【やらかし「事例Ⅳ」下】公式で覚えてしまう(FCFの公式)

【やらかし「事例Ⅳ」下】公式で覚えてしまう(FCFの公式)

FCFの公式は大活躍。
ところが旨い話には落とし穴。

旨い話:FCFの公式は大活躍。

診断士「財務」で問われる3つの論点を、1つの公式でカバーできるぞ。

落とし穴:でもその分出題側から狙い撃ち。
ほう、FCFの公式の理解が一巡したな。ではホントに理解できたか、少し捻って試してやろう。

×公式で覚えてしまう「やらかし」

×NPVでは、営業CFをWACCで割り引いてくだちゃい!

おいちょっと待て。「CF計算書の営業CF」は利払い後。利子分の割引がWACCとダブっているぞ。

会計系、ファイナンス系の試験ならありえないそんな「やらかし」。それが当試験ではなぜ起きる? 先に知っておくと安心です。

1⃣原因:FCFの公式の「逆機能」

営業CFをWACCで割り引く? 長いトンネルがそこから始まる。

これは絶対やっちゃダメ

その理由が、FCFの公式の「逆機能」。つまり診断士レベルの過去問ならすぐ答えを出せる。その便利さ故に、会計/ファイナンス本来の理解をすっぽかすこと。

2⃣問題点:DCF法=ファイナンスの勉強不足

FCF=営業CF+投資CFは正しいの?

会計/ファイナンス初心者でも、FCFの公式を使うと「魔法の杖」の如く答えがスラスラ。ところがこれに依存すると、理解が抜けます。

○FCF=営業CF+投資CFは正しい。

でもそれ、外部情報(○CF計算書)でざっくり求める「企業価値」計算に限った話。「投資の経済性計算」は内部情報(×CF計算書)で正確に求めます。

×FCFの公式を勝手に拡大解釈しない(×営業CF÷WACC)

それにね。投資プロジェクト単位に「BS・PL・CF計算書」を作るほど、ビジネスパーソンはヒマじゃないぞ。

3⃣対策:まぜまぜしないでモジュール化

まぜると混乱。わけるとスッキリ。

FCFの公式のメリ・デメをおさらい。

メリット
→診断士の「キャッシュフロー」論点で、幅広く使える。
デメリット(逆機能)
→公式に依存すれば問題は解ける。すると会計/ファイナンス本来の正しい理解をすっぽかし。

その対策は、簡単ですね。

FCFの公式「モジュール化」ドリル
A:H26第13問、H28第9問、H29第15問を、「FCFの公式」の問題として解く。
B:H26第15問、H28第9問を、「FCFの公式」を使わないで解く。

おや、このドリルでずいぶん違う。ぜひご実感ください。

今日のまとめ

「事例Ⅳ」では、なぜやらかすの?

2次「Ⅳ」を苦手化し、合格まで長年かかる原因は?それってじつは明確で、

  • 会計(簿記)論点で四苦八苦した結果、
  • ファイナンス論点の理解をすっ飛ばし、
  • 公式や過去問の解き方を覚える学習に終始。

そしてこの試験、少し意地悪な所があって。入口で間違った学習をすると、合格するまで何年でも楽しめる仕掛け。怖っ。

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