【独学有利】産業財産権から先に覚える

2019年3月19日

先入観を捨てると、
暗記がラクラク。

「法務」はメンド臭いな。
まず「会社法」から暗記しないと。

ほぅ、なぜ「会社法から」 暗記するんだい?

テキストがその順だし、
TACが大事と言ってるし。

違うよ。それは教える側の都合による先入観。今は産業財産権の暗記が先で、会社法を後回し。

へぇ、ホント? そうする理由は簡単で、①産業財産権は覚えた分だけテストが当たる。逆に②「会社法」は折角覚えた所がテストに出ない。これが「法務」を苦手にする理由です。

では苦手にしないため、「産業財産権から」先に暗記でいいのか? 定量データを使って検証します。

【独学優遇】産業財産権を先に覚える理由とメリット

データ1⃣ 会社法の暗記は、機関⇔設立・再編で2分割。

このとき機関(意味記憶)より、設立・再編(手続き記憶)の方が暗記しやすい。

解説
テキスト・過去問を開くと、最初にこう気づきます。

会社法の前半「機関」は覚えにくいが、後半「設立・再編」はスラスラ覚えやすい。

これはストーリー状になっている暗記は、「手続記憶」で覚えやすいためです。

加えて最近の出題マーク数は「機関」が減り、「設立・再編」が増加。そこで会社法を2つに分け、覚えにくい「機関」の暗記は後回し。そんなズルができるのが、独学のメリットです。

データ2⃣ 暗記するならテストに出る順

「法務」の暗記は、会社法⇔産業財産権どちらを先にやっても良い。それならテストに良く出る産業財産権を先に。

H26~30「法務」出題領域別マーク数+A~Eランク
解説

この表は、直近5年の過去問118マークを、TACスピテキ+過去問A~Eランクを用いて分析したもの。

得点期待値:正答率A=0.9、B=0.7として求めた期待スコア
正答率:同じく、出題領域あたりの正答率
頁数:その出題領域のスピテキ頁数
レシオ:スピテキ1ページあたりの期待スコア

実際に自分で計算できますが、スピテキ1頁あたりで取れるスコアは、前半「会社法」より後半「産業財産権」の方が高い。そしてスピテキが頁を割く「会社法(機関)」は、かつて良く出題されたが、最近の出題マーク数は激減。H30に至っては0マークです。

そこで会社法(機関)の暗記で四苦八苦する周囲を尻目に、先に産業財産権の暗記をスラスラと。

データ3⃣ 出題領域ポートフォリオ

暗記順を選ぶならポートフォリオで。会社法を一まとめだと左図、機関⇔設立・再編に分けると右図に。

解説

この図は、データ2⃣で求めた出題マーク数×正答率×期待スコアでポートフォリオにしたものです。

②会社法(機関):正答率は高いが出題マーク数、期待スコアは低い
②会社法(設立・再編):正答率はやや低いが、近年出題マーク数と期待スコアが上昇。

TACの言い分を鵜呑み
→「会社法は1つの論点」と思い込むと、ポートフォリオは左図に。会社法の暗記がやっぱり大事!

暗記スタイルの違い(意味⇔手続き)に注目
→機関⇔設立・再編に分割するとあら不思議。会社法はちっとも大事に思えません。

そこで会社法の暗記は機関でムキになるより、ストーリー状の手続き記憶で設立・再編をスラスラと。

今日のまとめ

そんなのズルいよ、イカサマだ。独学者が有利すぎ、会社法から「真面目に」覚えるスクール生が不利すぎじゃね?

うんにゃ、違うよ。出ても1マークな「会社法(機関)」を未だに大事と教えるTACも悪いけど、過去問解かず疑問も持たず。ひたすら受け身で講義に出ている方がもっと悪い。

なお、当サイトが味見した「法務」参考書の中では、スピテキが最強。過去問知識を全収録し、辞書替わりに使える便利さは他の追随を許さない・・。きっとねっ。

そして今年の「法務」は易化確実で、会社法(機関)は1~2マーク出るでしょう。だから勝手に捨てちゃダメ。でもECRSの「R」。覚える順番を変えるだけなら、出題側も大歓迎なのです。

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試験の進化は待ったなしです。

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