I事例Ⅱ

【備え+構え(Ⅱ)】助言問題でも与件のコピペ

代表理事への助言内容を
100字以内で述べよ。

助言問題では、何か知識や知恵を書かないと。ところが開示80点の与件コピペ答案1枚が、そんな思い込みをこんな常識にチェンジします。

「Ⅱ」では知識をそのまま書くんじゃないよ。
知識で選んだ与件の言い回しをそのままコピペだよ。

そして、「2次」で本番直前数日に実力が急に伸びる説明が、「制約理論」でした。つまり、80点答案を前日までにカンニングし、「どんな答案を書く」かの悩み=制約を解消させる。すると後は知識で方向付けして探した根拠を答案にコピペすれば60点を超す。それが「ダナドコ事例」です。

そこで自分の知識に抜かりはないか。簡単ドリルでチェックして、本番に備えます。

【備え+構え(Ⅱ)】助言問題でも与件をコピペ

簡単ドリル1⃣ 「マーケ」過去問解いたフリ法

ドリル:「マーケ」過去問は易問だらけ。正解知識に納得して余裕があれば、嘘つき3択にツッコミ入れて、4つの知識を一挙にイタダキ。

Q:この正解選択肢は、何の論点?

「経営」H28第29問(1)
×ア 売上高、利益やGRP(グロス・レイティング・ポイント)などのマーケティング変数は、間隔尺度に含まれる。
○イ 顧客の意見や市場のニーズを抽出するために、コールセンターやWebサイトなどに寄せられるユーザーの意見を用いてデータマイニングを行うことは、一般的に有効である。
×ウ 質問票の作成に際し、例えば「新しい清涼飲料水には、あと味がすっきりしていることや健康促進効果があることが望ましい」という詳細な選択項目を用意することが必要である。
×エ 調査対象とする課題が明確になったら、製造業の場合、担当者は自社に適した最新のデータを獲得するために一次データ(プライマリーデータ)の収集から始めるのが一般的である。
正解&解説

A: 正解は、「マーケティング・リサーチ」。これは簡単でした。でも万が一コールセンターの事例が出て、マーケ施策を聞かれると「顧客の意見をデータマイニング」の方向で根拠を探せる。これが知識の効果です。

H28第29問(1) マーケティング・リサーチ Bランク
 次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
 顧客が求める価値を提供し、継続的な関係を築くために、多くの企業は①マーケティング・リサーチを行い、得られたデータから顧客についての深い洞察を得ている。その手法は多様化している。例えば、②顧客の生活に入り込むなどして観察を行ったり、マーケティング刺激に対する眼球の動きや脳内の血流を測定したりするなど、文化人類学や脳科学の手法も積極的に取り入れている。
(設問1)
 文中の下線部①の「マーケティング・リサーチ」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

簡単ドリル2⃣「事例演習」→レイヤー紐付け法

ドリル:事例演習を復習する時、使う知識をレイヤーレベルに抽象化する。

Q:この模範解答が使っている知識はどのレイヤー?

H24事例Ⅱ第3問(2) TAC模範解答
洪水被害を受けた商店街復興を自社課題と捉えX市地域と問題解決に取組むために、X市内向け製品の売上の一定額を商店街のイベント事業や新規出店支援事業に寄付すること。
正解&解説

A:正解は、⑲社会貢献のマーケティング(ソーシャルマーケ) と㉙商店街の活性化。企業戦略レイヤー+4Pのひとつ「チャネル」のミックスです。
「事例Ⅱ」作問者の商店街好きは昔からですが、H29のしょぼい「寝具チェーン店の婦人服 」 とはケタ違いのスケール感。「ダナドコ」一辺倒ではないので、気を付けて。

設問文
B 社が取り組んだコーズリレーテッド・マーケティングについて、次の設問に答えよ。 (設問1) B 社が行ったコーズリレーテッド・マーケティングの概要を 80 字以内で整理せよ。
参考:TBC抽象化ブロックシート No. リスト

【備え+構え】総まとめ

知識を磨いたおまけに、チャンスを一つ。

H24~26の様に知識や数字を問われると、与件コピペは通用しない。

「診断士は国語の試験!」「DNDK!」 国語テクニックばかり一巡して差がつかなくなると、出題側は知識で差がつく出題に変えてくる。今年はそんなシナリオにも身構えます。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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