【きゃっしい特別版】「1次」知識重視の理由〜メソッドからセオリーへ

【セオリー】
理論・仮説・定石・確立された方法

こんにちは。きゃっしいです。

普段は一発合格道場でブログを書いておりますが、こちらのサイトから『「1次」知識重視の理由〜メソッドからセオリーへ』というテーマで記事を書いてほしいというお声がけをいただきましたので、今回はきゃっしいの出張版ということで記事を書かせていただきます。

【きゃっしい特別版】「1次」知識重視の理由〜メソッドからセオリーへ

1⃣高得点答案は素直に与件貼り付け

さて、以前一発合格道場の「永久保存版」シリーズでご紹介させていただいた通り、平成29年度2次試験の高得点再現答案を分析すると、高得点再現答案はどれも1次知識をベースとしながらも与件文を素直に貼り付けた回答だということがわかりました。

この事実から、協会が求めているのはどこかの受験校が出しているような超理論展開による「俺は凄いだろう!」と主張する解答ではなく、1次知識をベースとした与件文の素直な貼り付けということがわかりました。

その理由は、これを受けて私が書いた記事でも書かせていただきましたが、試験の採点者が採点の際手元に置いて参考にしている(はずの)模範解答や採点基準には、超理論展開による格好いい言い換えワードではなく、与件文に基づいた言葉もしくは1次試験で問われた知識に基づいた解答しか書かれていないと考えられます。

2⃣採点者になった気持ちで基準を想像

これは完全に私の想像ですが、例えばこんなイメージです。

採点基準 第X問

  • ターゲットに「XXXXX(与件文の文章)」が挙げられている(2点)
  • ターゲット選定の理由として「XXXXX(与件文の文章)」が挙げられている(2点)
  • 施策にB社の「XXXXX(与件文の文章)」を活用した施策が挙げられている(5点)
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恐らく、採点者はこのような採点基準を見ながらマルを付けているので、超理論展開による格好いい言い換えワードを見ると「この記述は採点基準のXXXXXに当てはまるのだろうか??」ということを一瞬考え、採点者の基準の中で「きっと当てはまるんだろう」と考えれば〇、そうでなければ×になってしまいます。

そして、この〇×の基準は、採点者の疲労の度合いや、気分の良し悪しなどによっても左右されてしまうかもしれません。

それに対し、与件文の言葉がそのまま書かれていたら、採点者としては余分なことを考えずに「採点基準と同じようなことが書いてあるな」と思って○をつけてくれるのではと思います。

手元の採点基準そのままであれば、採点者の疲労の度合いや、気分の良し悪しなどによって左右されることもありません。

そのため、私としては、超理論展開による格好いい言いかえではなく、与件文の言葉そのままの方が得点に結びつきやすいと考えています。

サンプルが数例のみではあるものの、高得点再現答案はどれも与件文の言葉を素直に貼っている解答だということを鑑みても、この、与件文そのままの方がより得点しやすい、という仮説はかなり蓋然性が高いのではと思っております。

3⃣超理論展開によるスクール解答

では、なぜ受験校は超理論展開による格好いい言い換えを使った解答を模範解答として出しているのか、ということが気になります。

その理由としては、純粋に受験校がその解答を正解だと考えているから、ということもあるかもしれませんが、マーケティング上の理由もあるのかなと思っています。

というのも、与件文の言葉をそのまま貼り付けたような解答を模範解答として出していたら、見込み客である受験生は「〇×受験校は大したことないな」と考えるかもしれませんが、80分ではとても思いつかないような格好いい解答を模範解答として出していれば「〇×受験校はスゴい!」と思ってもらえるかもしれないからです。

4⃣メソッドから定石セオリーへ。「1次」知識重視にシフト

さて、「メソッドからセオリーへ」というタイトルに戻ります。ここでは「メソッド」を与件文を理解して解釈し整理する分析方法、「セオリー」を1次知識ということでお伝えさせていただきます。

私がメソッドよりもセオリーを重視した方がよいのでは、と考える理由としては、80分という限られた時間の試験で得点するためには、〇〇メソッドを駆使して与件文をこねくり回して何かを分析するというよりは、与件文の中からどれが正解となる要素かを見分け、どのような手順で選んでくるかの方が重要なのではと考えているためです。

与件文を分析して正確に理解した上で解答を作るのも正解を導く上で悪い方法だとは思いませんが、それは時間が数時間あれば、の話かなと個人的には思っています。

80分という限られた時間であれば、「これが求められているのだろう」という仮説の下、それらしい要素をそのまま与件文から選んで引っ張ってくるだけの方が圧倒的に速いでしょう。先に説明した通り、正しい箇所を引っ張ってくれば、与件文そのままの言葉でも(むしろ、与件文そのままの言葉の方が)高得点を獲得することができます。

そのとき、与件文の中から正解の要素を選んでくるために重要なのが一次知識です。正しい要素を選んでくるには、1次知識をベースに「この設問では何を求めているか」という設問文を解釈し、何を選んでくればいいかということを判断できる力を養うことが重要です。さらには、一部の問題では1次知識をそのまま問われることもあります。

そのため、特に今の2次までに時間がある段階では、「〇〇メソッド」を完璧にマスターするよりは、1次知識をしっかりと身に着けることの方が効果的と考えます。

5⃣メソッド活用時はメリ・デメを意識

ちなみに、この1年様々な合格者・不合格者と接してきて、「〇〇メソッド」は、それにはまりすぎると得点を取ることではなく「〇〇メソッド」を完璧に実践しようという方向に意識が行ってしまいがちであるという問題が生じがちだと感じています。これは特定の受験校の方法に限らず、様々な受験校もしくは講師で目にしていますので、どのメソッドが良い・悪いの問題ではなく、ある方法にはまりすぎるのが問題なのではと感じています。

さて、以上を読むと、私が「〇〇メソッド」を目の敵にディスっているように見えてしまうかもしれませんのでフォローさせていただくと、「〇〇メソッド」も、与件文をこねくり回して超理論を展開する分析方法ではなく、80分の過ごし方のプロセスに関するものであれば有効だと思っています。

また、時間的制約を考慮に入れた上で、自分が80分でできる範囲で取捨選択するのであれば、適切な「〇〇メソッド」は先人の知恵がパッケージ化されたものであるため、全然アリだと思っています。そこで、以下の点に気を付けると良いと思います。

  • 前提として、基本となる1次知識をしっかりと身に着ける
  • そのメソッドは自分が80分で問題を解く上で本当に使えるものなのかをしっかり検討する
  • 「〇〇メソッド」はそれにはまり込みすぎないように気を付ける

今日のまとめ

2次試験までは時間と心に余裕がある時期から1次知識をしっかり身に着け、それをベースに正解を選び出し、与件文から素直に書ける解答を書くことができれば、合格はそう遠くないものだと思います。

以上、きゃっしい特別版でした。

 

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