【マクロ】スピテキ斜め読み #2貨幣市場+労働市場

A経済学
 本当は理解で解きたい」マンデル=フレミング。

Robert A. Mundell 1932-
カナダの経済学者。
1999年ノーベル経済学賞
写真:Wikipedia

「本当は理解で解きたい」。それは診断士「経済」とは、学習時間上限90hの制約下で、いかに効率よくスコアを稼ぐかのゲームだから。そして今日の§8~9の問題は、

結論暗記と解法でまず当てる。理解したければ合格後に好きなだけ。

IS-LM分析
受験校解法で解ける
マンデル=フレミング
→イマの経済(変動相場+資本移動自由)では、財政政策は×で金融政策が超有効
「マクロ」をもっと勉強したい
→忙しい学習初年度より、診断士に合格してから好きなだけ

誰でも「本当は理解で解きたい」ですよね。でもね、

ゴメン、他に急ぎでやることがあるんだ。
あとでまた来るから、ちょっと待ってて。

そんな言い訳を認めてくれる。それが一国の経済を動かす「マクロ」試験委員の器の大きさです。ではスピテキ知識をまずどうぞ。

「経済」§8貨幣市場

スピテキ斜め読み~重要度ミシュラン

スピテキ各論点は、重要度S~Cを頭に振って読み進む。

S論点:
講義で理解、次いで復習で自分なりの理解に落とし込む重要論点。多様な問われ方に「なぜそうなのか」「するとどうなるか」と原因・因果で考え、養った論理的思考力で競争優位。
A論点:
講義、またはテキスト通りに理解する論点。学習上はS~Aを一筆書きに順序立てて押さえるが、試験上は深く聞かれないので、迷った時はWebを聴き直す。
B論点:
理解したいがあえて暗記で済ませる論点。理解するに越したことはないが、派生論点なので他に影響しないし、ここを悩み始めると他論点・他科目にも悪影響。
C論点:
C論点とは、過去出題があったため営業上収録された知識。追い掛けたらキリがないので、過去問の答えだけ読んでおく。

スピテキ重要度S~Cランク表はこちら

Sランク

2貨幣需要
①貨幣需要の分類
②資産選択
1貨幣と債券
2貨幣と投機的需要と利子率
3貨幣市場と債券市場
③貨幣需要曲線
1貨幣需要曲線
2流動性のわな
財市場IS曲線が、利子率iに対し右下がりになるのは、面倒臭いが#7講義でなんとか納得。でも貨幣市場LM曲線が右上がりと言われても、どうもピンとこない。それは、
貨幣供給
→貨幣需要
→貨幣需要曲線
→+実質貨幣供給M/P
→右上がりLM曲線

の如く、軸がくるくる変わるから。また個別論点をまたぐ良問が少なく、理解で追いかけづらいから。そこで一旦流れを追わず、スピテキ登場順で個別に理解。

貨幣需要、債券、投機と急に言われても当惑。でもこれ要は、「LM曲線は利子率iに対し右上がり」とするための脇役。だから当惑しても慌てない。

3LM曲線
①LM曲線
1LM曲線をグラフから導出
2式の確認
スピテキP.254 の様にLM曲線をiとYの関数で表すと、「利子率iに対し右上がり」と示せる。でもLM曲線の傾きまで深く問われることは少ないので、次のシフト要因(M↑、P↓なら右シフト)でいったん暗記。

3LM曲線の形状、領域、傾き、シフト
1)貨幣需要の利子率弾力性
2)貨幣需要の所得弾力性
4流動性のわな
前述の通り、利子率/所得弾力性は後回しでOK。今の日本の金融政策が、利子率iも物価Pも下げたくないが、Yの増加=LM曲線を右シフトさせたい。だから名目貨幣供給Mがじゃぶじゃぶ、と考えると素直に納得。

4IS-LM分析
①IS-LM分析
1均衡国民所得と均衡利子率
2財政政策の効果
1)財政政策の効果
2)クラウディングアウト
3金融政策の効果
財市場IS曲線と貨幣市場LM曲線の交点で、利子率iと国民所得Yを決めようぜ、とするのがIS-LM分析。財政+金融政策の効果まで一気につなぎ、

  • IS曲線・・G↑T↓で右シフト
  • LM曲線・・M↑P↓で右シフト

この2つを覚えるとかなりの問題が解けるよ、と教えるのが受験校解法。

同様にクラウディングアウトは、「拡張的な財政政策は、利子率上昇→投資抑制となり、国民所得Yが押し戻される」結論を覚え、過去問のグラフの動きを眺めておけば1マーク取れる。

4財政政策の有効性
5金融政策の有効性
6流動性のわな
7政策の効果(まとめ)
政策有効性の話になると、IS・LMそれぞれの傾きが緩やかな方が政策効果が出やすい。

  • 利子率弾力性が大きい方がIS・LMとも傾き緩やか
  • IS曲線は限界消費性向cが大きい方が緩やか
  • LM曲線は貨幣需要の所得弾力性kが小さい方が緩やか

本来は自分で導出するのがベターで、受験校解法はそこスキップするから身につかないマーク試験の悪弊。でも取り合えず過去問解いて間違え、(同種の問題なら)次に正解できればそれでいったんOK。

8自動化安定化装置(ビルトインスタビライザー)
2016年過去問で出題されたので、用語だけ暗記。

Aランク

1貨幣供給
①信用創造
1法定準備率
2信用創造
3ハイパワードマネー
4マネーサプライ
5貨幣乗数
Aランクはここで一旦、貨幣に関する用語の定義の話に戻る。マネタリーベース(直接供給貨幣、ハイパワード)、マネーストック(信用創造後の貨幣量、マネーサプライ)の用語は暗記。貨幣乗数の式をふうんと眺めれば4択マークの試験は解ける。②金融政策
1公開市場操作
2公定歩合操作
3法定準備率操作
中央銀行による伝統的な金融3政策。今の世の中これで通じるほど甘くなく、試験上は過去問の答えを覚えればOK。

Bランク

該当なし

Cランク

該当なし

「経済」§9労働市場(雇用と物価水準)

Sランク

1AD曲線(総需要)
①AD曲線
1AD曲線の導出
2AD曲線の定義、形状、シフト
IS-LMで財市場・貨幣市場が均衡し、利子率iと国民所得Yが決まって安心したのも束の間。

  • 今度は労働市場が俺も混ぜろと言い出し、
  • ついでに縦軸を利子率i→物価Pに代えろと要求。

はいはいわかりました、と。IS-LM分析では、物価P↓ならLM曲線右シフト、国民所得Y↑になることは学習済。従い、AD曲線=物価水準に対する総需要は、縦軸Pに対し右下がり。

2労働市場とAS曲線(総供給)
①労働市場
1労働需要
2労働供給
3労働市場の均衡
1)古典派⇔ケインズの想定の違い(名目賃金)
2)自発的失業と非自発的失業
3)古典派⇔ケインズの想定の違い(労働市場均衡)
②AS曲線
1雇用量と総供給
2古典派⇔ケインズのAS曲線の形状の違い
3AS曲線のシフト
労働市場=AS曲線とは、物価水準に対する労働供給Sの量の話題。ヒトが絡むと面倒臭くなるのは世の常だから、労働需要だ労働供給だの話はさらりと押さえ、次の結論をまずがっちり。

  • 古典派のAS曲線=タテ棒一本
  • ケインズのAS曲線=物価下がると今の割高賃金では失業発生

3AD-AS分析
①均衡国民所得の決定
②政策の効果
③インフレの種類
AD-AS分析自体が求める答えは難しくない。

古典派のAS曲線はタテ一本=ADがいくら変化してもYは不動

ケインズのAS曲線は途中まで右上がり=拡張政策でAD右シフトならYも増。ディマンドプル/コストプッシュインフレなら、2択に絞って当てればよいから慌てない。

Aランク

②フィリップス曲線
1フィリップス曲線
2物価版フィリップス曲線
3自然失業率
4ケインズ経済学
5マネタリズム
1)マネタリズム
2)短期
3)長期
論点つながり上はAランクとしたが、試験上は「失業」「フィリップス曲線」あたりが良く問われる。

要は名目賃金/物価上昇率が高い(=景気が良い)と失業率が低い。また長期フィリップス曲線(名目賃金上昇で労働供給を増やすが、物価上昇に気づいて失業率が元に戻る)あたりは人間臭くて面白い。

Bランク

4失業
①失業
1失業の分類
1)摩擦的失業
2)構造的失業
3)循環的失業
4)自発的失業と非自発的失業
③失業に関する諸説
失業の分類は一般教養。この手の知識は直接問われる可能性は低いが、誤り選択肢に含めやすいので、余力がない方以外は暗記しておく。

Cランク

4失業
③失業に関する諸説
1オークンの法則
2012年出題あり。営業都合での収録なので、この手の用語は覚えない。

今日のまとめ

ゴメン、後でまた来るよ。そう言ってはみたものの。

実はね。今日の§8~9で1マーク当てるより、明日の§10~マクロ諸理論の方が、初歩の暗記でスコアが稼げる。

ゴメン、実はオレ、新しい恋人が出来たんだ・・。

そんな言い訳も認めてくれる。それがマンデル先生や「マクロ」試験委員の器の大きさです。だって、ノーベル経済学賞受賞はダテじゃない。そして一国の経済を動かす位ですから。

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    コメント

    1. 匿名 より:

      6代目あとがきは、いつも出勤前に確認し、スピテキにメモをいれつつ、
      出勤中にスピテキを読み込むというつかいかたをしている独学者です。

      経済のスピテキ斜め読み#4が移行されていないようですが、
      なにかの間違い?

      早く完全移行をお願いします。

    2. ふうじん より:

      ご指摘とお叱りありがとうございます。#4を1/19記事としてUPしましたのでよろしければご活用ください。その他記事は移行完了後にブログ上で案内予定です。