H事例Ⅰ

HAKS流 2次ノート「Ⅰ」~設問分析(後)

投稿日:2019年4月22日 更新日:

よく「こんなこまごまと書いて、大丈夫なのか?」と聞かれることがあるのですが、正直全く問題ないですね。巷の教科書に比べてたかだか「3~4ページ」の内容を覚えるだけ、しかも何かを一生懸命暗記するというよりは「解くうえでの注意事項集」みたいなものですから、これだけ気にかけて解答すれば及第点となるだけ。ただそれだけ、だけどそれを守るのが難しい・・・。

では続いての内容ですね。

HAKS流 2次ノート「Ⅰ」~設問分析(後)

前提知識~ハードとソフト

ここの話はMMCの教科書の解答レイヤーの話をベースに軸になる1次知識を「ハード・ソフト」に分類したものだ。

ハード(組織構造)と効果
ハード (効果)
組織構造
事業部制組織、機能別組織、PJチーム
専門化の原則、コア資源の集中、縦割りの弊害の除外
組織階層
フラット化、スリム化
縦方向のコミュニケーション=意思決定伝達の迅速化
コミュニケーション
定期的な会議、交流会、配置転換
・横方向のコミュニケーション、特に離れた事業所がある場合には有効
・失敗体験、成功体験の共有にも有効
権限委譲
意思決定の権限委譲
意思決定の迅速化、従業員のモラール向上
ソフト(組織行動)~状況に合わせてやらなくてはいけない政策

採用、配置、能力開発、評価、報酬、モラール向上、権限委譲、定着率向上

組織がダメになってしまう「人の気持ち」

出動要件具体策は下記一覧、属性分けでは下記の通り。(与件本文に下記の様な記載がないかを探る。解答上に「埋没コスト」とかは書かない。あくまで経営学的に組織の課題を探るためのツールとして使う。)

埋没コスト
既得権益
成功体験
有能性の罠
ルーティンワーク
低次学習
失敗の責任
過去の栄光に捕らわれる私仕事にやりがいを感じられず、突発的な事に対応できない私責任と権限の一致が図れず、不満を持っている私
ハード・ソフトの当てはめ方
ここでいうハードとは、組織設計を主に指す。ソフトとは人事施策になり、そのそれぞれに必ず「効果」を定型的、典型的にいくつか覚えておくことで、解答の引き出しをいくつも用意しておく。

イメージは「ごはん」を想像してほしい。ハードは「皿」で、ソフトは「ごはんやおかず」だ。“瀬戸物の茶碗に白米”を入れれば「主食」となる効果になるように、“事業部制組織で成果報酬型の人事制度”であれば、「迅速な意思決定と利益責任が強く、成果に連動するので、独立的だが利己的な運営になりがちである」と答えられる(最も、与件本文の他の記載にも注目するが)。

この時に設問を分析して、何らかの「組織(=ハード)・人事(=ソフト)」の話をしているのならば、「事例Ⅰ(組織・人事)」のタイトルに従って、その両面の切り口で解答を組み立てれば、「間違えとは言えない」上に、抜け・漏れなくロジカルな解答に近づく。

2⃣設問分析

(4)“間(あいだ)”問題戦略は徹底して「ハード・ソフト」

①オペ系か経営系かで悩んでクヨクヨするくらいなら、潔く「ハード・ソフト」の両視点から解答を組立てたほうがリスク分散可能になる
ここでいう「間(あいだ)」とは最初の問題と最終の問題以外の問題の事です。皆さんも「間問題」を解く時に「経営(戦略)系の設問か、オペレーション系の設問か?」で判断に悩むことはないだろうか?

H29の問題の様に「戦略的メリット」と堂々と書いてくれていれば悩まないが、ここは非常に悩ましい。

そんな時にはHAKSは「ハード・ソフトの2面で解答する」というシンプルな作戦を推奨する。

②間問題で戦略が聞かれることなんて「ありえない」
基本は「間問題」が経営戦略系問題である確率は低いと思う。もしそうである場合はH29の様に「戦略的メリット」などの「戦略問題」として聞いて来るはず。なぜなら事例Ⅰは「組織・人事」の問題であり、終始「戦略系」の問題が出るとすれば、それは出題の大元の趣旨から外れているから、出題者側は「この問題はイレギュラーです」と先に宣言せざるを得ないと、受験生の解答品質のコントロールに苦慮するからだ。

③マーケティングっぽい解答を求められることはあり得る
ちょっと、なぜノートのまとめでこの記述が「間問題」対応になっているかは定かではないが、、、基本「戦略系問題」であると考えていい。昨年の問題での第1問は「最大の要因」を書くのになんとなく「マーケっぽいけどどうしよう・・・」と書くだけ書いて悩んだ人はいないだろうか?実はこれを紐解くうえで、この原則をしっているかいないかで解答品質が変わる。

経営戦略を立案するにあたっては、エーベルの3次元枠組み(顧客層、機能、技術)でドメインが決まるため、与件文もそれに基づいた記述スタイルをとる。すると「誰に、何を、どのように」といった形で記載される傾向にある。外部環境・内部環境の分析ではこの点を説明する事は「題意から外れている」とは言えないため、ここは戦略としてしっかりと書いていくべき。

とは言え、事例Ⅰを意識して「差別化」「高付加価値化」→「優位性」で結ぶと戦略っぽくなる。

④「成功要因系」「事業変遷」「業界内において」系問題は 外部(戦略)+内部
省略

⑤留意点=対策として捉える
これは設問で「留意点を答えよ」とあるが、この時は「対策を答える」問題として捉える。

過去ラインの有効活用
「過去の話か?」「今の話か?」「将来の話か?」の3つの時間にしっかりと切り分ける。そうでないと解答にまったく違う時代の話を書いて「0点」リスクを背負うので、各自、自分のわかりやすいマークで「時制」を意識して解答してほしい。(この点は受験校の模範解答や採点基準も準じているので100%みんなが間違えてはいけないという理解でいいと思う)
【過去時制問題】
: 成功体験から得られた強みの洗い出し、失敗体験から得られた教訓の洗い出し
【現在・未来問題】
: 成功体験からのコアコンピタンスの活用・維持・強化、失敗体験からの現在・未来の対策
→これで経営課題に立ち向かっていく!
この時制をはっきりすることで全体戦略の「成功・失敗体験」が生きてくる。
課題と対応策問題
これはHAKSはいつかはこういう質問のされ方の問題が出るだろうと思って、準備していて、、とうとうH29の事例Ⅲで出てきた!この時は心の中で「ガッツポーズ」をした(笑)。課題と対応策と言うのは実は日本語として非常に難しい。

「課題」と「問題」の間には日本語として違いがあるのは皆さんご存知のとおり。
「課題」:
問題解決への取り組み=解決策を一部包含してしまう。。。。
「問題」:
現状起きている、観測可能な事実のこと
であるから、「解決策を二重で答えなくてはいけない」ナンセンスな言葉になる恐れがある。

そこで、次のように解答する。(これは昨年の事例ⅢのHAKSの解答から)

課題は①組立工程を加味した生産計画を立てる必要がある点②CNC制御装置製作企業への外注部品の発注管理の必要がある点③受注生産の余力を考慮した生産をする必要がある点。対応策は①両加工工程に組立工程を加味し一括した生産計画の立案をする事②外注企業にカムアップシステム等で納期等管理をする事。

要は多少の言葉の構造は違えど「〇〇しなくてはいけない課題に対して、××な対策をする事」と言う日本語にすれば違和感がなくなる。また、これをしっかりと「附番」して分散解答することで、リスクの少ない解答に仕上げていく癖をつける。

ここまでの①設問分析の「お約束」を守って、②解答フレームを作りあげて事前に準備することで、③次からの大枠把握=与件本文の読み方のクオリティーが変わる

それでは「大枠把握」はまた次回に~。

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