【法務】スピテキ斜め読み#7 独占禁止法他

E法務

不当競争防止法、独占禁止法、景品表示法の3つに関し、その立法の趣旨と規制対象の異同を述べつつ、今後の経済環境の中で期待される役割について、思う所を述べよ(300字)。

画像:appllio

診断士「法務」でそんな出題はない。また4択マークで2択に絞ればそこそこ当たるから、必要以上にガツガツ暗記せず、ふんわりイメージで解けるのが良い所。だが、

不正競争防止法と独禁法って、どこが違うの?

ふとそんな疑問を持つことから、理解を深めるゲームが始まる。例えば、不正競争防止法の「誤認惹起」と、景表法の「優良誤認」はほぼ同義とスピテキP.247に書いてある。そこで重複や似ているものは、タテヨコ表を描いて覚えます。

不正競争防止法⇔独占禁止法⇔景表法

不正競争防止法 独占禁止法 景品表示法
1934年(旧法) 1947年 1962年
真似しちゃダメ 邪魔しちゃダメ 嘘・やりすぎはダメ
経産省 公正取引委員会 内閣府・消費者庁
不正競争の防止
国際約束
取引制限
不公正な取引の規制
過大景品、
不当表示の規制
商品等表示他、
計9類型
カルテル、不当廉売
企業結合規制
過大景品、
不当表示
民事)差止、損害賠償等 排除措置
課徴金納付
措置命令
課徴金納付
刑事)刑事罰あり 刑事罰あり
(取引制限のみ)
周知表示混同惹起
著名表示冒用
商品形態模倣
☆誤認惹起
差別対価
不当廉売
優良誤認
有利誤認

へぇ、論点をまたいだ「まとめ表」を作る手もあるのか。

はい、でも診断士「法務」がこんな細かい出題をする訳がなく、あくまで興味の範囲で。では不正競争防止法⇔独禁法をごっちゃにしない自信がついたら、斜め読みスタートです。

スピテキ論点S~Cランク表

こちらのPDFを参照ください(無料)

 

Sランク

Sランクとは、理解を問われる最重要論点。
「法務」で同じ問題は出ないので、捻りに備えて応用自在に。

§6その他経営法務に関する知識
1⃣独占禁止法
①目的
②概要
「経済」で学んだ通り、独占や競争の制限は厚生損失を招く。そのため世界各国それぞれ独占禁止法を定める。日本では戦後すぐの1947年に制定。

④不当な取引制限
1カルテル
カルテルや談合をすれば、競争が回避され確かに価格が高止まり。だから法で規制し、課徴金。

⑤不公正な取引方法
3不当廉売
4再販売価格の拘束
競争相手を排除するような過剰な安売り、はたまた価格を吊り上げるような拘束も禁止。

⑥企業結合規制
合併による巨大化でグローバルに挑む企業と、国内競争の維持を狙う公正取引委員会の綱引きはTVドラマにして良いほど有名。「経済」で既習のHHI指数をここで使う。

3⃣消費者保護法制
②景品表示法
1目的
3不当表示
3番手の景表法は、消費者保護が目的。もともと独禁法の一部が1962年に独立したものだが、2009年に公正取引委員会から内閣府消費者庁に移管。するとなんとなくお互い気まずい雰囲気・・?

不当表示の類型「優良誤認」「有利誤認」は、不当競争防止法と紛らわしいので、タテヨコ表を使って覚えたい。

Aランク

Aランクとは、忘れては解けない重要論点。
理解までせずとも、まず最初に確実暗記。

1⃣独占禁止法
③私的独占
独禁法の中では、あまり見かけず目立たない論点。

⑤不公正な取引方法
1共同の取引拒絶
2差別対価
5優越的地位の濫用
不当廉売、再販売価格の拘束に比べると出番が少なく、かつ一般常識で解けるので、一つ下がったAランク。

⑦適用除外
おまけ程度

3⃣消費者保護法制
①消費者基本法
消費者庁の新設が示す通り、消費者保護が政策の流れ。

②景品表示法
2過大な景品類の提供
(1)規制
(2)公正競争協定・規約
4措置命令
景品の最高額と総額の数字を暗記するかは少し悩む。最近の出題傾向を考えれば、①余裕があれば ②7月最直前にやる、程度でOKか。

Bランク

Bランクとは、出題頻度が下がる派生論点。
なぜ出題されるか、S・Aランクとの関連性も考慮。

2⃣製造物責任法
①目的
②立証責任
③内容
1製造物
2製造業者
3拡大損害
製造物責任法は、もはや一般常識化したのでBランク。

3⃣消費者保護法制
③消費者契約法
1消費者契約法の制定
2適用範囲
3契約取消の内容
4消費者契約の条項の無効
どう見ても一般常識。

④特定商取引法
最近の出題傾向から、クーリングオフ期間の暗記を問う様な出題は考えづらい。気になる方だけ暗記。

4⃣国際取引
①紛争の解決に関する基礎知識
1紛争解決の方法
2裁判
(1)裁判所の管轄権
(2)国際裁判管轄の合意
3準拠法
(1)国際私法
(2)当事者自治の原則
4仲裁
5調停
この論点は、真面目にやればそこそこのボリューム。スピテキ知識程度でさらりと流す。

②国際契約に関する基礎知識
1国際売買の現実
(1)国際取引のルール
(2)インコタームズ
(3)ウィーン売買条約
(4)英文契約用語
英文契約問題は、年による難易度がバラつき、一概に対策しにくい。スピテキの英単語、また過去問を解く程度。2マーク10点と思うと恐ろしいが、対策しても効果は薄い。

Cランク

該当なし

今日のまとめ

「経営法務」は時間をかけ、確実な暗記やケース問題を解きこなし、自分なりの「まとめ」をすれば、向かう所敵なしに。

でもね。7科目もある「1次」で、「法務」にそこまで注力する時間も必要もありません。だって当試験の基本は「テストに出る所から得意化」。「法務」知識は「2次」で直接問われません。必要以上に深入りし、時間ロスをしなように気を付けて。

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