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「2次」対策が8月開始で間に合う国語力(戦略論):⑤長文の因果ズレ

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ハイスコア、ハイスペック組は、なぜあの長文因果CDランクをピタリと当てる?
最後の2択にまず絞り、次に国語のセンスで「なんとなくおかしい」方にバツを付ける。
画像:Nomark-Log

ところがイマドキ、「国語センス」なんて読み手に伝わらない語彙を使うと、採点者に睨まれて一発退場に。

直観力(←後で考えればそう)⇔直感力(←なんとなくそう)の違いだねっ。

では自分の国語力は「2次」にも通用するか。⑤長文の因果ズレパターンを、難問Dランクを含めてどうぞ。

「2次」対策が8月開始で間に合う国語力(戦略論):⑤長文の因果ズレ

競争戦略
ポーター教授の苦虫を噛み潰した顔がさらに苦く。経済構造のハード→ソフト化、つまりアイデア勝負の時代では、ケイパビリティの成長戦略が優勢に。
H28第6問 ポーター競争優位の戦略 Cランク ※(良問)長文ひっかけ

競争→成長戦略シフトと思われた「Ⅰ」は、H30に突如「差別化集中」を出す先祖返りを起こしてサプライズ。ここは慌てず、過去問使ってインプット。

企業が競争優位を獲得するための競争戦略のひとつであるコスト・リーダーシップ戦略に関する記述として、最も適切なものはどれか。
【長文の因果ズレ】
×イ ①コスト・リーダーシップ戦略は、❷市場成長率が安定してきて、製品ライフサイクルの成熟期以降に採用する戦略として適しており、③企業が脱成熟をしていくうえで有益な戦略となる。
×ア コスト・リーダーシップ戦略では、継続的に自社製品を購入する顧客を確保するために、ブランド・ロイヤルティを高めることが課題となり、企業の提供する付加価値が明確になっている。
×ウ コスト・リーダーシップ戦略は、多角化した企業において、シナジーの創出によるコスト削減を目指していく戦略であるので、事業間の関連性が高い企業の方が、優位性を得やすくなる。
〇エ コスト・リーダーシップ戦略を行う企業が、浸透価格政策をとると、自社の経験効果によるコスト低下のスピードは、競合他社よりもはやくなる。
×オ コスト・リーダーシップ戦略を行っている企業は、特定モデルの専用工場を建設し、生産性の高い設備を導入しており、新しい市場ニーズへも迅速に対応できる

当問はイエの2択で悩みます。注目のイは×成熟期→○成長~成熟期ですが、試験中にこんなウソは見抜けません。○エを一択できなければ、エイヤの鉛筆コロコロで。

アは×コスト・リーダーシップ→○差別化、ウは×コスト・リーダーシップ戦略(規模の経済)→○範囲の経済、オは×迅速に対応できる→○そうとは限らない。

H28第5問 ポーター 多数乱戦業界 Bランク ※ミラモン

ポーターの多数乱戦~儲かりそうにない形容詞キーワード集。

多数の競争相手が互いにしのぎを削る熾烈な競争を繰り広げている業界での、効果的な戦略対応に関する記述として、最も不適切なものはどれか
〇ア これまでの内部留保を活用して、同業他社との合併を進めることで市場シェアを拡大し、規模の経済や経験効果を高めて、コスト優位性を生み出して収益の拡大を図る。
〇イ 差別化が難しい汎用品による乱戦状況を改善するべく、加工の水準をあげて顧客の信頼を得たり、顧客に利便性の高いサービスを付け加えたりして、自社製品の付加価値を高めて、根強いロイヤルティをもつ顧客層の拡大を図る。
×ウ 多種多様な顧客ニーズに対応するべくあらゆる製品を提供して、大量生産によるコスト優位による競争優位を確立する。
〇エ 多数の企業が乱立する原因である多様な市場ニーズに対応するべく、製品の設計を見直して生産コストを大幅に切り下げて、標準品が買い得であることを理解してもらい、規模の経済を基に競争優位をつくり出す。

当問はポーターの「多数乱戦」知識で解くより、ウを一読して「オヤ?」と気づくか。×あらゆる製品を提供したら、生産コストが上がるじゃないか! よって易問Bランク。

多数乱戦の原因は17個もあるそうで、こんなの暗記したら負け。まさかの「2次」出題に備え、ふんわり眺めます。

画像:DIAMOND online
H29第7問 ポジショニングvs.ケイパビリティ Bランク ※ミラモン

位置取りが先か、経営資源が先か。順序が違うだけの同じコト、つまりニワトリ卵の議論をクソ真面目に。だから競争論は面白い。

企業の競争戦略と持続的な競争優位に関する記述として、最も不適切なものはどれか
競争回避、競争優位の戦略
(差別化戦略 スピテキP.23)
〇ウ 顧客からの強い支持を受ける製品差別化は、競合他社との間の競争に勝ち抜く手段である以上に、他社との競争を可能な限り回避できる自社市場構築の手段となる。
(集中戦略 スピテキP.27)
〇エ 差別化した製品と標準的な製品の機能的な差が小さくなるほど、差別化した製品を選好する顧客の割合は低下するが、標準的な製品よりも高い価格を設定し、差別化した製品で高い収益性を確保しようとする場合、できるだけ多くの顧客を対象とすると戦略上の矛盾を生み出す。
(移動障壁 スピテキP.25)
〇オ スイッチング・コストの発生する状況では、買い手側は、現在使用する製品やサービスと他の代替的な製品・サービスと価格や機能が同じであったとしても、別のものとして見なす。
VRIO分析(模倣困難性、経路依存性、スピテキP.43)
〇イ 経路依存性のある経営資源は、模倣を遅らせることで市場における競争者の脅威から先発者を保護する。
先発優位性(スピテキP.33)+VRIO(P.43)+5フォース(P.21)
×ア 競争戦略の実行に不可欠な独自の経営資源を持ち、製品市場における規模の経済を実現できれば、代替製品の脅威は事業の収益性に影響を与えず競争優位の源泉となる。

当問は、ポジショニング(ポーター)⇔ケイパビリティ(バーニー、VRIO分析)をまたぐ意欲的な出題ですが、忙しい「1次」でそんな深読みする時間はムダなので、選択肢を並べ替えてINPUTに使います。

〇ウエオはポーター、〇イはVRIO分析のテキスト知識通り。注目の×アは、先発優位+VRIOで一見無敵に思えますが、5フォースでそもそも製品自体が代替されたらドボンです。

画像:インプロ部

成長戦略
ドメイン、VRIO、多角化、PPMに加えてシナジー。「2次」出題で優勢となったバーニー教授は、「長文ひっかけ」なんか俺には要らないぜ。さらにドヤ顔です。
H27第10問 リストラクチャリング Dランク ※捨て問

不景気で事業を再構築するとき、最初に考えるのは人件費(固定費)の削減。

リストラクチャリング(事業構造の再構築)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア リストラクチャリングの一環として事業売却を行う場合は、対象となる事業の従業員に時間をかけて納得してもらい、ボトムアップで売却ステップを検討していくことが課題となる。
〇イ リストラクチャリングの一環として事業を子会社として独立させる場合は、各子会社に大幅に権限を委譲し、意思決定の迅速化を図ることが課題となる。
×ウ リストラクチャリングを円滑に進めるうえでは、既存の取引先との取引量を増やすことを目的に、リベートや割引販売などの販売促進策を積極的に行うことが課題となる。
×エ リストラクチャリングを円滑に進めるうえでは、業務プロセスを抜本的に見直すことによって業務を再設計し、業務の効率化を図ることが課題となる。
×オ リストラクチャリングを円滑に進めるうえでは、従業員のモチベーションを上げていくために、ストックオプションを導入していくことが課題となる。

正解は〇イですが、×エを選ぶのが自然でしょう。出題者の言い分は×業務の効率化→〇より痛みを伴う構造改革ですが、正解イは選びにくく、まぁ捨て問でOK。アは×ボトムアップ→〇そんなゆっくりやってちゃ周回遅れ。×ウオは何となく違う、程度で流します。

イノベーション
イノベや技術経営って、新作問題がやたら出てきて手に負えないね? いえ、100年前にシュンペーターが提唱したイノベーションの凄さを知るのはここからです(→巻末)。
H28第4問(2) 産学連携 Bランク

TACスピテキでは外部連携(成長戦略)で扱う「産学連携」は、「2次」対策ではイノベーションに含めて考える。

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
現代の企業にとって、外部組織との連携の活用は、事業の競争力を構築するための主要な経営課題となっている。ヘンリー・チェスブロウは「企業内部と外部のアイデアを有機的に結合させ、価値を創造すること」をオープン・イノベーションと定義した。技術や市場の変化の激しい経営環境では、経営資源の制約のある中小企業にとっても、新商品開発でのオープン・イノベーションの必要性は小さくない。
①オープン・イノベーションにはメリットとデメリットがあり、オープン・イノベーションによる競争力の構築にあたっては、経営者の戦略的な判断が問われる。自動車産業での密接な企業間関係に見られるように、日本企業も企業外部の経営資源の活用に取り組んできた。近年では、②大学や公的研究所などの研究組織との共同開発に積極的な取り組みをする企業も増えている。
(設問1)
文中の下線部①の「オープン・イノベーションにはメリット」があることに関する記述として、最も不適切なものはどれか
〇ア オープン・イノベーションは、企業外部の経営資源の探索プロセスにおいて、内部での商品開発に対する競争圧力が強くなり、組織の活性化につながる。
〇イ オープン・イノベーションは、企業内部の優れた人材に限らず、企業外部の優秀な人材と共同で新商品開発を進めればよく、内部での開発コストの低減が期待できる。
×ウ オープン・イノベーションは、研究開発から事業化・収益化までのすべてのプロセスを企業内部で行う手法の延長上に位置付けられるが、企業内部の経営資源の見直しに左右されずに進捗する。
〇エ オープン・イノベーションは、一般的により高い専門性をもつ企業との連携などによって新商品開発プロセスのスピード打ち合わせアップにつながる。

〇アイエが正解らしいのはわかり、×ウの「左右されずに」がおかしいのもわかる。簡単すぎるサービス問題では、長いリード文に注目し、正しい知識を増やします。

(設問2)
文中の下線部②にあるように、大学と共同で開発した成果を活用して、新たに起業する場合の問題に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
〇ア 大学教員をパートナーに起業した場合には、営利取得の可能性があるために、当該教員が企業家活動から個人的利益を追求する利益相反を生み出すことがある。
〇イ 大学教員をパートナーに起業した場合には、大学の知的資源や労力を流用する際に、営利目的のために大学院生や学部学生を利用し、学部教育や大学院教育を弱体化させることがある。
〇ウ 大学教員をパートナーに起業した場合には、大学の発明に対して排他的な権利を保有したいと要望し、知識の流通を限定して潜在的に価値のある商業技術の普及を遅らせることがある。
×エ 大学教員をパートナーに起業した場合には、利益相反の問題は大学やその事務職員の株式保有にかかわりなく、当該教員が研究を行う企業の株式を保有しているかどうかによって生じる。

事前対策は不要で、文脈で読み解く一般知識クイズ。当てる当てないより知識教育を主眼にした出題は、問題リード文がやたら長くなる特徴があります。

画像:関西大学
H30第10問 技術経営 Dランク

技術経営をくだらなくすると、「技術者を社長にしよう」。すると相談相手の診断士の出番が増える?

製品開発期間の短縮を図るために、製品開発のプロセスに注目して、いくつかの手法を体系的に組み合わせることが行われている。そのような手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア オーバーラップの開発手法では、開発プロセスの上流タスクの完了前に下流タスクを先行してスタートさせるので、事前に両タスクの内容を綿密に設計することが必要である。
×イ オーバーラップの開発手法では、開発プロセスの上流タスクと下流タスクの相互信頼が強い場合に効果的であり、コミュニケーション頻度や相互の調整を著しく減少させることによって開発期間が短縮される。
〇ウ 開発前半に速いスピードで解決できる問題を集中させて、開発後半で発生しやすく、時間や費用のかかる設計変更などの反復回数を減らすことは、開発期間の短縮に効果的である。
×エ コンピューター支援エンジニアリング(CAE)が開発手法の根本的な変革として自動車開発で導入が進んでいるのは、コンピューター上でシミュレーションしながら製品の完成度を評価できるので、実物試作が不要になるからである。
×オ フロントローディングでは、開発初期段階で開発に必要な経営資源の投入量が増加するので、開発後期での設計変更は不要になる

MBAが文系経営者とするなら、MOT(技術経営)は理系の経営者。簡単に言うとそうなりますが、すると「企業経営理論」のフロントランナーである診断士の出番も増えるってもの。ついでに「運営」「情報」の知識もバリバリ出てきます。「事例Ⅲ」がここ3年本気を出して難化したのが、遅すぎた位。

では誤答選択肢に×を付けます。アは×事前に→〇同時並行で、イは×著しく減少→〇それはやり過ぎ、エは×根本的な変革→〇それもやり過ぎ、オは×不要になる→〇言い切っちゃダメ。理系なデジタル思考で割り切れない、ふんわり国語力が診断士の持ち味です。

画像: bizhint
H30第20問 イノベーション Dランク ※クソ問

官も民も我先にとオープン・イノベ。でも「オリジナル」はどうも意味不明・・。

イノベーションを起こすために必要な専門知識が社会に分散し、オープンイノベーションや企業間システムの重要性が高まるとともに、オープンイノベーションの解釈も広く多義的になってきている。
チェスブローが提唱したオリジナルのオープンイノベーションや企業間システムに関する記述として、最も適切なものはどれか。
〇ア オープンイノベーションは、基盤技術の開発などのコラボレーションというよりも、事業化レベルのコラボレーションを促進するという特徴がある。
×イ オープンイノベーションを促進するためには、ネットワーク外部性がある製品を開発している企業同士が共通の規格を採用する必要がある。
×ウ オープンイノベーションを通じて、自社内で技術開発投資を行う必要がなくなるため、コストやリスクを負担することなく、新製品を開発できるメリットがある。
×エ 自社内の非効率な業務のアウトソースを通じて、オープンイノベーションを低コストで行うことができるようになる。
×オ 製品アーキテクチャーがモジュラー化するほど垂直統合が進むため、企業間の水平的連携システムを通じたオープンイノベーションが重要になる。

オープン・イノベの語源(オリジナル)を辿ると、上の漏斗のような図になるらしい。当問で×を付けられるのはオの×進む→〇不要になる、位。イウエもオープン・イノベの説明にはなるので、4択で鉛筆コロコロします。捨て問。

画像:nomad journal
H30第9問 イノベーション Dランク ※意地悪クイズ

長文を読ませ、「実はここがウソだよーん」。本試験でこんな問題に悩む時間はありません。

技術のイノベーションは発生してから、いくつかの特徴的な変化のパターンをとりながら進化していく。イノベーションの進化に見られる特徴に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
×ア 技術システムが均衡状態にあることが、技術開発への努力を導く不可欠な力になるので、技術間の依存関係や補完関係に注意することは重要である。
〇イ 技術進歩のパターンが経時的にS字型の曲線をたどることがあるのは、時間の経過とともに基礎となる知識が蓄積され、資源投入の方向性が収斂するからである。
〇ウ 優れた技術が事業の成功に結びつかない理由として、ある技術システムとそれを使用する社会との相互依存関係が、その後の技術発展の方向を制約するという経路依存性を挙げることができる。
〇エ 製品の要素部品の進歩や使い手のレベルアップが、予測された技術の限界を克服したり、新規技術による製品の登場を遅らせることもある。
〇オ 連続的なイノベーションが成功するのは、漸進的に積み上げられた技術進化の累積的効果が、技術の進歩や普及を促進するからである。

当問はアが×均衡状態→〇不均衡状態。長文で慌てさせ先を急ぎたい心理を逆手に、選択肢アにトラップとは、見事な腕前です。これは先方が上手なので、正解知識としてふうんと読みます。

H30第8問 イノベーション Bランク

バウンダリー・スパンニング? そんな小難しくしなくても、コワーキングスペースや社食ぐらいで良くね?

社内スペース開放でイノベーション:REWORK
企業変革は、経営者にとって重要な戦略的課題である。企業におけるイノベーションと変革に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 企業内起業家制度は、組織内で自律した位置づけと経営資源を与えられるベンチャー・チームを活用することがあり、イノベーションを生み出す企業家精神、哲学、組織構造を内部に発展させようとする試みである。
×イ 企業の戦略的な優位を達成するために、製品・サービス、戦略と組織構造、組織文化、技術の変革に取り組む必要があるが、これらの個々の変革は他と切り離して実行でき、各々の変革の結果は相互に独立的である。
×ウ 製品イノベーションを戦略的に達成するには、水平的連携が必要となるが、水平的連携は、新製品にかかわる各々の部門が外部環境における関連する領域と卓越した連携を持つことである。
×エ 製品イノベーションを戦略的に達成するには、バウンダリー・スパンニングが必要となるが、バウンダリー・スパンニングは、技術、マーケティング、生産の各担当者が、互いにアイデアや情報を共有することである。
×オ リエンジニアリングは、事業プロセスの急激な設計変更に対応し、プロセスよりも職務を重視した部門の専門化の取り組みであり、組織文化、組織構造、情報技術に対して逐次的変化を引き起こすため、従業員が不安や怒りで反応する場合がある。
H27第7問 アーキテクチャ Cランク

モジュール化の流れは部品メーカー(=中小企業)に追い風。

製品アーキテクチャがモジュール化するにつれて、技術戦略は変わってくる。そのような変化がもたらす部品メーカーの状況や、部品メーカーの変化への対応に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〇ア 製品サブシステムのインターフェースが標準化されるにつれて、部品メーカーは一定のデザインルールのもとで、独自に技術開発を進めることが可能になる。
×イ 製品統合が容易になり、組立メーカーの製品が標準化されるにつれて、その収益が低下するので、部品メーカーも収益が悪化する
×ウ 製品のサブシステム間の関係が簡素になるので、部品メーカーは部品生産技術をめぐって、組立メーカーとの技術交流を緊密化することが重要になる。
×エ 標準化された部品の生産プロセスにおける技術改良の余地がなくなり、価格競争が激化するので、部品メーカーの収益は悪化する。
×オ 部品メーカーにとっては、自社固有の独自技術を梃子にして新規なモジュール部品を開発する必要性がなくなるので、これまで取引がなかった組立メーカーにも販路を広げることが重要になる。

細かい話は別として、診断士受験の世界では、モジュール化の進展→部品メーカー(中小企業側)に追い風。そのイメージがあれば、×イエはすぐ落とせます。

ウオでムキになる必要はありませんが、ウは×部品生産技術をめぐって→〇部品の利用可能性をめぐって、オは×必要性がなくなる→〇可能性が高まる。そんな感じに直すと正解知識が増えそう。

画像:日経XTECH
H27第6問 デファクトスタンダード Bランク

デファクト・スタンダードの反対が、デジュール・スタンダード。

デファクト・スタンダードに関する記述として、最も不適切なものはどれか
×ア 自社規格がデファクト・スタンダードとなるためには、競合企業に対して規格をオープンにし、協定を締結することが必要となる。
〇イ 自社規格がデファクト・スタンダードとなるためには、公的な標準化機関の認定を必要としない。
〇ウ デファクト・スタンダードとなる規格が登場することによって、多くの企業が同一規格の製品を販売し、機能面での差別化競争や安さを売りにした低価格競争が激化することがある。
〇エ デファクト・スタンダードとなる規格の登場は、市場の導入期から成長期への移行を加速させる。

アの×協定締結が必要→〇不要は、誰でもわかる。〇ウエは仰る通り。〇イの標準化機関が認定する規格は、デジュール・スタンダードと呼ぶそうです。

画像:CHEWY
H30第13問 海外戦略 Bランク

真っ赤な嘘の誤答選択肢も、丁寧にバツをマルに直せば「2次」で使える知識に。

わが国の企業が東南アジアの新興国に進出する場合に考慮すべき戦略的な課題に関する記述として、最も適切なものはどれか。
【正解】
〇ウ 電子製品や自動車などでは現地生産の進展にともなって系列を超えた域内取引が拡大しているので、日系サプライヤーにとっては現地での開発力や柔軟な生産対応力の強化が重要になる。
【長文の因果ズレパターン】①≠③。
×ア ①海外戦略の一環としてリバースイノベーションを展開するには、❷現地のニーズに適合的な製品の開発能力が鍵になるので、③研究開発機能の本国への統合が必要である。
×イ ①現地市場のボリュームゾーンで、❷売上を伸ばしている模倣部品を組み込んだ現地企業の廉価品に対抗するためには、③自社の高性能部品を組み込んだ高価格な高機能製品を現地生産しなければならない。
×エ 東南アジアへの進出では海外直接投資による資産の所有が市場の成長への対応を鈍くするので、現地生産による内部化を避けてライセンシングによる生産委託を選択しなければならない
×オ 輸出代替型の東南アジア進出では、現地子会社で売れ筋の量産品の生産能力を高めることができれば、顧客密着を狙ったマスカスタマイゼーションを実現できる。

エは×しなければならない→○する方法がある、オは×量産品→○特注品に直すと正解知識に。アイ【長文の因果ズレ】は、どうみても①≠③なのに、❷をまぜて正解っぽいフリをするパターンです。

今日のまとめ~⑤長文の因果ズレ

「1次」知識とは、知れば知るほど、また使えば使うほど面白くって、ついでに「2次」の武器になる。

例えばシュンペーターのイノベーションの5類型。
5フォースと並べるとコピッた様にそっくりで、これなら暗記の苦労も要りません。

まさかポーターの5フォースって、イノベーションの5類型(1912年)のパクリじゃなくね?

いえ、世の中事実を突き詰めると、言い分は 結局 おそろいに。だからパクリじゃないけど、「少しは参考にしたカモ?」 そうクスリとすると、知識を増やす楽しみがどんどん増えます。

ボタンを押して今日もイタダキ↓。
試験の進化は待ったなしです。

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