2次知識(自社)

【TBC速修2次テキスト 第2章】経験則で語ると合格率がダダ下がり

投稿日:2019年8月1日 更新日:

先日酷評したAASの追加情報をいただいたので、評価を上げたよっ。

評価者事例対応度講師の質得点競争力生徒や添削の質短評
追加前213あの納得の合格率では、今後の集客に赤信号
追加後3223今年の合格率を戻すことで、信頼回復へ
AASのここがマルAASのここがアレ
過去問傾向に沿った新作事例カコに捉われミライが薄い
(NAG)実務を語れるベテラン講師「事例Ⅳ」がお子様レベル
レイヤー・フレームも一通りその程度にしては高授業料

一口にAASと言っても東京・名古屋・大阪があり、その低合格率と各所の悪い所ばかりがネットで拡散するのでひどいことになっていますが。もともと「事例Ⅰ~Ⅲ」には定評があり、ベテラン講師が高齢引退してボロカスになった「Ⅳ」を除けば、そのコストに見合うスクールと言われています

そこでAASを選んだ方がどう対応するか、余計なお節介を考えてみた。

原因(具体)因果(抽象)結果(具体)
AAS低合格率の原因は、過去問や診断実務重視の姿勢が本試験と合わなくなってきたこと。対応策は、技術経営の実務がモジュラー型に移行した点を踏まえ、他校の知識の使い方を参考に、新傾向出題への対応力を上げること。(100字)

ほう、わかりやすい。これが「事例Ⅰ」上達にマストな、100字感覚って奴だねっ。

AASはもともと「事例Ⅰ~Ⅲ」に定評があります。だから今日のTBCテキスト第2章の内容が一番役に立つのは、もしやAASの受講生かも知れません。かなりの長文なので、かっとばして行きましょうっ。

経験則で語ると合格率がダダ下がり。AAS⇔TBCを比べて納得【TBC速修2次テキスト 第2章】

第2章 2次試験攻略法
タイトルランクmin
1TBCメソッドの概要A49
2自己分析メソッドA
3「具体→抽象→具体」の解答プロセスS18, 42, 38, 36
4中小企業白書の知識活用による事例別攻略B30
5因果関係の理解B43
6MD分析(定量分析と定性分析)A36
7経営戦略策定の知識S43, 41, 26
第1節 TBCメソッドの概要
作問者が、試験委員の先生方であることは公表されている。
彼らは実務ではなく理論のプロであるが、(そのまま彼らがごく限られた時間で採点する仮定では)作問者が意図した理論に基づいて解答していることを、答案上に示す書き方が求められる。
次に100人中何人が合格するのか。
通う先のスクールでなく、自分自身の合格可能性が何%かを考えていく。それが自己分析メソッドであり、知識が足りないのか、書く力が弱いのかで、対応策が異なってくる。
具体→抽象→具体の解答プロセス
事例解答は①与件の根拠+②知識の類推で構成するが、H23年を境にその比率は6:4→4:6に逆転したと考えたい。
その前提として、10人中8人を「落とすため」の試験では、(採点者を悩ませるような)疑わしきはバツ、になる。そこでローリスクで確実に加点してもらうには、△具体(的課題)→具体(的解決策)に直行する書き方でなく、○具体→抽象(1次知識)→具体の手順を踏み、軸をずらさない書き方を採用する。
具体→具体 :現場対応型
具体→抽象→具体:知識対応型、知識による外段取り
特に受験経験者の方で、事例演習の得点がバラつく傾向にある方は、この「具体→抽象→具体」の考え方が効果的で、スコアが安定する。
第2節 自己分析メソッド

受験生のタイプを2軸のポートフォリオで4分類。「自己分析」と書いてありますが、実際は「周囲の観察」に使います。

2-1 合格のために必要な自己分析
「2次」受験者を、「知識力」「文章力」の2軸でポートフォリオにすると、知識で劣る「基礎知識不足」、文章力で劣る「文章構成力不足」が合格実力未達の原因とわかる。
2-2 タイプ別の現状把握と学習の方向性
先の説明の通り、「知識力」「文章力」の2軸を使うと、「2次」受験者全員を4パターンに分類できる。
タイプ2:基礎知識不足型タイプ3:文章構成力不足型タイプ4:完成型
→受験校に教わる国語ノウハウに頼りっ切り。するとマス目は埋まるが、一般論だらけの「うすっぺら」な解答に。→タイプ2とは逆に、周囲が知らないコトや業界知識を書いてしまうこじらせオジサン。「聞かれたことに答えて」いません。→前年本試験でA答案を取れた方は、そのA答案が意図的に書けたものか、たまたまA答案になったのか、自分の解答の軸を見直してみると良い。

一般にはタイプ1→タイプ2(与件根拠の編集スタイル)に流れがちだが、タイプ1→タイプ3(知識重視)の動きを上手に組み合わせることで、タイプ4(完成型)に、最短距離で届くことができる。

また、合格答案の書き方に必要な「客観性」は、スクール演習での添削や学習仲間での相互採点など、自分の答案を他人に見てもらうことが効果的になる。

第3節 「具体→抽象→具体」の解答プロセス
3-1 「具体→抽象→具体」の解答プロセス
「事例Ⅰ~Ⅲ」の出題は、①与件の根拠で妥当な答えが書ける問題 ②根拠を類推させ答えが割れる問題で構成されるが、H24(2012年)以降は②も当てないと合格60点の確保が難しくなった。
近年出題数の増えたそんな「類推問題」(当サイト的には、将来に向けた提案や助言を求めるミライ問題)への対応策が、「具体→抽象→具体」の解答プロセスを提案している。
3-2 「具体→抽象→具体」の解答プロセスの理解①(1段階型)
H25「事例Ⅱ」水産加工業者の第2問では、「パッケージデザインの工夫」が問われた。普通に解いても得点できるが、AMAのブランドの定義の知識から「ネーミング」を解答に加えると、周囲より+αの点がもらえる。これが「抽象知識」を解答プロセスに入れた効果。
3-3 「具体→抽象→具体」の解答プロセスの理解②(1段階型)
次にH25「事例Ⅰ」健康食品通販業者の第1問(1)では、企業の成長戦略が問われた。この時、アンゾフの成長ベクトルの知識から「市場浸透戦略」を浮かべると、そこに強みS・機会Oを重ね、安定した回答を書ける。
3-4 「具体→抽象→具体」の解答プロセスの理解③(2段階型)
出題難易度が上がると、+αの点を取るには従来の「設問文から1段階の類推」の他に、「与件から2段階目の類推」が必要なパターンが出てきた。最新のH29「事例Ⅰ」銘菓会社の第2問では、非正規社員が多い経営体制の特徴が問われた。ここでは、単に「非正規社員のメリデメ」だけでなく、与件文から「機能別組織のメリデメ」も問われてたと想定することで、より安定した多面的な回答を書ける。
3-5 「具体→抽象→具体」の解答プロセスの理解④(2段階型)
H29「事例Ⅲ」金属部品加工業者の第2問では、生産業務(オペレーション)面の課題と対応策が問われた。まず「多能工化」が回答要素になるが、「専任制→その人以外は操作できない→設備稼働率の低下」の問題があると類推すると、これも加点要素が増える。

3-6 合格者から学ぶ「具体→抽象→具体」の解答プロセスの実践
「85点レベルの合格者」に、H29「事例Ⅰ」の設問文・与件文の「下書き」を再現してもらった内容+解説がこちら。初学の方は一旦丸呑みすると、国語ノウハウで紆余曲折する時間ロスを省けます。合う合わないは個人差ですが、こんな内容です。

 

①下準備

 

問題数、字数、配点の確認と、問題用紙ビリビリで下書き用紙を確保。

②設問文

 

知識に抽象化したい記述を□で囲う。次に設問要求(SWOT、類推)、時系列、回答レイヤー等を書き込む。

③与件文 (モノクロ派)

 

  モノクロ派 マーカー派
強みと機会 波線 ピンク
その他重要なポイント 下線 イエロー
弱みと脅威 二重下線 ブルー

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大胆に省略っ。

第2章 第4~6節の内容は正直ショボいので、大胆に省略します。
第4節 中小企業白書の知識活用←やることが他になくなった多年度生向け
第5節 因果関係の理解 ←もっと良い説明が他にある
第6節 MD分析 ←経営分析は黙っていても8~10割当たる

第7節 経営戦略策定の知識
7-1 フレームワークの必要性
7-2 SWOT分析の活用
7-3 VRIO分析
7-4 5つの競争要因
7-5 ドメイン理論
7-6 ドメイン理論の実践
この7-1~6までは、「事例Ⅰ~Ⅲ」の「経営戦略レイヤー」でマストの超重要基本知識をしっかり教えてくれます。「戦略論」の知識が薄らいで自信がない方は、テープが擦り切れる位までしっかり学ぶと、それがまんまと「2次」対策上の差別的優位性に。

もっとも「1・2次並行学習」の時代では、「1次」で学んだセオリーをまるっと持ち込みOKです。

競争戦略成長戦略技術経営
イノベーション
5フォース
競争回避(参入障壁)
競争優位(差別化等)
競争地位別戦略
ドメイン
VRIO分析 
アンゾフ成長ベクトル
多角化・PPM・シナジー
モジュール
アーキテクチャ
デファスタ
チーム理論
規模の経済範囲の経済速度の経済
経験曲線 
利益重視 
バリューチェーン
コアコンピタンス
垂直・水平統合
M&A、外部連携
デスバレー
ダーウィンの海
産学連携
知識ノウハウコミュニティ
元記事:「事例Ⅰ」のリーダー戦略
7-7 問題点の集約と課題の抽出
「事例Ⅰ~Ⅲ」の回答手順、すなわち実際の企業診断手順では、「経営上の問題点の集約と課題の抽出」を最初に行います。ここでSWOT分析とVRIO分析をどう使うか、次節の「事例Ⅲ」の例で確認します。
7-8 問題点の集約と課題の抽出の実践
H28「事例Ⅲ」農業法人子会社の与件文を使い、SWOT分析から経営上の問題点・課題整理を行う演習講義です。TBCでは、「特に「事例Ⅲ」では、SWOT分析が欠かせない」と指導する様です。

今日のまとめ

さすがTBCの言い分はもっともらしいが、最もわかりにくいな。

そう。計402分=6時間半ある動画の内容を朝の5分で読もうとすると、内容は盛り沢山に。でもそれを、要するにと自分の言葉でまとめてみる。正しく要約する国語力を鍛えると、いつでもわかりやすく、具体的に。進む方向にブレや迷いがなくなります。

6時間半の動画を朝の5分で読むための、要するに。
①試験委員(=出題&採点者)は、診断実務ではなく理論のプロ。
②「2次」実力は、知識⇔文章力に偏らず、バランスよく伸ばす。
③企業戦略レイヤーでは、1次「戦略論」知識をそのまま使える。

AASが強い診断実務の経験則だけでは、H30「Ⅲ」のような意欲的な新作問題には手も足も出ません。でもTBCの手口を知っておけば、知識を使って切り抜けられます。

AASべったりでも、TBC礼賛でもなく、両方からイイトコ取りして涼しい顔で使い分けを。またAASがその誤ちを認めて合格率を2割以上に戻す。それを一番願っているのは試験委員なのでしょう。

ボタンを押して今日もイタダキ↓。
試験の進化は待ったなしです。

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