おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

★As-Is競争

【経験者有利】キャズム~スト合格の増加理由とこれから

【スト合格の増加理由】
①キャズム
②キャスト
③マスト

画像:twitter #1次試験

当サイト、「スト合格推し」とよく誤解されますが、違います。「最後まであきらめない!」代わりに「考えるのはもうやめた」。試験合格が目的化した、スクール・サークルどっぷり依存は、資格の性質上、イマの採点側は好まない。そう書いているに過ぎません。

悪いことに、事例答案の質が上がると、採点者は自分の好みの答案に高評価を。よってスクール・サークルどっぷり依存の解答は避け、新米診断士らしい答えを書こう。考えがそう広まるのも自然でしょう。

でもそれさすがに、初学者を優遇しすぎ。

そこでこのシリーズでは、経験者有利の材料を。スト合格が増えた理由と手口の「仮説」を3つ、紹介します。

【キャズム】スト合格の増加理由とこれから

1⃣受験技術のラディカル・イノベ

受験技術はイノベーション。時に不連続なラディカル・イノベ。

解説
「技術経営」のイロハのイ。つまり変化の速い業界では、古い技術を沢山持っているほど乗り遅れる。

当たり前ですが、周回遅れのノウハウなんて、見向きもされません。

2⃣キャズム

「経営」過去問は必ずタテ解き。複数領域で複数出るのが重要知識。

解説
ここ数年の「経営」でキャズムは必ず問われ、かつ「戦略論(技術経営)」「マーケ」の両方で出る。出題側が大好きな知識を使えば、「2次」のスコアは当然伸びます。

では自分はアーリーアダプター、マジョリティのどちらに近い? 当たり前ですが、「ボクたちこそ合格者の多数派」なんて思っていると、周回遅れです。

3⃣乗数理論 ~出題・採点技術の高度化

出題・採点基準はなぜ変化?その説明が、1変化すると学習量が5増える乗数効果。

画像:「経済」H29第4問に基づき当サイト作成
解説
「マクロ」をもう忘れた方は、ぜひH29第4問=超良問を解いてみる。

診断士「マクロ」限定で使える「公式」
限界消費性向=0.8、投資/政府支出乗数=5、租税乗数4。I+Gが外生的に5増えるとGDPは25増加。

所得が1増えた時、0.8を消費に回すとGDPが波及的に5増える。それが乗数効果です。試験で言えば、「Ⅳ」で企業価値を出し、ファイナンスの大事さを受験者の8割が再認識すれば、MM理論や証券投資論まで5倍の学習を促せる。

そんな出題心理を知れば、特に「Ⅳ」で過去問の答えを覚えるのは逆効果。試験のヤマは、最近未出題の「1次」知識です。

今日のまとめ

ふぅん、別に難しいコトはやっていないね?

うん、彼らがやってるコトとはこの程度です。

  1. 新しい技術に乗り遅れないよう、古い技術はほどほどに。
  2. 早期適用者⇔その他多数の谷間(キャズム)に注目
  3. 1を知ったら、5ぐらいは掴む。

そう、「1次」で習ったセオリー通りにやれば、「2次」はそう難しくない。でもでも、セオリーに反することを始め出すと、ずいぶん難しくなるって聞いてるぞ。

※次回②キャストは、3/23(土)掲載予定です。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

-★As-Is競争

PAGE TOP