【828人合格】合格年齢分析~「若い方が合格しやすい」はどこまでホント?

【828人合格】合格年齢分析~「若い方が合格しやすい」はどこまでホント?

受験者平均41.6 、合格者平均38.2歳。
前年比△0.9歳の若返り。
公式統計資料に基づく当サイト推計。

診断士「2次」の難関を突破された828名の皆様、この度の合格大変おめでとうございます。今更申し上げるまでもないのですが、

  • この合格スタイルは年828通り全てがマイベスト。
  • 誰に頼るより、自らの決意と創意工夫で掴んだ成果。

この2点は確実です。来る2018年のご活躍を、心より祈念いたします。

さて「2次」=くじ引き、スト合格=たまたま。

うん、これよく聞くし、実際そうらしい。でも本当にそうかな?そこで、公式統計資料の年齢別受験者/合格者数データを使い、デモグラフィック分析を。

デモ分析1⃣受験年齢別「1次」「2次」合格率

デモグラフィックとは

人口統計学的属性。顧客データ分析の切り口のひとつ。デモグラフィックは人口統計学的属性、つまり性別、年齢、住んでいる地域、所得、職業、学歴、家族構成などその人のもつ社会経済的な特質データ。デモグラフィックスによって、その人の行動・態度が異なるという考え方からこれをベースにデータを分析し、有効なターゲットを探しだし、ターゲット・マーケティングを実施する。例えば、20代と40代、50代とは生活様式が異なり、消費行動も違っていることから有効とされるターゲット・マーケティング手法。その為の分析をデモグラフィック分析と表現している。
出典:コトバンク

「2次」合格率は加齢で右肩下がり。でも「1次」はそうでもない。

分析
  • グラフは、公式統計資料の「年齢別申込/合格者数・率」を示す。
  • 「2次」合格率は、20~30代をピークに、60代まで右肩下がり。
  • 一方、申込/合格者数は20~30代が減り、40~50代が増加。
  • 「1次」は年ごとの合格率に波があるが、年齢別の差は小さい。

合格仮説1⃣「2次」では、受験回数・受験経験の増が、合格率UPに直結しない。

デモ分析2⃣申込/合格平均年齢10年時系列

この10年で、申込平均は+3歳、合格平均は+1歳高齢化。

分析
  • グラフは、公式統計資料から申込/合格者平均年齢を推計した。
  • 「1次」申込者の平均年齢は10年で+3.0歳高齢化。
  • H28「1次」の若返りは、難易度ブレ=科目免除合格者の減による。
  • 「2次」では、申込者平均>合格者平均年齢。+2~3歳の差がある。
  • 「2次」合格者の高齢化は、H24→H25で上昇し、そこで頭打ちに。
  • H26「2次」は1,185名合格の「当たり年」。合格平均年齢も低下。

合格仮説2⃣多年度高齢化を緩和するため、「2次」出題傾向は今後も変化。

デモ分析3⃣ H29「2次」申込/合格者の年齢構成

H29「2次」合格者数は、20~30代計が40歳以上を再逆転し6割に。

分析
  • これは単に実数を棒グラフにしたもの。
  • 「2次」では、前年までの傾向と違うトラップ出題がまま見られ、「経験豊富で」「努力・実力のある方」がむしろ合格しにくい傾向がある。

合格仮説3⃣「たまたま一発」狙いと、「合格するまであきらめない」の2つの戦略が両立する。

デモ分析4⃣ 年齢別合格者数/合格率 10年時系列

合格者数10年時系列

年齢別の申込者→合格者数は比例するが、「年ごとの受かりやすさ」の影響を受ける。

合格率10年時系列

合格率+指数化すると、20~30代合格率↑、40代合格率は微減傾向。

今日のまとめ

「2次」の競争は複雑系。年齢だけでの判断は危険。

世の議論を小耳にはさむと。

「加齢で頭が固くなると合格しない」「若い柔軟な発想が必要」。デモグラフィックでそう決めつける傾向が気になります。いえそうでなく。年齢に縛られず、50代で若々しい発想の方もいれば、20代でお寒い奴もいる。

一方、【2018年合格目標】の方なら。
  1. 「2次」の合否は、年齢軸だけでは決まらない。
  2. でも多年度高齢化を受け、出題側は来年も何か手を打ってくる。

△若い方が合格しやすい?ネットの噂の鵜呑みより。
〇出題側は来年誰を落とそうと、牙を磨いて狙い撃ち?

当試験をイチ抜けするには、経験則に依存しない頭と発想の柔らかさ。うん、それなら納得です。

今年合格の828名の皆様。改めまして、この度の合格大変おめでとうございます。

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