D運営

生産管理 ②述語(結論あべこべ)【経験曲線】

投稿日:2019年5月15日 更新日:

規模の経済
生産量の増大に伴い、原材料や労働力に必要なコストが減少する結果、収益率が向上すること

経験曲線
過去からの累積生産量が多いほど、その生産や販売などに掛かるコストが下がる現象をいう。

出典:コトバンク

国語の試験では、「規模の経済」「経験曲線」を使い分け。

「2次」は国語の読み書きだから、ふぞろいを使って練習するとごく短時間で合格レベルに。でもそれ以上学習時間を増やしても、合格率は変わらないどころか下がり始める。それが「経験曲線」⇔「規模の不経済」の違いです。

画像:戦略源

ある生産量を超えて「費用逓増(右肩上がり)」が起きるのが規模の不経済。ずっと下がり続けるのが経験曲線だ。

さて「生産管理」の②述語(結論あべこべ)は、サービス問題ばかりの楽勝パターン。経験曲線を活かし、ここは一気に読み切ります。

経験曲線×過去問:生産管理 ②述語(結論あべこべ)

テキスト代わりのABランク

H28第2問 生産方式 Aランク

レイアウト→生産方式まではセットで覚える。

生産形態に関する記述として、最も不適切なものはどれか
○ア 少品種多量生産では、加工・組立の工数を少なくする製品設計が有用である。
×イ 少品種多量生産では、工程の自動化が容易で、品種の変化に対するフレキシビリティが高い
○ウ 多品種少量生産では、進捗管理が難しく、生産統制を適切に行わないと納期遵守率が低下する。
○エ 多品種少量生産では、汎用設備の活用や多能工化が有用である。

これはイが嘘つきで、自動化できる分、フレキシビリティは×高い→〇低いのあべこべ。この手の易問で時間をムダにしないよう、基本の暗記を最初にしっかりと。

H30第2問 レイアウト Bランク

多品種少量生産(→基本は受注生産)と少品種多量生産(→見込生産)の違いはマスト。

加工方法が多様で、需要が安定していない寿命の短い製品の多品種少量生産に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〇ア 加工品の流れが一定ではないので、機能別レイアウトを導入した。
×イ 需要の動向にあわせて頻繁に生産計画を変更することが必要なので、MRP を導入した。
×ウ 需要変動に対応するためには、生産量の変動で対応するより完成品在庫で対応することが効果的である。
×エ スループットタイムを短くし、コストダウンを図るために専用ラインを導入することが効果的である。

正解は〇ア一択ですが、イウエをよく見ると言い分が何かヘンです。ウは×効果的→〇非効率。述語部分があべこべ。イは×MRP→〇SCM、エは×専用ライン→〇汎用ラインに。

H28第12問 調達計画 Aランク

外注管理、内外製は簡単だけど、「経営」「財務」「運営」をまたぐ重要知識。

内外作区分に関連する記述として、最も不適切なものはどれか
×ア一過性の需要に対応するためには、生産設備を増強して、内作で対応することが好ましい。
○イ自社が特殊な技術を持っており、その優位性を維持するためには、該当する部品を継続的に内作することが好ましい。
○ウ特許技術のような特に優れた技術を他社が持っている場合には、外作することが好ましい。
○エ秘密性や重要性が低い部品で、自社において稼働率が低く、コストが引き合わないときには外作することが好ましい。

×ア一択で、言ってることがあべこべ。

H30第31問 調達計画 Bランク

適正(平均)在庫=サイクル在庫+安全在庫。

小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 安全在庫を算出するときに用いる安全係数は、あらかじめ決められた一定の値であり、意図的に決める値ではない。
×イ 欠品を少なくする方法は、フェイス数の増加や安全在庫の引き下げである。
○ウ サイクル在庫は、発注1 回当たりの発注量を多くし発注頻度を引き下げると増加する。
×エ 定量発注方式を採用しているときに過剰在庫を抑制する方法は、納品リードタイムをできるだけ長くすることである。
×オ 適正な在庫量を表す理論在庫は、平均在庫と安全在庫の合計で算出する。

当問は×イエが簡単で、イは×引き下げ→〇引き上げ、エは×長く→〇短くのあべこべ。〇ウオの2択が大事で、サイクル在庫の定義を覚えます。

アは×あらかじめ決められた→〇欠品許容率で決められた、ですが、そんな細かな暗記は不要です。

最後の2択がCランク

H28第21問 管理方式 Cランク

ちょっと気を利かせたトンチ問題。暗記で解かない応用力が、「Ⅲ」のスコア差に。

2段階の直列工程で毎日 80 個の単一製品を製造する生産ラインを考える。製品1個当たりの前工程での処理時間は4分、後工程での処理時間は5分であり、処理時間のバラツキは両工程ともに十分に小さい。また、前工程から後工程への中間製品の運搬ロットサイズは 10 個としている。80 個の製品の総生産時間を短縮するための方策に関する記述として、最も不適切なものはどれか
〇ア 作業改善によって後工程での処理時間を短縮する。
〇イ 前工程と後工程での担当作業を見直し、生産ラインの編成効率を高める。
〇ウ 前工程と後工程の間の運搬ロットサイズを小さくする。
×エ 前工程の入口と後工程の出口とを「かんばん」で結ぶ。

当問のアイはテキスト知識で〇になり、ウエの2択で悩ませます。ここは字面で考えず、まず自分で考えてから過去問集の解説を。そうして正解セオリーを増やしておくと、「Ⅲ」を解くのに役立ちます。

H27第11問 調達計画 Cランク

同じく知識を直接聞かず、ワンクッション置かれると正答率が下がる。

1個当たりの在庫保管費(円/個)、1回当たりの発注費(円/回)、安全余裕および総需要量が経済的発注量に及ぼす影響に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 安全余裕が増加すると経済的発注量は減少する
×イ 在庫保管費(円/個)が増加すると経済的発注量は増加する
×ウ 総需要量が減少すると経済的発注量は増加する
〇エ 発注費(円/回)が減少すると経済的発注量は減少する。

理解と知識の応用を問う良問です。暗記量が膨大な「1次」では、この手の理解が間に合わない方が多いので、「2次」でスコア差をつけるチャンスに。

捨てるか拾うかDEランク

H27第20問 IE動作研究 Dランク ※意地悪クイズ

わざわざ図入りの誤答×アを選ばせる、意地悪クイズ。

「動作経済の原則」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 下図の斜線部分は、の動きを伴わずに両手を同時に動かしやすい領域を示している。
〇イ 手の動作の時間・努力・疲労の程度を表す動作等級は、指・手首・前腕・上腕・肩の観点から5つに分かれている。
×ウ 照明に関する指摘は、「動作経済の原則」には含まれていない
×エ 両手を同方向に同時に動かす動作は、「動作経済の原則」にかなっている

動作経済の原則は、部品組み立てなどの軽作業、つまり中小製造業に役立つ知識ですが、もちろんそんな暗記は要りません。詳細はリンク参照とし、ウエは結論あべこべ、アは×目→〇胴や腰に直すと正解です。

今日のまとめ

2年目上級生の皆さんは、今のうちに初学者との差をつけてくだちゃい!

つい先日、都内某所でこんな合格自慢を見かけてびっくり。違うよ。標準で150h、最短で50hあれば合格実力と知られた2次は、経験曲線「だけで」勝てるほど甘くはないよ。ほい。

「2次」対策で①国語⇔②知識のどちらかに偏重し、数年がかりで240点前後をうろうろする裏にはこんな盲点が。それなら国語ノウハウ×知識=語彙力をバランス良く鍛えて260点。どうもそっちがお得の様です。

ふん。次の記事はもう想定できたぜ。

はい、「○○の経済」シリーズの最終回は、特に2年目上級生のあなたに、とっておきの盲点です。

ボタンを押して今日もイタダキ↓。
試験の進化は待ったなしです。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

-D運営

Copyright© 200%抜け駆けスタイル 診断士試験 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.