の決定

当問はアイエがそれっぽく、どうしてもウを選んでドボンに。「事例Ⅲ」を知る方は、調達計画(量産開始前)⇔現品管理(〃開始後)の違いで×アに納得ですが、これは後で解説します。

H29第6問 IE工程分析 Cランク

工程図記号をくだらなく覚えるには?

下表は、ある職場で製品 A に関する工程分析を行った結果から得られた各工程分析記号の出現回数を示している。この分析結果に関するa〜cの記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 加工の割合は約 53.6 %である。
b 数量検査の出現回数は1である。
c 滞留の出現回数は3である。
×ア a:正 b:正 c:誤
×イ a:正 b:誤 c:正
〇ウ a:誤 b:正 c:誤
×エ a:誤 b:誤 c:正

工程図記号はほぼ毎年出るので、出題意図は「つべこべ言わず覚えろ」。そこでラクして覚える方法を考えます。

まず選択肢は2×2×2=Max8作れるのに4択しかない。そこでaの○×をまず当てると覚悟を。でも28×0.536=15になる小さい○は、何となく違うと「誤」にできます。するとbcのどちらかが「正」なので、これで5割の2択に。後は最初の表に戻り、くだらなく暗記を。

H30第10問 IE工程分析 Cランク

工程図記号を折角覚えても、別の聞き方をするので当たらない。

ある製品について行った製品工程分析の結果を下図に示す。この図から読み取ることができる記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 作業者が 4 名いる。
×イ 製品検査に抜取検査を採用している。
×ウ 台車を自動搬送機にすることにより、運搬記号の数を減らすことができる
○エ 停滞を表す工程が 3 カ所ある。

当問は▽保管2+D滞留1=停滞3だ。一発でそう断定できる方は多くないので、これも誤答選択肢で少しずつ覚えます。アは×作業者が4→○運搬が4、イは×抜取検査→○品質検査、ウは×減らすことができる→○変わらない。

H29第10問 IE稼働分析 Cランク【分数】

CVPの安全余裕率=内掛けは、暗記がマスト。応用で当問を当てると、ダブルで得意に。

標準時間に関する記述として、最も不適切なものはどれか
○ア PTS 法ではレイティングを行う必要はない。
×イ 内掛け法では、正味時間に対する余裕時間の割合で余裕率を考える。
○ウ 主体作業時間は、正味時間と余裕時間を合わせたものである。
○エ 人的余裕は、用達余裕と疲労余裕に分けられる。

当問の様にバッチリ暗記を聞かれたら、覚えてなけりゃ鉛筆コロコロで。ここもテキストに戻り、少しずつ暗記を。

H26 第15問 IE時間研究 Cランク【分数】

この分数は苦手な方はパスしてOK。でもH29第10問「内掛け」の知識を使うとニヤリ。

ある作業における余裕率を算定するために、非作業時間を除く 1 日の仕事時間の中で、余裕の発生頻度を計測するワークサンプリングを実施した。余裕率(%)は、全計測数に対する余裕の発生回数が占める割合として求められる。この余裕率を用いた作業の標準時間の計算式として、最も適切なものはどれか。

正解:ウ。当問は鉛筆コロコロを含めいくつか解き方がありますが、「内掛け」の知識UPに使います。×アイは「外掛け」になります。ウエのどちらかに絞ればOKですが、×エでは正味時間>標準時間になっておかしいのでドボン。

当問の使い方は、「分数が得意」な自負がある方だけニヤリでOK。苦手な方がこんな所で悩んじゃダメです。

捨てるか拾うかDEランク

H28第17問 IE動作研究 Dランク ※後回し

「サーブリッグ」とは、考案者ギルブレス(F.B.Gllbreth)のスペルを逆から読んだそう。そうクスリとすれば十分で、先に覚えるものが他にある。

サーブリッグ分析で用いられる記号は、次の3つに分類される。
第1類:仕事を行ううえで必要な動作要素
第2類:第1類の作業の実行を妨げる動作要素
第3類:作業を行わない動作要素
下表は、「部品容器から左手で取り出した部品を右手に持ち換えた後、ある定められた位置に部品を定置する動作」をサーブリッグ分析したものである。この動作の中で第1類に分類される左手の動作要素の数と右手の動作要素の数の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

部品を取り置く動作のサーブリッグ分析の結果

×ア 左手:3個 右手:2個
×イ 左手:4個 右手:3個
○ウ 左手:5個 右手:4個
×エ 左手:6個 右手:5個

正解がなぜ〇ウになるかは、過去問解説かテキストを見ながら納得します。サーブリッグまで重箱の隅化すると覚えきれないので、正答率Dの捨て問扱いで。

H30第38問 品質 Dランク ※参考

診断士がHACCPの12手順を暗記する意味はない。ではなぜ出題したの?

画像:エフアンドエム
食品衛生管理方法である HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)に関する 12 手順が以下に示されている。空欄A〜Cと記述群①〜③の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
<空欄に入る記述群>
①重要管理点(CCP)の決定
②管理基準(CL)の設定
③検証方法の設定
〇ア A:①  B:②  C:③
×イ A:①  B:③  C:②
×ウ A:②  B:①  C:③
×エ A:②  B:③  C:①
×オ A:③  B:①  C:②

HACCPやISOの導入は、当試験が大好きな品質向上や組織学習を促し、いつ「Ⅲ」が出してもおかしくない。そこで導入メリット位をネットでチラリと。ホントにマストな暗記では、誰かが語呂合わせを考えてくれます。

H30第16問(1) 統計 Dランク ※捨て問

この解説は、当サイトにはまだ無理。。

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
ある工場では、自動設備を利用して飲料の瓶詰を行っているが、瓶に詰められた内容量のバラツキを抑制する目的で新設備を試作した。この工場では、仮説検定を行うことで、試作機の性能向上を確かめたいと考えている。
(設問 1 )
現有設備を使用したときの内容量の標準偏差 σ0 が 1.1 ml であることから、新設備を使ったときの内容量の標準偏差を σとしたもとで、以下のように帰無仮説 H0 を設定した。対立仮説 H1 として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

正解:知らね。

今日のまとめ

「1次」7科目の知識量はハンパなく、理解するには手に負えない。ところがデタラメ暗記じゃ「2次」を戦えない。

ではどうするか? それは①過去問回転で答えを覚え、次に②回転しながら「暗記を減らす工夫」を。人によってはそれを「理解」と呼ぶけれど。

あれ、俺っていつの間にこんな小難しい知識もスラスラ暗記? そう、やはり「1次」対策は暗記から。「1次」は過去問完全マスターの正解暗記で420点なら超えてきます。そのノリで暗記をし続けるか、理解に変えて暗記を減らすか。それは「2次」対策に含まれる領域です。

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