用語入れ替え(目的語)(パターン③)【戦略論】

2年目「保険受験」レベルで過去問を使えば、知識+国語の両立で今年の260点確実合格へ? そんな虫のいい仮説があっていいのか・・。6月まで続くこの「誤答パターン」シリーズでは、いちいち解かずに、目を通すだけでスコアが上がる? まさかの意欲的な工夫が盛り沢山なのです。

出題側のボヤきが聞こえたら。

今の出題側の願いとは、「2次」より「1次」をしっかり勉強してきて欲しい。 それは例えば、こんな使い分けだったり。

用語入れ替え(目的語)
ある技術に基づく製品が市場で勝ち抜くことを阻む「死の谷」と呼ばれる断絶
×死の谷→〇ダーウィンの海

「ダーウィンの海」が「事例Ⅰ」「Ⅲ」の加点ワードになったことは多分ない。でも近年の知識重視の「2次」では、「1次」過去問で得たものは、きっとどこかで役立つ筈です。

パターン③ 用語入れ替え(目的語)【戦略論】

必ず当てるABランク

H29第1問 ドメイン Bランク

ドメインとはつまり、お城と領地。

多角化した企業のドメインと事業ポートフォリオの決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 多角化した企業の経営者にとって、事業ドメインの決定は、企業の基本的性格を決めてアイデンティティを確立するという問題である。
×イ 多角化した企業の経営者にとって、事業ドメインの決定は、現在の活動領域や製品分野との関連性を示し、将来の企業のあるべき姿や方向性を明示した展開領域を示す。
×ウ 多角化した事業間の関連性を考える経営者にとって、企業ドメインの決定は、多角化の広がりの程度と個別事業の競争力とを決める問題である。
×エ 多角化した事業間の関連性を考える経営者にとって、事業ドメインの決定は、全社戦略の策定と企業アイデンティティ確立のための指針として、外部の多様な利害関係者との間のさまざまな相互作用を規定する。
〇オ 多角化を一層進めようとする経営者は、事業間の関連性パターンが集約型の場合、範囲の経済を重視した資源の有効利用を考える。

ドメイン出題での企業⇔事業の入れ替えは、ド定番の入れ替えひっかけ。これで1マークイタダキです。

H30第1問 多角化 Bランク

多角化は製品=市場マトリックス(アンゾフの成長ベクトル)の重要戦略。「2次」で使う知識はなるべく深く。

企業の多角化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〇ア 外的な成長誘引は、企業を新たな事業へと参入させる外部環境の条件であるが、主要な既存事業の市場の需要低下という脅威は、新規事業への参入の誘引となりうる。
×イ 企業の多角化による効果には、特定の事業の組み合わせで発生する相補効果と、各製品市場分野での需要変動や資源制約に対応し、費用の低下に結びつく相乗効果がある。
×ウ 企業の本業や既存事業の市場が成熟・衰退期に入って何らかの新規事業を進める場合、非関連型の多角化は、本業や既存事業の技術が新規事業に適合すると判断した場合に行われる。
×エ 事業拡大への誘引と障害は、企業の多角化の形態や将来の収益性の基盤にまで影響するが、非関連型の多角化では、既存事業の市場シェアが新規事業の市場シェアに大きく影響する。
×オ 内的な成長誘引は、企業を多角化へと向かわせる企業内部の条件であり、既存事業の資源を最大限転用して相乗効果を期待したいという非関連型多角化に対する希求から生じることが多い。

当問は、×イが相乗⇔相補効果の入れ替え、ウエオは×非関連多角化→〇関連多角化に直せばOK。これで5つの知識(セオリー)をイタダキで、そのまま「2次」で使えます

最後の2択がCランク

H26第9問 研究開発 Cランク

デビルリバーにデスバレー。紛らわしい用語は図解で一発。

画像:Mr. Creative Edge
研究開発に関する記述として、最も不適切なものはどれか
×ア 基礎研究から生み出された技術が成功するためには、その技術に基づく製品が市場で勝ち抜くことを阻む「死の谷」と呼ばれる断絶を克服しなければならない。
〇イ 自社の技術だけで最終製品が生まれることはまれであり、関連する技術領域を幅広く動員する技術の統合能力が製品開発には必要である。
〇ウ 市場ニーズをくみ上げて技術開発を進めるには、研究開発要員が日常的に市場との対話の機会を持ったり、営業部門や生産部門との連携を保つことが重要である。
〇エ 新規な技術が生まれにくくなるにつれて、顧客の感性に訴えるデザインや利便性あるいは顧客の課題解決提案などの新たな視点による製品開発の例も生まれている。
〇オ 模倣は、研究開発投資のコストや時間を節約できるばかりでなく、先発企業の市場開拓に追随すればよいので、マーケティング・コストの負担も軽減できる可能性が高い。

当問はド定番の用語入れ替えひっかけで、アは×死の谷→〇ダーウィンの海です。H30第12問ほかの類題があるのでしっかり暗記を。

ところが暗記を怠り、当問をウンウン唸った挙句にもうやーめた? それでは「2次」で使う知識もすっぽり抜け落ちます。

鉛筆コロコロDEランク

H29第9問 ベンチャー Dランク

投資事業有限責任組合? 逆に、こんなトコまで覚えません。

画像:悠和会計事務所
成長をめざす中小企業にとって外部資金の獲得は欠かせない。中小企業への資金提供に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
〇ア 中小企業へ投資する投資事業有限責任組合では、業務執行を伴わない組合員は、その出資額を限度として組合の債務を弁済する責任を負う。
×イ 中小企業へ投資する投資事業有限責任組合では、組合の業務を執行する者は有限責任組合員である。
〇ウ ベンチャーキャピタルは、株式を公開していない経営課題を抱える中小企業に対して、新株と引き換えに事業成長のための資金を潤沢に提供することを通じて中小企業の企業価値を高める。
〇エ ベンチャーキャピタルは、役員派遣や経営のモニタリングをすることによって、有望な中小企業に投資した資金を、新規株式公開や M&A を通じて回収する可能性を高める。
〇オ ベンチャーキャピタルは、有望な中小企業に対して、本体や他のベンチャーキャピタルが運用するファンドを通じた投資と本体の自己資金を原資とした投資のスタイルで、中小企業の企業価値を高める。

当問は当てさせないための「D」ランクで、投資事業有限責任組合なんて細かすぎ、「法務」で出しても当たりません。イを×有限→〇無限で正解ですが、リンク先参照とし、解説もしません。

では当問をどう使うか。もちろん〇ウエオをふうんと眺め、VCについての理解を増やします。

今日のまとめ~③用語入れ替え(目的語)

目的語パターンのメリットは、紛らわしい・間違えやすい重要用語の正しい定義が身に付く、すなわち語彙力がUPすることです。

ズルいよ、昨年はそんなコト書いてなかったし。

仕方ないじゃん。受験技術は日進月歩で進化するものだから。ついでに「1次」過去問とは、5,000人に共通の最新「2次」テキストだった。ここは先に気づいた者が勝ちです。

ボタンを押して今日もイタダキ↓。
試験の進化は待ったなしです。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村