おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

★As-Is競争

【現場対応】磨け、ミライの予想力~「2次」編

「2次」のミライ予想は難しい。

その難しさを「経済学」で説明するのが、診断士。
「1次」は完全競争 「2次」は不完全競争
→年20,000人が申込み、自分の行動は試験難易度に影響しない。 →参加者を絞る寡占では、自分の行動が試験の競争に影響する。

「1次」を知識の暗記を競う単純ゲームとするなら。「2次」は競争相手の札を知り、どう組み合わせるかを読みあうポーカーゲーム。昨年と同じコトやってもそう勝てません。

だから「2次」で起きるミライは、対価を払ってもぜひ知りたい。

年25万円のプレミアム価格のビジネスモデルは、どうやらその辺にありそう。ですが当サイトのミライ予想は完全無料。だってあくまで「合格仮説」。予想する分にはタダなのです。

【現場対応】磨け、ミライの予想力~「2次」編

1⃣ 「2次」勉強会の進化

現状:「2次」対策の勉強会が年々進化。
一昔前の「勉強会」といえば
→正解がない「2次」では、誰もが口から泡を飛ばし、マイ答案の正しさの主張に夢中。
それを変えたのが「得点開示」。
→自説の主張なんて止め、高得点答案に解答を寄せる研究会に。
そこを狙い撃ったのが「採点基準の変化」。
→もう次に何が起きるか、自明です。

厳しい言い回しを許していただくと、悪事千里を走る。出題側の恣意的な採点基準変更が何を狙ったかは、もう誰もが知る所でしょう。

プラスの言い回しをすると、「2次」の題意は「組織学習」。今年の「2次」では、出題側が望ましいと考える「組織学習」をした方から、バンバン合格。このミライは高確率で実現しそう。

2⃣ 「2次」のギャンブル化、「Ⅳ」のルーレット化

現状:「事例Ⅰ~Ⅲ」の低得点を、「Ⅳ」ルーレットで一発逆転。

「Ⅳ」出題はルーレット。

つまりH29で出た「取換投資」「連結」が今後2~3年で再出題される可能性は低く、むしろH30は「ファイナンス」論点が丸々40点出るかも?

正直な所、「事例Ⅳ」をどう対策すれば合格するか? その答えは誰も持っていません。だって出題がルーレットだから。

むしろ「Ⅰ~Ⅲ」が気になります。

出題側はA⇔B2つの採点基準を用意し、その年の気分で使い分けできる。

A基準:キーワード採点
B基準:非キーワード、+α採点

なぜこんなコトが起き、ミライはどうなり、H30の採点基準はA⇔Bどちら?これは厄介な問題で、フタを開けずに分かりません。

3⃣「2次」合格定員は当面横ばい

現状:H26 1,185人を最後に、3年連続1,000人割れ

受験側の合格努力・実力・技術は十分。従いH29の1,200人合格があって良い。その希望が叶わなかったウラを読むと、

  • 採点基準を変える時、
  • 合格枠を増やしすぎると想定外の合格者も増える。

「2次」筆記の教育機能、つまり「相手の話を聞かず、自説の主張ばかりする奴から順に落とす」は外せない。合格者の若返りを図りつつ、粗っぽい初学スト合格比率は上げすぎない。

1,200人合格の時代は、もう少し先の話かも知れません。

4⃣ 事例企業の架空⇔実在

現状:本試験の翌週には、事例モデル企業がネットで名指し

「事例Ⅰ~Ⅳ」のA~D社にモデル企業があって良いか、あるいは架空であるべきか。これは出題側に一任ですが、モデル企業があっても良いでしょう。

事実は小説より奇なり。

ただそれより、モデル企業を取材する余裕などなく、過去問パターンのパクり(デッドコピー)とも言われる受験校の事例演習。この是非の議論が先決です。

5⃣ 最終的には人それぞれ

現状:合格スタイルは、年828通り全てがマイベスト。

当試験では、合格に必要な「知識」も「ノウハウ」も製本されて本屋に並んでいるけれど。他人と書籍で共有できる合格スタイルとは、全員の合格率が20%に向かって同質化が進みます。

合格率5%未満→20%に持ち上げるのが合格ノウハウなら。
合格率50%→20%に足を引っ張るのも、合格ノウハウ。

うん、やはり年828通りがマイベスト。この前提は譲れません。

今日のまとめ

「2次」のミライ予想は難しい。

それはね。「2次」は合格実力者を狙い撃って8割落とすため、

次の手を考える時間が、強制的に1年付与される。

すると百戦錬磨の受験校でも、1年先のミライは読み切れません。そこで、まずこう捉えてはいかがでしょう。

少なくとも、昨年までと同じコトやっても勝率2割。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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