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【2次で抜け駆け】サイトタイトル変更のお知らせ

一時代を築いた「勝ち組」は、どうして新時代の技術・競争に出遅れがち?

診断士の重要論点「技術経営」で必ず教わるイノベーションのジレンマ(経営学)。その競争モデルを経済学の視点で説明するとあって、診断士なら見逃せないのが当書です。

あっと驚くあの大企業が苦戦中。と思えば、amazonやFBは競合企業を次々買収し、年々巨大化。

そこで提唱されたのが、「抜け駆け」⇔「共喰い」モデルで、

それを診断士「2次」の競争モデルにするとこう。

へぇ、当試験の競争は1年でガラリと変わるね? そしてMBA的なミライ・先端志向に進むとの噂が絶えない「2次」筆記。そこでまずこちらに注目です。

TACのH29合格者数は例年比半減の183名。
TACは新時代の技術・競争に出遅れ?
周囲の競合は、そこでどんな戦略を?
片やTACは、合格者シェア回復に向け何をする?

【2次で抜け駆け】サイトタイトル変更のお知らせ

旧:200%「ストレート」合格
新:200%「抜け駆け」合格

「勝ち組」が出遅れる原因

①共喰い説
自社の新旧技術が共喰いすると、結局大して儲からない。だからいまいちイノベーションのヤル気が出ない。

②抜け駆け説
共喰いと逆に、新技術や新参者を後から買収して独占。すると自分は汗をかかず新規参入も防げてメシウマ。

ここまでは前回紹介した通りですが、次に「受験技術を提供するスクール」の視点で。

②抜け駆けしたい理由 ①共喰いの起きる理由

供給の寡占性

需要の代替性
完全競争より寡占、寡占より独占。プレーヤーが少ないゲームの方が自分が儲かる。
であれば少ない工夫を
巧みに宣伝し、自分と異なるやり方の新規参入を防ぐ。すると合格率は変わらない。
試験の傾向変化や回答技術が日進月歩でも、80分で採用できる解答手順は限られる。
であれば新規技術を追いかけるより、変化しない本質を繰り返し言っておく。すると合格率は変わらない。

診断士のスクールも出版社も営利企業。受験指導にはもちろん熱心でも、他者の参入を防ぐ方が大事です。

抜け駆け策(1) 抜け駆け策(2)
受験校は毎年競う様に「2次」模範解答を発表。もちろん来年向けの宣伝ですが、周囲の答案を自校の解答スタイルに似せるほど、自校の生徒が合格しやすいため。 「2次」採点基準は出題者の後出しで、H29にガラリと変化。それでも「当たりもしない採点基準」が出版物に掲載されるのは、やめてしまうと他に参入されるため。

へぇ、さすがは「経済学」。こんな奇説が当たっているとは思わないけど、

周囲が思いもよらない仮説を多く持つほど、競争試験で優位に立てる。

これは耳よりな話を聞いた気もします。

今日のまとめ

ねぇ、なぜタイトルから「ストレート合格」を外したの?
A:当試験のイノベーションは、受験校でなく受験者が起こすものだから

つまり「5人に1人か2人が受かれば良い受験校」⇔「自分が受からなければ無意味な受験者」では、試験のイノベーション、抜け駆けに対する「意気込み」が違います。

そして出会い頭の「たまスト」と、1年鍛える「2年目上級生」では「2次」に賭ける意気込みが違う。たまたま受かった奴らの合格自慢はもう御免。「2次では上級生に教わる」ための、タイトル変更です。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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