【経営】スピテキ斜め読み#2 成長・競争戦略

C経営
「経営」は3人の師に学ぶ。

これ、知ってる人には当り前。本日の#2講義(成長戦略・競争戦略)担当はポーター先生。ここは「経営」の中で最重要。「経営」は「1次」の中で最重要。よって、

診断士「1次」対策の中で最重要。

そうか、これはいいコト聞いたぞ。では今日のミシュランに興味深々。

スピテキ斜め読み~重要度ミシュラン

スピテキ各論点は、重要度S~Cを頭に振って、内容を読み進む。

S論点:
「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。
A論点:
「2次」で直接問われることは少ないが、確実に知識を覚えておく論点。単語カードや語呂合わせなど、暗記テクニックも併用。
B論点:
いわゆる日経新聞レベルの基礎知識。知識を覚えるというより、他の論点とのつながりや知識の使われ方を学ぶ。
C論点:
他論点とつながらず独立したおまけ知識。日経新聞レベルの社会常識として知っておく。

 

このS~C分類は診断士講座に限らず、多くの資格講座、スクールで使われます。つまり、

  • 出題範囲が広範なため、
  • テキスト全てを覚えようとせず、
  • 試験に出る、大事な所から押さえる、優先順位付けです。

まずは大きな分類別に。

論点 評価 一言で
第1編 経営戦略
#2 2成長戦略 製品=市場マトリックス ★★☆
多角化戦略 ★☆☆
PPM ★★★
3競争戦略 ポーターの競争戦略論の概要 ★★☆
業界構造の分析 ★★☆
競争回避の戦略 ★★★
競争優位の戦略 ★★★

次いで、具体的な項目別に。

第2章 成長戦略
❶製品=市場マトリクス
1経営戦略の4つの展開
1市場浸透戦略 A
2新市場開拓戦略 A
3新製品開発戦略 A
4多角化戦略 A
❷多角化戦略
1多角化戦略を展開する5つの理由
1組織スラックの活用 A
2新しい事業分野の認識 B
3主力事業の需要の停滞 B
4リスクの分散 B
5シナジーの追求 S
❸PPM
1PPMの前提
1SBU(戦略事業単位) A
2製品ライフサイクル
(1)製品ライフサイクルとは A
(2)各段階の内容 A
(3)PPMとの関係 A
3キャッシュフローと経験曲線
(1)キャッシュフロー A
(2)経験曲線効果 A
(3)PPMとの関係 A
2PPMの理論 ★重要1
1PPMの概要 S
2各カテゴリーの内容
(1)問題児 Problem Child S
(2)花形 Star S
(3)金のなる木 Cash Cow S
(4)負け犬 Dog S
3 PPM上のSBUの動きと理想のPPM
(1)資金の流れ A
(2)望ましい移動の方向 A
(3)理想のPPM A
第3章 競争戦略
❶ポーターの競争戦略論の概要
❷業界構造の分析
1ポーターの5フォースモデル ★重要2
1既存業者間の敵対関係 S
2新規参入企業の脅威 S
3代替品の脅威 S
4売り手の交渉力 S
5買い手の交渉力 S
❸競争回避の戦略
1参入障壁 ★重要3a
1規模の経済性 ☆経済性3兄弟 S
2製品差別化 S
3巨額の投資 B
4流通チャネル B
5独占的な製品技術 S
6経験曲線 S
7政府の政策 B
2戦略グループと移動障壁
1戦略グループ A
2移動障壁 A
❹競争優位の戦略
1 3つの基本戦略 ★重要3b
1差別化戦略 S
2コストリーダーシップ戦略(低コスト戦略) S
3集中戦略 S
2価値連鎖(バリューチェーン)
1価値連鎖(バリューチェーン) A
2価値システム A
3競争地位別戦略
表P.51 競争地位別戦略 1周辺需要拡大政策 A
2同質化政策 A
3非価格対応 A
4最適シェアの維持 A
4速度の経済性・先発優位性と後発優位性 ★重要3c
1速度の経済性 ☆経済性3兄弟 S
2先発の優位性と後発の優位性 S
(1)先発の優位性 A
(2)後発の優位性 A

 

S論点 頻出+理解=2次論点

多角化戦略の5理由①
5シナジーの追求
→第2章成長戦略は、企業経営の原理原則を学ぶ超重要論点。だがその中である程度覚えれば自然に使える→A、意識的に使いこなす→S論点。中小企業に必ずしも多角化は必要ないが、多角化すると起きるイイコト=範囲の経済性(経済性3兄弟)の理屈を説明。

PPMの4分類 ★重要1
(1)問題児 Problem Child
(2)花形 Star
(3)金のなる木 Cash Cow
(4)負け犬 Dog
→テキスト上ではPPMの前提から説明されるが、結論=PPMの4カテゴリーを先に知っておくと理解が早い。なおS論点は、用語暗記より問題集を先に解き、知識の使い方(ケース形式)とセットで覚える。

5フォースモデル ★重要2
1既存業者間の敵対関係
2新規参入企業の脅威
3代替品の脅威
4売り手の交渉力
5買い手の交渉力
→ここから第3章「競争戦略」の知識。つまり経営方針の一つ下=事業方針。その基本がポーターの5フォースモデル。テキストから引用。

競争状態は業界内の要因だけでなく、業界外の要因によっても影響を受けることがわかる。これらのの5つの競争要因の分析によって、自社の置かれている競争環境、つまり業界内の企業がどれくらいの収益を確保できるのかが明らかにされる。

参入障壁① ★重要3a
1規模の経済性 ☆経済性3兄弟
2製品差別化
5独占的な製品技術
6経験曲線
→「範囲の経済性」が「ついでに作る」なら、「規模の経済性」は沢山作る。牧場が絞りたて牛乳とコーヒー牛乳を並べれば「範囲」。工場で大量生産始めると「規模」。その理屈が「経験曲線」。そば・うどん・ラーメンを一杯ずつ作るより、そばを3杯作れば効率的。最後に、製品技術の差別化で更に儲ける。

ポーター・競争の3つの戦略 ★重要3b
1差別化戦略
2コストリーダーシップ戦略
3集中戦略
→差別化がベスト。難しければ次善の手としてコスト競争(規模の経済)。どちらも難しければ集中戦略。P.51の競争地域別戦略とセットで理解。

速度の経済性と先発・後発の優位性 ★重要3c
1速度の経済性 ☆経済性3兄弟
(1)先発の優位性
→世の中こぞって「スピード勝負」。診断士「2次」なら「スピード勝負」でイイコトだらけ。先発優位性を知っているから、口を揃えて「急げ、急げ」。

速度の経済性と診断士「2次」の関係
事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ
スピード経営 新規市場を
素早くつかむ
短納期対応 処理できる問題数
が増える

 

A論点~頻出+暗記

製品=市場マトリクス(アンゾフの成長ベクトル)
1市場浸透戦略
2新市場開拓戦略
3新製品開発戦略
4多角化戦略
→なんとなく知識は知ってるが、A論点はSより過去問が少なく、普通にやっては理解が足りない。だからカード学習等できっちり暗記。

多角化戦略の5理由②
1組織スラックの活用
→企業のどこかにある「ムダ」や「遊び」。中小企業に多角化は必須でない。だが「ムダな経営資源はどこかに使う」と覚えると後で便利。

PPMの前提
1SBU(戦略事業単位)
(1)製品ライフサイクルとは
(2)各段階の内容
(3)PPMとの関係
→次節「PPM」で使う、市場占有率・成長率・収益性(資金の流出入)などの前提知識を学ぶ。後で戻ってくるので、初見時はスルーでOK。

キャッシュフローと経験曲線
(1)キャッシュフロー
(2)経験曲線効果
(3)PPMとの関係
→財布の中に1万円がある。飲み会でカネが減るのが資金流出(Cash out)、バイトしてカネが増えると資金流入(Cash in)。別に難しい話でなく、新商品発売にはコストが掛かり、売れたら儲かる理屈の説明。

PPM上のSBUの動きと理想のPPM
(1)資金の流れ
(2)望ましい移動の方向
(3)理想のPPM
→PPMは1970年代に提案された手法でキャッシュフロー重視。日本でCF経営が流行したのは、もう10年以上昔。政策的な量的金融緩和=インフレ+低金利の時代では、今一つしっくりこなくてOK。

❶ポーターの競争戦略論の概要
→競争戦略の知識を丸暗記すると本一冊。だが診断士「1次」はマーク試験。完璧に暗記せずとも、ポーター先生はあの時あんなこと言ってたなと、なんとなく選択肢を選ぶと当たる。だから図にして大枠把握。

戦略グループと移動障壁
1戦略グループ
2移動障壁
→5フォースの一つ「既存業者間の敵対関係」が起きる理由。一般に産業界では、不毛な価格競争。

価値連鎖
1価値連鎖(バリューチェーン)
2価値システム
→3つの競争戦略に加え、競争優位のもう一つの側面が価値連鎖。ここも試験に出しにくい。

超重要【4】競争地位別戦略
1周辺需要拡大政策
2同質化政策
3非価格対応
4最適シェアの維持
→下4つはリーダー戦略の説明。知識としては超重要だが、皆が当り前にやってることばかり。だから理解Sでなく暗記A論点。

(2)後発の優位性
→物事には必ず二面性(一長一短)。だが先発の優位性>後発の優位性なので☆一つ下のA論点。

B論点~理解論点

多角化戦略の5理由③
2新しい事業分野の認識
3主力事業の需要の停滞
4リスクの分散
→5理由の下位3つ。主に大企業の戦略であり、中小企業が取る戦略になりにくい。なお、診断士試験において、

多角化戦略を展開する5つの理由を挙げよ

という問題は出ない。だからヘンに暗記しない。

参入障壁②
3巨額の投資
4流通チャネル
7政府の政策
→7つの参入障壁のうち、この3つは原則出ない。例えば企業診断実務で、

政府の許認可制度による参入制限を利し、収益を得る

というアドバイスはセオリー外。

C論点~おまけ論点

該当なし

今日のまとめ

ドラッカーに、ポーター、コトラー。書店のビジネス本コーナーの常連著者の面構えはこんな顔。そして見知った知識を、手慣れた講師の話術で次から次へと体系化。

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