A経済学

【斜め読みミクロ(後半)】帰納思考と演繹思考

帰納とか演繹とかウザすぎっ!
俺は試験に受かればいいんだよ。

経済学が一般に世で嫌われる、馴染まないのは、「難しいことを難しく説明するから」。忙しいビジネスパーソン、特に経営者とくれば途中経過など二の次で、結論や成果を出すのが最優先です。

そこで来年の診断士登録を目指すなら、①誰もが面倒臭がる途中経過に注目し、②難しいことほど簡単に、くだらなく説明してみます。

現状からまとめあげるなら帰納法(日本企業的)
あっと驚くイノベーションには演繹法(iPhone)

画像:AERAdot.

ふぅん、要するに今までとは逆の発想法を、「経済学」から学べばいいんだね。はい、では演繹思考をくだらなく簡単に知るために、「ミクロ」後半知識の斜め読みです。

第3⃣章 市場均衡

Sランク

3余剰分析
①消費者余剰
1需要曲線の別の解釈
1)需要曲線=消費者が支払うつもりのある額
2)需要曲線の下の面積
2消費者余剰
1)消費者余剰
2)消費者余剰の図示

診断士試験「ミクロ経済学」では、#1企業行動 #2消費者行動の各論点が深く問われ、今日の#3需要・供給曲線による市場均衡の話題はあまり問われない。市場均衡より問われるのが、

消費者余剰・・出そうと思っていた値段より安く買えた
生産者余剰・・売ろうと思っていた値段より高く売れた
なぜそんなことが起きるか?するとどうなるか?を理屈で押さえるのが今日のメイン。

3需要曲線と消費者余剰
②生産者余剰
1生産者余剰
2限界費用曲線と可変費用
1)限界費用
2)限界費用曲線の下の面積
3)完全競争市場の場合の生産者余剰

生産者余剰を考えるには、「#1企業行動の分析」の限界費用の考え方を使う。復習すると、

・企業がモノを作るとき、最初は規模の経済・収穫逓増が働く
・だがだんだん規模の不経済・収穫逓減に移り、平均費用が増加する
・企業は価格P=限界費用になるギリギリまで作りたい。
すると、収穫逓減が働いていた内の安価な製品が高く売れてメシウマ。 この手を発想を、ひとつひとつ自分なりの言葉で積上げていくのが「経済学」。

Aランク

3余剰分析
③社会的総余剰
1完全競争市場における社会的総余剰
2競争均衡と社会的総余剰

余剰分析も、消費者・生産者それぞれを理解すれば、社会的総余剰=その合計。簡単だから1つ下がってAランク。

④政府の政策と社会的総余剰
1生産に対する従量税
2生産者への補助金を伴う価格規制

余剰分析で、総合問題として実際に出題されるのはここ。だがここを理屈で真面目に追っかけだすと時間かかるので、一旦Aランクで深入りし過ぎない。興味が出た方はどうぞお好きにSランク。

4パレート効率性
①パレート効率性(最適性)
1パレート効率性の定義
2パレート効率的な状態の例
3パレート効率性と公平性
4競争均衡はパレート効率的である

複数財の前提で、全員がハッピーでムダがない状態を示す用語がパレート効率性。ここは一旦暗記でOK。

①比較生産費説
1設例
2絶対優位
3比較優位
4比較生産費説(比較優位の理論)
5貿易パターン

(古い話をすると)日本が車を作り、米国が牛肉を作って貿易。実物の政治・経済はそんな簡単なものではないが、難しい話を簡単な計算問題にして教えてくれるのも「経済学」の優れた点。

Bランク

1市場均衡
①完全競争市場と市場均衡
1完全競争市場
2市場均衡
1)市場均衡の図解
2)不均衡
②需要、供給曲線のシフトによる均衡の変化
1需要曲線のシフト
1)所得水準の変化
2)他の財の価格の変化
2供給曲線のシフト
1)技術進歩
2)生産要素価格の変化

診断士試験「ミクロ」における市場均衡は、余剰分析の前フリ知識程度で、深くは問われない。講義で教わった通りにテキスト書き込みし、しばらく放置プレーでOk。

2市場の調整仮定
①ワルラス的調整過程
②マーシャル的調整過程
1需要者価格と供給者価格
1)需要者価格と供給者価格
2)需要者価格と供給者価格の意味
2マーシャル的調整過程
3図示

ここも深く考えず、用語の暗記でOk。深く考えたい方にはちゃんとそれ向きの記事を用意済の所が、当ブログの強み。

国際貿易 1比較生産費説
③市場の不安定
6ヘクシャー=オリーン定理
7要素価格均等化命題

基本概念を、より複雑な現実に適用していくとこうなる。チラ見程度で。

6自由貿易の理論
①自由貿易均衡と自由貿易の利益
1自給自足均衡
2小国の仮定
3自由貿易均衡
4自由貿易の利益
②関税政策の効果
1輸入関税政策の効果

市場均衡の派生論点。他の論点に影響しないので、ヤル気があればやる、解らなければ先送り。

第4⃣章 不完全市場

Sランク

3独占
④協調的行動(カルテル)
1協調的行動と非協調的行動
1)非協調的行動の結果
2)協調的行動
2協調的行動のタイプ

今日の「#4不完全競争市場」では、独占・寡占の如く、プレーヤー数が少ないため自分の行動が相手の行動に影響する「価格設定者」の戦略を学ぶ。その中でも独占が大事、さらに「協調的行動」「屈折需要曲線」の2つがSランク。

不完全競争の中で、①なぜ寡占が大事か、②さらになぜ協調的行動が大事かといえば。学問の話でなく、実体経済における影響が大きいから。そしてゲーム理論を学ぶと、自分を優位に導く戦略を作成可能。つまり、

相手と手を組める時は(周囲にバレないように)手を組む。
手を組めない場合は、相手が出すカードを予想し後出しジャンケン。
当試験の競争は、「合格者は皆お友達」など呑気なこと言ってる場合ではなく、もっとドロドロ。

⑤屈折需要曲線
1屈折需要曲線の形状
2屈折需要曲線の限界収入曲線
3寡占市場における価格硬直性
屈折需要曲線は、当試験における出題頻度こそ下がっているものの、「ミクロ経済」を学ぶと必ず問われる重要論点。

寡占市場の需要曲線は、自社値上げに競合が追随しない仮定により、屈折する
この時、傾き2倍の限界収入曲線は、逆S字状の非連続に屈折する。
企業はMC=MRとすべく生産。この非連続の地点では、コスト下げても価格下げない。
こんなこと他人に言われても「?」マーク。自分の言葉で2~3度呟き、寡占状態なら売価を下げずに済んで儲かる匂い、とセンスで感じる。

Aランク

2独占市場
①独占市場

寡占と前後して独占を押さえる。理論上はこちらが先だが、独占企業を診断する機会などまずないので、試験上の重要度は一つ下のAランク。

②独占均衡
1独占企業の限界収入
1)独占企業の直面する需要曲線
2)限界収入
3)限界収入曲線
Sランク論点「屈折需要曲線」の前提知識。

完全競争と異なり、独占市場でのモノの作りすぎは、売り捌くために売価を下げる。このとき限界収入の傾き=需要関数の傾きの2倍と「暗記せよ」とのこと。

2利潤最大化
1)独占企業の利潤最大化条件
2)解釈
3)数式による確認(参考)
3独占均衡の図示
1)独占生産量、独占価格
2)独占価格>限界費用
4独占による厚生の損失
1)独占均衡での余剰
2)独占による死荷重
2利潤最大化~4厚生の損失まではまとめて理解。

独占企業が利潤最大化するのは、MC=MRとなる生産が最適。 独占でなければもっと作る所を、企業は生産を押さえる方が儲かると気づく。 企業が儲かる一方、消費者は完全競争より高い買い物となり、厚生の損失が発生。
これも他人に言われて「?」マーク。自分なりの言葉にして理解。

5独占状態を表す指標(ラーナーの独占度)

企業による価格支配力を示す指標がラーナーの独占度。価格弾力性の逆数→弾力性が小(値段が動きにくい)だと指数が大と考えれば簡単。

①寡占市場
1市場集中度
2完全競争市場、独占市場との違い
②代表的な寡占モデル
クールノーモデル
③クールノー均衡

独占の次論点「寡占」は、カルテル・屈折需要曲線を除くと一旦暗記でも良いAランク。HHI指数はたまに計算問題、クールノーモデルあたりもたまに出るので丸暗記。

Bランク

1不完全競争市場
①不完全競争市場
②産業組織論
1産業組織論の3つの観点
2市場構造
3市場(企業)行動
4市場成果
5産業組織論の考え方
6市場構造と競争モデル

不完全競争を語るための前提知識。出ない。

ベルトランモデル
シュタッケルベルクモデル

寡占モデルのうち、クールノーモデル以外は重要度の低いBランク。問われた時に気持ち悪くならない様、名前だけ丸暗記

4独占的競争
①製品差別化
1製品差別化
2製品差別化と価格支配力
②独占的競争
1独占的競争
2短期の独占的競争均衡
3長期の独占的競争均衡

製品を少しでも差別化すれば儲かるよ=ブルーオーシャンの発想。あまり悩まず過去問の答えを覚えればOK。

第5⃣章 市場の失敗

Aランク

2外部効果
①外部効果
1正の外部効果と負の外部効果
2外部効果の例

今日の#5は理屈を繰り返し別角度から深く問われるSランクはなし。よって肩の力を抜き、「現実世界の経済学あるある」としてスラスラ眺める。トップバッター「外部効果」の例は大気汚染・喫煙。お、早速「経済学あるある」と興味度UP。

②厚生損失
1外部性をもたらず財の供給
2例
1)外部不経済の例

既に見慣れたグラフの通り、外部不経済を考慮しないと(外部不経済のコストがない分)企業は余計に生産しすぎる。だから何かの是正が必要。

③外部性の是正手段
1直接規制
2ピグー税
3補助金
4排出権取引
5コースの定理
1)コースの定理(所有権の設定)
2)コースの定理の意味
6合併

そこで是正のための手段が登場。イメージとしては、何か規制・税金賦課する際の役所の言い訳、程度でOK。またピグー、コースときたら外人顔。ピグーの理屈にコースがいちゃもん、と考えればほっこり理解。

4情報の不完全性
①情報の不完全性

「経済学」の理想たる「完全競争市場」では、参加者全員等しく同じ情報を持つ前提。現実社会でそんなことはないから、情報勝者⇔敗者の違いに注目する論点。難しくなく暗記で良いのでAとしたが、ビジネス実務活用度=Sの使える知識。

②性質に関する情報の非対称性
1性質に対する情報の非対称性
2逆選択
1)逆選択
2)逆選択が生じる理由
3逆選択の解消法
1)第三者の介入
2)シグナリング
3)標準化
4)自己選択メカニズム
5)政府の規制

ここはテキスト知識をまず暗記。ついで試験ブログの現状眺め、そうかと理解。

③行動に関する情報の非対称性
1行動に関する情報の非対称性
2モラルハザード(道徳的危険)
3モラルハザードの解消法
4プリンシパルエージェント関係
1)例
2)プリンシパルエージェント関係
3)プリンシパルエージェント関係と情報の非対称性

こちらは理屈も簡単。同様に試験ブログの世界を眺めて納得。

Bランク

1市場機構の長所と市場の失敗
①市場機構の長所
1効率的な状態が実現できる
2運営費用が低い
1)計画経済(統制経済)
2)市場経済
②市場の失敗
1市場の失敗の例

自由な市場取引ばかりではうまく行かない場合があるから、政府の出番だぜとする理屈。目次程度で暗記不要。

3公共財の供給
①公共財
1公共財
1)公共財の定義
2)公共財の例
2フリーライダー問題
3公共財の供給は過少になる

ここも特に試験に出ないのでリラックス。普段身近な市町村役場も、こんな正義感を持ち戦っていると思うとより親近感。

5費用逓減産業
①費用逓減産業
1費用逓減産業
2費用逓減産業の問題
②費用逓減産業への規制
1公営企業
③限界費用価格規制と平均費用価格規制
1)限界費用価格規制
2)平均費用価格規制
3)二部料金制
1公共サービス料金設定に対する規制

テキスト掲載の通り、通信・電力・鉄道などの自然独占で何がどう起こるか、どう是正(規制)するかのストーリー。現実に身近な話だから理解しやすいBランク。

今日のまとめ

帰納とか演繹とかウザすぎっ!

当試験では難しいことを難しくやるほど、合格するまで何年もかかる。だから「経済学」で演繹思考を学んだら、身近なことにくだらなく例えてラクラク覚えます。

画像:当サイト作成

要するに、出題傾向と採点基準が毎年変わる「2次」で勝つには、過去問の答えをいちいち覚えたってダメ。出題側が誰を受からせたいか(Who)を察し、そこに近づく学習スタイルを選ぶ。つまり今なら「1・2次並行学習」です。

そして「ボク達が合格者の多数派!」と叫ぶスクールやサークルを見かけたら、のるかそるかのチャンスが到来。だって当試験では確率2割で良ければ誰でも合格。そして多数派をネットで自称すると出題側に狙い撃たれて8割落ちるからです。

わかりやすさがマスト、具体的ならベスト
ワンクリックで国語力UPの実感を↓

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

サイト内検索

カテゴリー

2020年9月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

-A経済学

© 2020 200%抜け駆けスタイル 診断士試験 Powered by AFFINGER5