借りた以上は、データでお返し。
のれん12+バトン20=32名分のスコアを使うと、採点傾向が見えてきた。
高得点者のスコアはバラつきが小さいので、6,300人全員分を調べるより、素早く仮説を立てられます。
苦手解消でスコアUP~事例の相関分析【200%コミュイノベーション】
では次に、200%コミュ独自のデータで分析しよう。
200%コミュアンケート:得意⇔不得意な事例は? n=27
1⃣「Ⅰ~Ⅳ」ごとの傾向と得手不得手
- 「事例Ⅰ~Ⅳ」の傾向は、ネットやSNSで情報ダダ漏れ
- Ⅰ:解き方のコツがあり、得意化すればワンパターン。
Ⅱ:与件根拠をターゲットにぶつけるダナドコゲーム。
Ⅲ:強化するには、急がば回れで簿記2級。
Ⅳ:猫でも60点。自分の得手不得手で切り分けを。
ここでふぅんと流すのが240点のふぞ先輩。なぜそうかを掘り下げるのが260点のまとめ派な。
スコアが安定する要因(得意化)
- (Ⅰ)時間切れの知識解答を避け、与件表現をコピペで使う。
- (Ⅰ)本試験難化を前提に、スクール事例は70分で解く。
- (Ⅰ&Ⅱ)本業がバックオフィスの方はⅠ、フロントの方はⅡを強化。
- (Ⅰ&Ⅲ)良く出来た答案を見て、そのコツ・レイヤーと言い回し・頻出用語をパターン化。
- (Ⅱ)ダナドコならターゲット×資源の組み合わせで鉄板。
- (Ⅲ)「Ⅰ」の解き方のコツを掴むと、「Ⅲ」はその応用(差分)で解ける。
- (Ⅲ&Ⅳ)周囲が苦手=スコアが安定しやすいⅢとⅣのA答案確保が望ましい。
スコアが伸び悩む、不安定な要因(苦手化)
- (Ⅰ)事例との相性ではなく、設問パターンへの得手不得手がありそう。
- (Ⅰ)R1「Ⅰ」の採点基準は特異なので、ここで苦手意識を持たない。
- (Ⅱ)事例Ⅰがドメイン・レイヤー外しがOUTなら、Ⅱはターゲット外しでOUT。
- (Ⅲ)事例固有の用語に苦手感。
- (Ⅲ)業界知識をつい書くと、上から解答になりドボン。
- (Ⅳ)計算問題集の回転重視で、理論と理解がすっぽ抜け。
2⃣事例Ⅰ&Ⅱ、Ⅲ&Ⅳの相関・逆相関に注目してスコアUP
ここは前回の記事を参考に。
3⃣スコアの「出た目」と操作の手法
240点ふぞ先輩は決して認めないが、当試験の出題傾向+採点基準は事例毎、年毎に変えて良い。
他人の分析結果をすぐ鵜呑みにするのが、240点のふぞ先輩。
自らデータを触って仮説を立て、現場対応できるのが260点まとめ派です。
- 本試験スコアは恣意的に操作され、平均点・標準偏差の設定は採点側のやり放題。
- 前年の「出た目」を読み解くが、その採点基準に寄せすぎると翌年変化されてドボンのリスク。
- 「Ⅰ~Ⅲ」は素点かスコア(統計処理済)か?
→「Ⅰ~Ⅲ」の60点は、事例合格として自負を持って良い - 「Ⅳ」は調整弁として、下駄履き、没問、傾斜配点の噂が絶えない。
→「Ⅳ」猫でも取れる60点で、合格自慢するのは禁止。
今日のまとめ
- 同じ設問、与件でも、5,000人の答案は必ずブレる
- そこで国語力ばかりに頼らず定量化したデータを使うと、判断がブレるリスクを減らせます。
- だから今時、炎のモチベーションで勉強だ! ではなく
- 例えば事例Ⅰ&Ⅱ、Ⅲ&Ⅳの2つに分け、自分はどちらが得意か、どの苦手からつぶせばスコアが伸びそうかを考える。
そうだよ。相関係数を使い、「各事例が求めるスキルのつながり」を考えよう。 例えば「Ⅲ」が苦手な経験者なら、急がば回れで簿記2級から着手するのが合理的です。
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