例年より文章量が増え、まさかの簿記寄り
今年の「Ⅳ」は論点の目先をちょい変えた上、クッソ長い文章を出してきやがった。
下馬評通り、過去問の解き方を覚えた同友館系のゆとりを、見事ショボンに討ち取りました。
では当サイトで年間最大PV数を誇る「事例Ⅳ」計算問題解答速報をどうぞ。打ち上げ開催時間の都合で第2問(設問2)のみ、明日更新します。
2023/11/12更新
4年連続NPVの正答率Eランク嫌がらせ宇宙語問題(R2第2問、R3~5第3問)のエクセル解説を追加しました。
エクセルを使えば確かにこうなるのはわかるが、電卓80分で解ける訳がない。そう腹が据わると、Ⅳ過去問の解き方が変わります。
- 第1問 経営分析
- (設問1)
良い 売上高総利益率 26.39%
悪い 有形固定資産回転率 5.30回
自己資本比率 15.82%
(設問2)
別途作成。与件の根拠とリンクしていれば尚可
- 第2問 CVP分析+予想税引後キャッシュフロー
(設問1) 78.75百万円
※計算過程はエクセル参照
(設問2) 後日作成
- 第3問 連結会計 (負の)のれん計算
- (設問1)
資産・負債の時価とE社株式を相殺して生じた負ののれん100百万円を、一括利益計上する。(40字)
(設問2)
負ののれんが生じる場合、一般に①簿外債務 ②訴訟リスクの存在が考えられ、そのリスクを評価したうえで買収の是非を決定する。(59字)
- 第4問 セグメント利益(ROI)
- (設問1) (戸建)4.31% (全社)2.55% ※易問
(設問2) 4.26% ※支払利息は営業外なので考慮しない。
全体を通じ、一見難しいが、落ち着いて考えると計算自体はごく単純な。
経営分析とサービス系の易問計算を確実に当てれば60点に。一方、知識でずばり当たってしまう「負ののれん」は、配点を減らすか、没問を予想します。
そう、出来た出来ないの手応えと、開示スコアがかなり食い違うのが、毎年「事例Ⅳ」のお約束に。ここであまりクヨクヨしたりぬか喜びをせず、「事例Ⅰ~Ⅲ」答案の再現性をしっかり確認するのが吉です。
※スクール解答発表後、適宜追加・修正いたします。
※質問はお問い合わせ欄でお受けしますが、先にエクセル解答をご参照ください。