C経営

【過去問先生】問題リード文に学ぶ組織行動論

「事例Ⅰ」のよくあるA社

あれ、今日は「行動論」だよ。「構造論」ではないよ。いやいや、学問としての知識は別でも、知識を使う相手は「事例Ⅰ」A社で一緒。

ではA社で何が起きたか?
・事業は安定、または急成長しているがA社長の視点では物足りない。
・吸収合併で成長。組織文化の融合には誰を動かすと良いかな。
・最近は大卒・院卒の人材も入社。会社の成長と改革を加速したい。

そんな悩みを手助けするのが診断士。そして初学スト生でも、「2次」過去問を1~2年分解いてみると、

  • 組織構造論:組織は戦略に従うんだよ。
  • 組織行動論:組織を変革するには、学習する文化だといいよ。

ははーん、組織構造論/行動論はこんなものかと大づかみ。そしていつもの様に、「このリード文はどの領域の知識かな?」と頭を働かせて朝の脳トレ。

当記事の使い方(例)
・通しで読むより、まず見出しだけを拾い読み。
・次に用語の定義、最後にリード文の順に、3分以内で読んでみる。
・見出しと定義だけ読み、問題リード文の内容が浮かべば記憶完了。
・問題リード文の教えを体得すると、ほぼそのまま「2次」で使える。

§2組織行動論

1⃣Aモチベーション 内容理論

人は何(WHAT)によって動機づけられるのかについての理論である。

H27第17問

職務再設計とは、職務を通じた動機づけを目的とした管理方法の総称であるが、その方法のひとつである職務拡大に関する記述として、最も適切なものを選べ。
1⃣Bモチベーション 過程理論

人はどのように(HOWやWHY)動機づけられるのかについての理論である。

該当なし

1⃣Cモチベーション 内発的動機付け

過程理論では説明できないような、明白な報酬のない、あるいは業績と報酬が明確な対応関係にないような達成行動について説明するものである。人は目に見える報酬が与えられない仕事にも意欲的に取り組むことがあり、このような場合、報酬に相当するような感覚を自分自身の内部から引き出している。

H25第16問

C社の研究開発部門で働く研究員は、公式に仕事として与えられた研究開発テーマ以外にも、自らの興味や関心に基づき、非公式に新しい研究開発テーマを探索していた。もちろん、公式な仕事として与えられたわけではないので、新しい研究開発テーマを探索する場所や設備などの作業環境は良好なものではなかったし、昼休みや就業後の時間が費やされていた。 このことをインフォーマルに伝え聞いた経営者は、研究員による自発的活動をより活発なものにするために、新たな研究開発テーマの探索に必要な作業環境を改善するとともに、就業時間外に行った活動にも金銭的報酬を支払う制度を導入することにした。 ところが、新制度を導入した後には、研究員は昼休みや就業後の時間に、新しい研究開発テーマを探索することがめっきり少なくなってしまった。研究員にアンケートを取ってみると、作業環境の改善によって満足度が上がったわけでもなさそうであった。

H26第16問

モチベーション理論の多くは、満足や不満足を知覚する内容やそのプロセスを個人の特性としてとらえようとしてきた。これに対して、モチベーションに影響する要因には、職務として与えられた仕事それ自体の特性があることが知られている。仕事を構成する中核的職務特性に関する記述として、最も適切なものはどれか。

H28第15問

わが国の自動車産業におけるリーン生産方式への関心の高まりとともに、チームごとにタスクを振り分け、多能工化した作業員が自律的に職務を行うチーム型作業組織が注目されてきた。官僚制的統制とは異なる組織原理を持ったチーム型作業組織に期待される効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。

H25第16問はまさに「よくあるA社」。その内発的動機付けを詳しく問うのがH26第18問、職務特性モデル。H28第15問は一見何を聞いているかわからず難しいけど、内発的動機の知識で誤答選択肢を落とせる問題。

2⃣3⃣集団・リーダーシップ

リーダーシップについては、いわば百人百様の考え方があり、様々な定義が試みられてきた。ここでは、まずバーナードによる・・(中略)、今日に至るまでのリーダーシップ論の変遷について概観する。

H24第13問

小集団におけるコミュニケーションネットワークとして、以下の3つの型を仮定する。 これらのネットワークの型は、小集団における合意された意思決定への到達速度、伝達の正確さ、リーダーが出現する可能性、メンバーの満足度などに与える効果に差異がある。

H27第14問

バーナードの理論において、組織の権威の根拠を従業員に求めたとき、上意下達のリーダーシップが維持されると考えられる理由として、最も適切なものはどれか。

1⃣モチベーション理論が個人の行動を説明するのに対し、組織の行動を説明する2⃣3⃣集団・リーダーシップは、いよいよ「組織論」らしくなる。H24第13問は今年出ておかしくないので、よく読む。

H27第14問は、バーナードのリーダーシップ(行動論)と掛け、組織の3要素(構造論)を答えさせる、やや意地悪問題。この手の曖昧な所を突き、出題側⇔受験側が鎬を削り互いを高めるのが、当試験の良い所。

4⃣組織文化・学習・変革

組織が環境変化に適応し、成長を遂げるためには戦略的な組織変革が必要になる。戦略的組織変革とは、組織の戦略、構造、文化、プロセスなどを抜本的に変革することであるが、その鍵は組織文化の意図的な変革、すなわち学習する組織への変革を総合的に行うことにある。環境変化に対する長期適応を図るためには、既存の枠を超えた組織学習が必要となる。ここでは、組織文化、組織学習、そして戦略的な組織変革について順に見ていく。

H24第19問

「ある耐久消費財メーカーの経営者は、需要の変動に対応するために、それまでバッチ生産システムを採っていたアセンブリー工場に、新たにセル生産システムを導入しようと考えた。経営者ならびに工場長は、この工場の日常業務に影響を与えないよう配慮し、コンサルタントを秘密裏に導入して従業員の行動を分析させるとともに、工場とは離れた本社で変革案を作成した。 最終的に変革案がまとまった段階で、従業員全員を一堂に集め、会社のおかれた状況を説明し、明日からセル生産システムに移行すること、その移行の手続きについてほぼ一日かけて説明した。従業員は疲れていたようだが、ただ黙っていただけで特に反論もなかった。 その後、新しい職務訓練を経て、セル生産システムへの移行を実施したが、生産性は著しく低下してしまった。」

H27第20問

組織は、ときに環境変化に対して抵抗することがある。

H26第21問

変化する環境に効果的に適応していくためには、組織を戦略的に変革することが必要となることがある。一般に戦略的に組織変革を進めていくプロセスを、①組織変革の必要性を認識すること、組織変革案の創造、②組織変革の実施・定着という3段階に分けて考えることができる。

H24第19問は「よくあるA社」。その原因を一言で断定したのがH27第20問。戦略的組織変革の手順を具体的に示すのがH26第21問。

今日のまとめ

外人顔を眺め、とにかく暗記すりゃ良くね?

「1次」組織行動論の過去問をただ解くと、そうなりがち。でも問題リード文に注目すると、当り前にこう気づく。

①内容 ②過程 ③内発的動機付けのうち、当試験では③が最重要

そして、「なんだ、スピテキの冒頭リード文にも大事なことが書いてある」。そこに気づくと、5月学習は周囲から頭一つ抜けてスピードアップ。

わかりやすさがマスト、具体的ならベスト
ワンクリックで国語力UPの実感を↓

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

-C経営

Copyright© 200%抜け駆けスタイル 診断士試験 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.