【ミクロ】スピテキ斜め読み #4不完全競争+市場の失敗

【ミクロ】スピテキ斜め読み #4不完全競争+市場の失敗

診断士試験を「ゲーム」とすれば、
相手の手の内を読んで勝ちに行く。

平均合格所要年数2.54年の当試験において、その25~30%を占め平均年齢を下げるスト合格者。彼ら「の間だけ」でよく語り継がれることが、

「ミクロ経済学」の理解に200%の力を注ぐ。
  • 定員枠のある競争試験では、自分の合格=誰かの不合格(外部不経済)。
  • そこで多くの方が、「試験に合格できる非対称な情報」を知りたがる。
  • でもそこを放置すると、本人の努力・実力⇔合否が逆転する「逆選択」が拡大。
  • 従い、試験の出題側は「前年合格者の多数派」を狙い撃ちして、8割落とす。
  • 一方「ミクロ」のゲーム理論では、出題側や競争者の手の内を合理的に読める。
  • もし相手の手の内を読めるなら。最後まで待ち「後出しジャンケン」で勝率5割。

でもね。診断士「2次」とは、最終的には勝率2割のくじ引き試験。別に相手の手の内読まずとも、5年受ければ一度は受かる設定です。だから、

ゲーム理論で試験に勝てる。でもそれを周囲にオススメする意味はない。

つまり、

△「試験合格」のために「ゲーム理論」を学ぶのでなく、
○「ゲーム理論」を得意にしたら、スト合格がおまけでついてきた。

そんな自然体が、スト合格者の強みなのでしょう。

へぇ、そんな素敵なおまけが無料でついてくる? では今日は§4不完全市場+§5市場の失敗をセットで斜め読みします。

「経済」§4不完全市場

スピテキ斜め読み~重要度ミシュラン

スピテキ各論点は、重要度S~Cを頭に振って読み進む。

S論点:
講義で理解、次いで復習で自分なりの理解に落とし込む重要論点。多様な問われ方に「なぜそうなのか」「するとどうなるか」と原因・因果で考え、養った論理的思考力で競争優位。
A論点:
講義、またはテキスト通りに理解する論点。学習上はS~Aを一筆書きに順序立てて押さえるが、試験上は深く聞かれないので、迷った時はWebを聴き直す。
B論点:
理解したいがあえて暗記で済ませる論点。理解するに越したことはないが、派生論点なので他に影響しないし、ここを悩み始めると他論点・他科目にも悪影響。
C論点:
C論点とは、過去出題があったため営業上収録された知識。追い掛けたらキリがないので、過去問の答えだけ読んでおく。

スピテキ重要度S~Cランク表はこちら

Sランク
3独占

④協調的行動(カルテル)
1協調的行動と非協調的行動
1)非協調的行動の結果
2)協調的行動
2協調的行動のタイプ

今日の「#4不完全競争市場」では、独占・寡占の如く、プレーヤー数が少ないため自分の行動が相手の行動に影響する「価格設定者」の戦略を学ぶ。その中でも独占が大事、さらに「協調的行動」「屈折需要曲線」の2つがSランク。

不完全競争の中で、①なぜ寡占が大事か、②さらになぜ協調的行動が大事かといえば。学問の話でなく、実体経済における影響が大きいから。そしてゲーム理論を学ぶと、自分を優位に導く戦略を作成可能。つまり、

  • 相手と手を組める時は(周囲にバレないように)手を組む。
  • 手を組めない場合は、相手が出すカードを予想し後出しジャンケン。

当試験の競争は、「合格者は皆お友達」など呑気なこと言ってる場合ではなく、もっとドロドロ。

⑤屈折需要曲線
1屈折需要曲線の形状
2屈折需要曲線の限界収入曲線
3寡占市場における価格硬直性
屈折需要曲線は、当試験における出題頻度こそ下がっているものの、「ミクロ経済」を学ぶと必ず問われる重要論点。

  • 寡占市場の需要曲線は、自社値上げに競合が追随しない仮定により、屈折する
  • この時、傾き2倍の限界収入曲線は、逆S字状の非連続に屈折する。
  • 企業はMC=MRとすべく生産。この非連続の地点では、コスト下げても価格下げない。

こんなこと他人に言われても「?」マーク。自分の言葉で2~3度呟き、寡占状態なら売価を下げずに済んで儲かる匂い、とセンスで感じる。

Aランク
2独占市場

①独占市場
寡占と前後して独占を押さえる。理論上はこちらが先だが、独占企業を診断する機会などまずないので、試験上の重要度は一つ下のAランク。

②独占均衡
1独占企業の限界収入
1)独占企業の直面する需要曲線
2)限界収入
3)限界収入曲線
Sランク論点「屈折需要曲線」の前提知識。

  1. 完全競争と異なり、独占市場でのモノの作りすぎは、売り捌くために売価を下げる。
  2. このとき限界収入の傾き=需要関数の傾きの2倍と「暗記せよ」とのこと。

2利潤最大化
1)独占企業の利潤最大化条件
2)解釈
3)数式による確認(参考)
3独占均衡の図示
1)独占生産量、独占価格
2)独占価格>限界費用
4独占による厚生の損失
1)独占均衡での余剰
2)独占による死荷重
2利潤最大化~4厚生の損失まではまとめて理解。

  • 独占企業が利潤最大化するのは、MC=MRとなる生産が最適。
  • 独占でなければもっと作る所を、企業は生産を押さえる方が儲かると気づく。
  • 企業が儲かる一方、消費者は完全競争より高い買い物となり、厚生の損失が発生。

これも他人に言われて「?」マーク。自分なりの言葉にして理解。

5独占状態を表す指標(ラーナーの独占度)
企業による価格支配力を示す指標がラーナーの独占度。価格弾力性の逆数→弾力性が小(値段が動きにくい)だと指数が大と考えれば簡単。

①寡占市場
1市場集中度
2完全競争市場、独占市場との違い
②代表的な寡占モデル
クールノーモデル
③クールノー均衡
独占の次論点「寡占」は、カルテル・屈折需要曲線を除くと一旦暗記でも良いAランク。HHI指数はたまに計算問題、クールノーモデルあたりもたまに出るので丸暗記。

Bランク
1不完全競争市場

①不完全競争市場
②産業組織論
1産業組織論の3つの観点
2市場構造
3市場(企業)行動
4市場成果
5産業組織論の考え方
6市場構造と競争モデル
不完全競争を語るための前提知識。出ない。

ベルトランモデル
シュタッケルベルクモデル
寡占モデルのうち、クールノーモデル以外は重要度の低いBランク。問われた時に気持ち悪くならない様、名前だけ丸暗記

4独占的競争
①製品差別化
1製品差別化
2製品差別化と価格支配力
②独占的競争
1独占的競争
2短期の独占的競争均衡
3長期の独占的競争均衡
製品を少しでも差別化すれば儲かるよ=ブルーオーシャンの発想。あまり悩まず過去問の答えを覚えればOK。

Cランク

該当なし

「経済」§5市場の失敗

Sランク

該当なし

Aランク

2外部効果
①外部効果
1正の外部効果と負の外部効果
2外部効果の例
今日の#5は理屈を繰り返し別角度から深く問われるSランクはなし。よって肩の力を抜き、「現実世界の経済学あるある」としてスラスラ眺める。トップバッター「外部効果」の例は大気汚染・喫煙。お、早速「経済学あるある」と興味度UP。

②厚生損失
1外部性をもたらず財の供給
2例
1)外部不経済の例
既に見慣れたグラフの通り、外部不経済を考慮しないと(外部不経済のコストがない分)企業は余計に生産しすぎる。だから何かの是正が必要。

③外部性の是正手段
1直接規制
2ピグー税
3補助金
4排出権取引
5コースの定理
1)コースの定理(所有権の設定)
2)コースの定理の意味
6合併
そこで是正のための手段が登場。イメージとしては、何か規制・税金賦課する際の役所の言い訳、程度でOK。またピグー、コースときたら外人顔。ピグーの理屈にコースがいちゃもん、と考えればほっこり理解。

4情報の不完全性
①情報の不完全性
「経済学」の理想たる「完全競争市場」では、参加者全員等しく同じ情報を持つ前提。現実社会でそんなことはないから、情報勝者⇔敗者の違いに注目する論点。難しくなく暗記で良いのでAとしたが、ビジネス実務活用度=Sの使える知識。

②性質に関する情報の非対称性
1性質に対する情報の非対称性
2逆選択
1)逆選択
2)逆選択が生じる理由
3逆選択の解消法
1)第三者の介入
2)シグナリング
3)標準化
4)自己選択メカニズム
5)政府の規制
ここはテキスト知識をまず暗記。ついで試験ブログの現状眺め、そうかと理解。

  • 「2次」では、努力・実力ある方が不合格、なくても受け続けて合格=逆選択が発生。
  • 第三者の介入:いやそのくじ引きって良く無くね?と試験ブログがお節介。
  • シグナリング:我が校の合格メソッドをお伝えしますと、受験校が広告宣伝。
  • 自己選択メカニズム:合格者にもフィードバックせよと、得点開示請求のお節介。

③行動に関する情報の非対称性
1行動に関する情報の非対称性
2モラルハザード(道徳的危険)
3モラルハザードの解消法
4プリンシパルエージェント関係
1)例
2)プリンシパルエージェント関係
3)プリンシパルエージェント関係と情報の非対称性
こちらは理屈も簡単。同様に試験ブログの世界を眺めて納得。

  • 「2次」出題側は、年1回の試験で受験側がどう対策するかは本来観測不能。
  • すると「合格するまであきらめない!」の如く、時間つぶしの学習ロスが横行。
  • 出題側は、年2回お揃いTシャツ団の言動を観察し、こりゃいかんと定員削減。

こう聞いて不謹慎と憤るのが過年度生。そんなものかとニヤリするのがスト合格者。

Bランク

1市場機構の長所と市場の失敗
①市場機構の長所
1効率的な状態が実現できる
2運営費用が低い
1)計画経済(統制経済)
2)市場経済
②市場の失敗
1市場の失敗の例
自由な市場取引ばかりではうまく行かない場合があるから、政府の出番だぜとする理屈。目次程度で暗記不要。

3公共財の供給
①公共財
1公共財
1)公共財の定義
2)公共財の例
2フリーライダー問題
3公共財の供給は過少になる
ここも特に試験に出ないのでリラックス。普段身近な市町村役場も、こんな正義感を持ち戦っていると思うとより親近感。

5費用逓減産業
①費用逓減産業
1費用逓減産業
2費用逓減産業の問題
②費用逓減産業への規制
1公営企業
③限界費用価格規制と平均費用価格規制
1)限界費用価格規制
2)平均費用価格規制
3)二部料金制
1公共サービス料金設定に対する規制

テキスト掲載の通り、通信・電力・鉄道などの自然独占で何がどう起こるか、どう是正(規制)するかのストーリー。現実に身近な話だから理解しやすいBランク。

Cランク

該当なし

今日のまとめ

平均合格所要=2.54年の試験。でもなぜ25~30%もスト合格者がいるの?

それはね、やはり今日の§4~5にヒントがあって。
  • 試験合格者が特定の方法で寡占されると競争原理が働きにくい(厚生損失)。
  • そこで「2次」出題内容・採点基準を操作し、スト合格の「余地を作る」(政府の規制)。
  • 但しスト合格=くじ引き結果のおまけ。構成比を4割や5割に増やす意図はない。
それにしてはここ2年、「2次」がスト合格有利(な採点基準?)になっていることが気になります。もしかして当サイトの見立て以上に、

当試験は相手の手の内を読み、後出しジャンケンすれば勝率5割。

すでにそう気づいた方が多いのかしら。

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