おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

合格体験記

【体験記活用200%(上)】最初に差がつく国語力

同じ文章を80分で読み書きして、なぜ答えが異なるの?

最新合格体験記が百花繚乱。80分間で全員同じ答案を目指す試験なのに、答えも少し違えば、所要時間や学習スタイルは年905通りの新作すべてがマイベストに。

その理由は、①全員口を揃えて同じコトを言えるように、②個人の素養・理解による知識の凸凹を解消すること。それが試験設置の狙いだ(と仮定できる)からです。

フン、合格体験記を読む「国語力」で最初の差がつくと言いたいんだろ?

う、鋭い。体験記は○よりどりみどりだけど、×選り好んで読んでる内は、周囲と一緒に8割ドボン。

この手の国語ニュアンスにうるさいと噂される、採点者のオジサンに気に入られる文章力を磨くには。「活用200%」3回シリーズ初回の今日は、「読み方のスタイル」「注目する項目」の紹介です。

【体験記活用200%(上)】最初に差がつく国語力

読み方のスタイル
①体験記をひたすら読むのがタダの人
②選り好みして使うと2割受かって8割ドボン
③否定から入ると多年度化
④ヨコに並べてタテに読むと欲しい情報が手に入る

解説

最新体験記とは、好き放題を書くポエムでは相手にされず、比較可能性を狙ったテンプレートに沿って書くものに。すると受験者20,000名に限らず、受験機関や出題側まで「情報の非対称性なく等しく同じ情報に触れ」、2019年試験突破を目指し、仮説を立てて走り始めます。

その時「ボクが探し求めた合格スタイルはこれでちゅ!」なんて決め打ちしては、走り出す前から周回遅れ。体験記を一通り読んだらヨコに並べて、欲しい情報を項目別にタテに抜き出す。では注目したい項目を紹介します。

注目1⃣ 「1次」「2次」学習時間の配分

初学者の配分は4:1→2:1に近づき、受験経験者は0:1→1:1に近づく。

試験合格に貴賤はありません。でも例えば初学者で「1次」:「2次」=800:200hの使い方は「受け身」「周回遅れ」で、600:300hの方が「好ましいバランス」に。詳しくは後日特集します。

注目2⃣ 個人スペック

弁護士・会計士のダブルライセンスは当たり前?その説明が「試験慣れ」。

体験記のプロフィール項目に「保有資格」が必ず入るのは、国語や数字スキルのスタートラインの違いを示すためです。彼らが当たり前の様にスト合格するのは「試験慣れ」、つまり試験の勝ち方を知っているからですが、それでも手こずらせる「事例Ⅰ」「Ⅳ」の乗り越え方に、試験を確実突破するヒントが見えてきます。

注目3⃣ 具体的な学習手順

「1次」試験対策には鉄板セオリー。「2次」は出題傾向が変わり毎年イノベーション。

「1次」は暗記のマーク試験なので、問題集回転による長期記憶化で鉄板。あとは不得意科目を解消し、相乗的にスコアが伸びる収穫逓増状態に早く持ちこむことです。

「2次」は国語の記述試験なので、5,000人にマストなふぞろいから入門するのが鉄板。ところが「過去問を何回転もさせ答えを覚える」のが過去のセオリーとすれば、H30合否の結果は「過去問の答えに引きずられない方が良くね?」 噂通り、なかなかやっかいな試験の様です。

注目4⃣ 学習中のトラブルと切り抜け方

長丁場の試験にトラブルはつきもの。その切り抜け方に注目。

体験記テンプレの最後6⃣エピソード 7⃣アドバイスには、その方が「ここが合格ポイント」と感じた要素が詰まっています。トラブルに出遭った時にどう対処するか。そこのセンスを鍛えておくと、「2次」試験当日の突然変化への対応力が上がります。

今日のまとめ

合格体験記とは、受験者・スクール・出題側の3者が等しく接する最新情報。必要情報をそこから抜き出す力が、「2次」で求められる国語力です。

特に「2次」は合格スタイルが年々変化、進化します。にもかかわらず「知ってるよ、当たり前だよ、試験の合否はたまたまなんだよ 」 。そんな否定から入ったり、選り好み(つまみ食い)ばかりすると多年度・滞留化する仕組み。最新合格体験記は、そこを最初に教えてくれます。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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