【財務】スピテキ斜め読み#2 経営分析

B財務

自分の理解を一言メモに。

へぇ、そうだったな。では今日の#2「経営分析」を一言で。

割り算は分析に便利。
掛け算はウソをつくのに便利。

最初のプロセスは割り算(÷)です。問題の割り算というのは、問題を分解・分割するという意味です。いわば問題のバラバラ化です。
出典:ITメディアエンタプライズ

へぇ、ホントに「割り算は分析に便利」? さっそく斜め読みをスタート。

斜め読み#2 経営分析

スピテキ斜め読み~重要度ミシュラン

スピテキ各論点は、重要度S~Cを頭に振って、内容を読み進む。

S論点:
S論点とは「2次」で問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚えるので、覚えた後で理解に進む。
A論点:
A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解きこなし、答え方を思い出せればそれで良し。
B論点:
B論点とは主に簿記知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないため、講師が言ったこと程度はメモしないと、本試験で太刀打ちできない。
C論点:
C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆にBS項目にあるが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問の答えだけ読んでおく。

 

このS~C分類は診断士講座に限らず、多くの資格講座、スクールで使われる手法です。つまり、

  • 出題範囲が広範なため、
  • テキスト全てを覚えるのではなく、
  • 試験に出る、大事な所から押さえる。そのために優先順位を付けるのですね。

まずは大きな分類別に。

論点S~Cランクの詳細は、ダウンロードセンターのPDFを参照ください。

論点 評価 一言で
#2 3経営分析 経営分析の基本
収益性分析 ★★★
効率性分析 ★★★
安全性分析 ★★★
生産性分析 ☆☆☆
CF計算書分析 ★★☆

S論点 頻出+理解=2次論点 ★ココが重要★

(1)総資本
→BS総資産のこと。BS全額。

(3)自己資本
→BS純資産のこと。テキストでは「新株予約権を差し引く」となっているが、細かいことは一旦後回し。

1総資本経常利益率
→あまり使わないが、決算短信だけですぐ計算でき、比較しやすい。

2総資本事業利益率(ROA) ★超重要
→経常利益の代わりに「事業利益」=営業利益+受取利息・配当金を使う。ROAとは債権者(負債の出し手)と株主(自己資本の出し手)の分け前を決める指標であり、「受取利息・配当金もオレ達によこせ」ということ。

4自己資本利益率(ROE) ★超重要
→株主(自己資本の出して)の分け前を決める指標。分子→当期純利益、分母→自己資本に変わる。事業利益―(支払利息+税金)=当期純利益。利益の分配順が、①債権者(利息)→②国(税金)→③株主(配当)だったと理屈で納得。財務レバレッジで、ROA⇔ROEの関係まで理解して一人前。

1売上高総利益率
→犯人候補その1。最初にここを見て、他社や前年と比較。

2売上高営業利益率
→犯人候補その2。販管費が多い場合はここれに切り替え。

3売上高経常利益率
→犯人候補その3。借金と利払いが多い場合はこれに切り替え。

1総資本回転率
→効率性が悪化するのは、在庫(棚卸資産)か有形固定資産のどちらかが膨らんでいるのが原因。両方とも怪しい場合だけ総資本回転率を使う。

4棚卸資産回転率/期間
→経営不振の原因は在庫過多、その原因が売上不振か作り過ぎ。最も指摘しやすい指標。

5有形固定資産回転率
→過大な投資が経営の足を引っ張る時がある。2番目に指摘しやすい指標。

1流動比率
2当座比率
→BSの基本その1。支払能力がないとカネを借りられないので、1.00を切ってはいけない。当座比率はよりシビア。

1自己資本比率 ★超重要
2負債比率
→BSの基本その2。自己資本と負債(他人資本)のバランスを見る。問題解いて体得し、理屈は後から。

1営業CFの分析
→CF計算書では、営業CFが最重要。その源泉が、税前営業利益・減価償却費・運転資本増減のいずれであるかまで、鋭く読み解く。

参考:経営分析で使う13指標

※「財務四天王」とは何かの悪い冗談でしょうが、内容は秀逸です。

【事例Ⅳ】事例別の取り組み方
  親愛なる、道場ブログの読者のみなさま、こんにちは、6代目財務四天王の一人である、おとです。 (※…
A論点~頻出+暗記

(1)売上高売上原価率
(2)売上高販管費比率
→収益性分析を費用面で見た指標。「Ⅳ」の経営分析はこちらでなく、総利益率・営業利益率を用い売上高とセットで指摘するのが常識。

3売上債権回転率/回転期間
→売掛金が膨らむと非効率。借入金で(利息を払って)、無利子で貸す形になるから。さらに不良債権化も心配。「Ⅳ」では普通選ばないが、相当怪しい時だけこれを使う。

1固定比率
2固定長期適合率
→固定資産(建物・機械・土地・・)を自己資本(と長期借入金)で賄っているかを見る指標。最近はカネ余りでいくらでも長期貸付してくれるので、重要性DOWN。

2投資CFの分析
→投資CFは基本的にマイナス。投資した成果は営業CFで返って来るから。大きすぎる=過大投資や不正に注意。

3財務CFの分析
→資金繰りの結果。営業CF+投資CFの結果次第。

4フリーCFの分析 ★超重要
→FCF=営業CF+投資CF=税引後営業利益+減価償却費±運転資本増減-投資額。体で覚えるまで何度も問題を解き倒す。

5運転資本(運転資金)について
→キャッシュサイクルの説明。実務で重要だが、診断士では問われない。

B論点~理解

①分析主体
②分析目的
③分析方法
→経営分析の定義。理解不要。

(2)経営資本
3経営資本営業利益率
2経営資本回転率
→営業利益率を他社比較する時の分母が経営資本。ROAの方が一般に使い勝手が良く、積極的に使う理由なし。

(1)事業利益
→ROAを出す時の分母。ROAの項を参照。

(2)金融費用
(3)売上高金融費用比率
1インタレストカバレッジレシオ
→金融機関や投資家が企業の利払い能力を見る指標。今は低金利なので出番は少ない。

4売上高当期純利益率
→当期純利益率を比較するならROEを使う。出番なし。

(1)買入債務回転率/回転期間
→売掛金の回収は早く、買掛金の支払いは遅くが基本。それにより利息や様々なリスクを回避できる。ただあまり極端にやると、周囲にケチと思われ嫌われる。

(1)短期安全性分析
(2)長期安全性分析
(3)資本調達構造分析
→安全性分析の理屈の説明。理解不要。

C論点~おまけ

1労働生産性
2資本生産性
→簿記でなく、「中小」で教わる論点。対策不要。

今日のまとめ

経営分析といっても、要は何かの割り算。

しかも使う指標は多くて20、S+Aに絞ればわずか13。丸暗記でも良いけれど、計算問題を使うと素早く理解できます。

収益性(7) 効率性(6) 安全性(7)
PL PL+BS BS
S 売上高総利益率
売上高営業利益率
売上高経常利益率
棚卸資産回転率
有形固定資産回転率
総資本回転率
流動/当座比率
自己資本/負債比率
A 売上高売上原価率
売上高販管費比率
売上債権回転 固定/長期適合率
B 売上高当期純利益率
売上高金融費用比率
経営資本回転率
買入債務回転率
インタレスト
カバレッジレシオ

 

なんだ、経営分析なんて理屈は簡単。そう割り切ってしまうととても簡単。では明日は#3管理会計/意思決定会計です。

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