簿記を問わない「事例Ⅳ」があれだけ難化するのは、「管理会計」のセンスを問うため。4/11にTACの解き方第2版が発売され、Ⅳを待ちきれないあなたのためにGWはマンガで特集です。

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【分析速報】830人だけが勝者なの?

(前)4,394×19%=842人
(予)4,548×26%=1,200人
(実)4,453×19%=830人

統計データ:合格者数/合格率推移を更新しました。

830名の皆様、この度の合格大変おめでとうございます。

試験合格とは与えられるものでなく、自分の力で勝ち取るもの。当サイト要望の1,200人に大きく届きませんが、今年合格したやり方830通り全てこそがマイベスト。ここで自信を持ち、診断士界への第一歩を踏み出す仕掛けなのでしょう。

不本意な結果の受け止め方、データの見方

さて本題はここから。

合格830人=勝者は事実です。
でも不合格=敗者とは限らない。

「事例Ⅰ~Ⅲ」:出題設定が突如変化し、どうみても現場対応。
「事例Ⅳ」:取替投資は高難易度。診断士で問うのは無理ゲー。

この試験で100点満点を取ろうとすると、とんでもない学習量に。そんなフルカバー戦略(=経営資源の無駄遣い)は、中小企業の戦略じゃないですね。すると、

勝者ではない。でも勝負に負けた訳じゃない=今年は引き分け

そう捉える方が正しいはず。
でもね、イマドキ「未合格者」では、どうもパッとしない。だって当試験は出題側⇔受験側が鎬を削って日進月歩。

今年の実力のままで、来年合格するほど甘い試験?

そうか、勝負に負けた訳ではない。でも今のままでは来年勝てない。そう感じた時に役立つデータを作ってみました。

データ:受験番号200番別合格率

グラフの読み方

・このグラフは、受験番号200番別(申込順)の合格人数を示します。
・青線は200人あたりの実数、黄線は平均=100とした指数です。
①「2次」は、受験番号が若い順(入念に備え、早く申し込んだ方)の合格率が高い傾向があります。
②2015~2016は傾向が変化し、1~200番の若い方が増えました。これは「得点開示」による答案研究の効果が考えられます。
③2017年は、従来とは逆の相関(番号が遅いほど率が高い)が見られます。何が起きたのか、受験番号の付番順が変わったのか。これからの情報待ちです。

このグラフから、どんな議論が起きる?

仮説:入念に準備し、早めに申し込んだ方が、むしろ合格にしくい年だった?

もしそんなことが起きたとすれば。受験側が入念に準備し、良問といえる事例が4つ揃ったにもかかわらず、筆記合格者数が昨年を下回る現実。それは当サイトを含め、合格情報の安易な提供を戒める。出題側のそんな厳しい姿勢の表れかも知れません。

今回の「2次」は受験側に取り厳しい結果に。しかし、830名の方が見事当試験を突破したことは事実です。830名の皆様、改めてこの度は大変おめでとうございます。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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