2次知識(自社)

【①1次知識アプローチ】誰でも使えるロジカルシンキング

「2次」対策にロジカル・シンキングなんて要らないよ。

そう、その通り。ロジカル・シンキングで最初につまずく帰納(Inductive)・演繹(Deductive)とは、教える側の国語が下手クソなだけで、絵にすりゃ簡単に。

画像:Life & Mindより、一部を加筆した。

詳しくは明日補足しますが、「事例Ⅰ~Ⅲ」を解く脳の動きは、必ずこの帰納(Inductive)⇔演繹(Deductive)のどちらかを使います。そこで誰もが「知ってるよ」「当たり前だよ」な事例の解き方に、「理論の応用で」裏付けしちゃえ。

ほう、ロジカル・シンキングなんて小難しくせず、それ以上のパフォーマンスを誰でも出せる? これは「2次」を楽しまないとっ。

さて「2次」合格の考え方がノウハウ→スタイルに進化したのは知っての通り。今週はその進化の土台となった、昨年8月の「アプローチ」4回シリーズを再掲し、その確からしさを検証します。もちろんトップバッターは、わかりやすい文章を書かせたら業界きって。あの方です。

ロジカル不要。誰でも使えるロジカルシンキング:①1次知識アプローチ

こんにちは。きゃっしいです。普段は別ブログで記事を書いておりますが、縁あってこちらのシリーズ企画の先頭記事を書かせていただくこととなりました。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、私からは、1次知識アプローチということで、1次知識を重視した解答のアプローチについてご紹介させていただきます。

1⃣知識がなぜ重要か

まずその点についてご説明します。中小企業診断士の試験要領を見てみましょう。

1次試験 (鉛筆コロコロ)
第1次試験は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的とし、筆記の方法により行います。
2次試験 (サイコロコロコロ)
第2次試験は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、中小企業の診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、短答式又は論文式による筆記及び口述の方法により行います。

このように1次試験は必要な学識を、2次試験は必要な応用能力があるかどうかを判定することを目的としています。そして、これを見比べると、2次試験に必要な応用能力は何の応用かというと、1次試験で問われた必要な学識の応用能力、と考えることが妥当ではと思います。

以上から、1次試験と2次試験は別物の試験ではなく、1次試験の知識を踏まえた上で2次試験の問題を解いていく、ということが重要なのではと考えます。

2⃣知識がどう問われるか

では、「2次」試験で具体的に1次知識が必要とされるケースをご紹介します。

①1次知識がそのまま使われるもの

H26 第1問 

B社は創業以来、複数の商品を展開しながら今日まで存続し続けている。「2000年時点」と「2014年時点」のそれぞれにおけるB社の各商品が、下図のプロダクト・ポートフェリオ・マネジメントのフレームのどの分類に該当するかを当てはめる分類名とともに記述せよ。
なお「相対シェア」は市場における自社を除く他社のうち最大手と自社のシェアの比をとったものとする。また、市場の範囲はX市内とする。

一番あからさまに1次知識を聞いてきているのがこちらの問題です。

他にもここまであからさまではありませんが、用語を説明させるような問題ではその用語の意味やその用語に関連する知識を持っておく必要があります。

②問題を解く前提として知識を持っておくことが必要なもの

H27 第4問

A社および関連会社を含めた企業でグループで、成果主義に基づく賃金制度を、あえて導入していない理由として、どのようなことが考えられるか。100字以内で述べよ。

「成果主義に基づく賃金制度を、あえて導入していない理由」が問われていますが、これにきちんと答えるためには成果主義に基づく賃金制度のメリット・デメリットを事前に知っておく必要があります。

「あえて制度を導入していない」ということは成果主義に基づく賃金制度導入のメリット<デメリットであると考えられますので、まずは成果主義のメリット・デメリットを書き出し、それに当てはまるような要素を与件文から探してくるということが必要となります。

③知識を元に助言することが求められるもの

H27 第1問(設問3)

自動車部品の受注獲得には、自動車業界で要求される短納期に対応する必要がある。そのためにはどのような改善策が必要なのか、100字以内で述べよ。

事例Ⅲに多いパターンですが、例えばこの問題に対応するためには、短納期を実現するためにすべき改善策についての知識を持っている必要があります。

このように、助言を行うためには事前に知識を持っておくことで適切な解答を作成することができます。

④問題を解く際の制約条件として知識が必要とされるもの

H28 第2問

11代目予定者は、自分の代になってからもこれまでの製造スタイルを大切にしながら成長を追求していくつもりでいる。しかしながら、製品アイテムは見直すことを考えている。

(設問1)B社の今後の成長に必要な製品戦略について、ターゲット層を明確にしたうえで、100字以内で説明せよ。

事例Ⅱに多いパターンで、制約条件にある「製品戦略」とは何かを知っておかないと、聞かれたことに答えられないという事態になってしまいます。

例えば、「製品戦略」について聞かれているのに「SNSにより口コミを喚起する」という解答を書いてしまうと、製品戦略ではなく、プロモーション戦略について答えているので×です。しかし、「SNS映えする製品を販売する」であれば、製品に関するものなのでOKです。このように制約条件をきちんと把握するために1次知識が求められる場合があります。

⑤問題を探しに行く上で、1次知識を元に与件文に情報を探しに行くと探しやすいもの

H27 第1問 

ゲートボールやグラウンドゴルフなど、A社を支えてきたスポーツ用品事業の市場には、どのような特性があると考えられるか。100字以内で述べよ。

特に知識は求められていないように見えますが、与件文から要素を探す上で、例えばポーターの5フォースの理論について知っていれば、それを想定した上で解答要素を探しに行くことができます。つまり、

何も準備のないまっさらな状態から与件文を読んで要素を探しに行くより、ある程度どんな内容が与件文に書いてそうか事前に想定することで、必要な要素を短時間で見落とすことなく探し出すことができます。

3⃣ではどうするか?

以上のうち①、②くらいはぱっと見でも知識が必要というのはわかるかと思いますが、④、⑤になってくると人によっては知識が求められているということに気付かない可能性もあるかと思います。そのようなケースがあることを前提に、

最初に設問文を読んだ段階で解答の方針をしっかり立てると。
→出題者が求めている解答の方向性を外さないようにしたり、スムーズに解答の要素を見つけることができます。
→もちろん例外はあっても、知識を使って対応できるものについては、知識を使って対応する方がより早く、より正確に解答できます。
1次知識をベースに解答の方向性を定めていくことで。
→解答の安定性が高まり、試験を作った側が求める回答に近づけるのではないかと思います。
そこで、きゃっしいの設問読み込みトレーニング
私の場合、設問文だけを読んで、解答の方向性を考えるということを行い、知識をどう応用するか、という方針を考えるトレーニングを積んでいました。

そのおかげで、当時はそこまで明確にパターン分けは行っていませんでしたが、設問文を読んだ段階でどの程度知識が求められているのか、ということを判別し、それに応じた対応ができたのではと思います。

今日のまとめ

このように1次の知識を活かして、2次の問題に対応していくためには。
→前提となる1次知識をしっかり身につけているということが重要となります。

1次試験を通過してきた方でしたら基本的な知識は持っているものと思われますが、もし、科目合格を活用して合格された方や企業経営理論はぎりぎり足切り回避レベルという方は、今一度2次試験で必要とされる1次の知識を復習しておく必要があるかと思います。

また、これから受験される方や来年もう1度1次試験に調整される方は、1次試験を勉強している段階で2次試験に必要な1次知識を意識して勉強されると良いと思います。

それではこれから約2ヶ月、頑張っていきましょう。

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