診断士試験は独学で受かる。
では受験校に通うメリットは?
お待たせしました。少し久しぶりの「受験体験記」です。
今日のwk様の受験のきっかけは、「マーケティングの勉強」。①企業のマネジメントへの興味 ②SEとして上流工程に携わる。そんな受験動機が多い当試験の中では珍しいですね。
そして1年目は独学、2年目はTAC通学。ではそのメリット⇔デメリットは何か?早速読み進みましょう。
受験体験記:マーケの勉強が受験の動機。独学⇔通学の差とは?~wk様
1. 診断士に挑戦した理由・きっかけ
会社内でプロジェクトを任される様になり、ビジネススキルが自分に不足していることが分かりました。その中ではマーケティングが目下の課題ではありましたが、モチベーション維持の為に資格取得で兼ねられないかと探していましたがマーケティング資格は中々見つからない状況でした。
マーケティング関連の書籍を読み漁る中で著者が診断士の方もおり、診断士の存在を知りました。資格内容を調べるとマーケティング領域を含む経営戦略全般を体系的に学べる事が分かり、診断士を目指す事にしました。
2. 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
学習開始時の知識や保有資格はありません。得意科目:製造業の為、運営管理は割と得意でした。
苦手科目:財務
1次試験点数(合格年)
経済学:免除
財務:88点
企業経営:59点
運営管理:62点
経営法務:60点(全員正解問の措置後)
情報管理:64点
中小企業経営:67点
(1年目417点、2年目466点※単純加算)
3. 学習スタイルとそのメリット・デメリット
1年目 独学 2年目 TAC通学
独学では過去問中心で勉強して、それなりの理解は出来たつもりだったのですが最後の2択を当てるまでのセンスが磨けませんでした。またどんな状態になる事を目指して勉強すれば良いかの指針がわからないままだったのが、敗因にあげられました。
2年目はその反省をふまえて受験校に通学しました。2年目の挑戦でモチベーションが下がりそうだったのも通学にした理由の1つです。2回目の学習という事もあり、講義が面白い様に理解でき答練は常に上位20%以内をキープし、モチベーションの維持にも予定通りつながりました。
「1次」で重視したのはTACの教材である「トレーニング」です。私にはとても良く、これを何回転もして理解を深めました。基本的な過去問も載っている為、本当に良かったです。最後の2択を当てるセンスが磨かれた気がします
「1次」講義は動画講義や近隣校の講義を活用して、必ず2人の講師による講義を受けて理解に努めました。デメリットはやはりお金でしょうか。
4. 2次挑戦までの受験回数、学習時間とその作り方
「1次」 2回。総学習時間 3,000時間(1.5年)。
関連書籍の読書も結構含みます。
夜は仕事の都合でどうなるかわからない為、朝に時間確保する天引きスタイルを取っていました。朝4時に起き、朝2時間を勉強に充てました。
このメリットは夜仕事の都合で勉強が出来なくてもそれがストレスにならない事、夜勉強が出来れば貯金が出来、週末の家族サービスや苦手復習に当てられる事です。結果的に予定より多くの勉強時間が確保できます。
デメリットは個人的には特に無いと思います。
5. 2次挑戦までの学習法
「1次」独学+TAC通学
「2次」TAC通学(勉強会は一切参加せず)。
6. 学習時・受験時のエピソード
勉強、仕事、家庭のバランスが本当に大変でした。診断士挑戦を応援していくれていても、やはり長期戦になるので家庭の中にも不満が溜まっていき爆発する事もしばしば。。
仕事で気になる事があると勉強の集中力も低くなる為、このバランスを意識した方が結果的に勉強の理解が増すのかなと思います。
「2次」試験の勉強では解答プロセス構築に多くの勉強時間をあてていました。通勤時間の40分で解答骨子作成までを繰り返し行っていました。通勤電車は各駅停車に乗ることで「2次」対策も勉強可能です。多少やりにくいですが2回転目以降の過去問を解くにはいいハンデ(笑)でした。
7. これから合格を目指す方へのアドバイス
自分の学習スタイルの確立が大事かと思います。良いと思えばそれを貫き、しっくり来なければ色々と試す。スタイルの変更がいつまで可能かを決めるのは自分だと思います。自分のスタイルを早く見つけてそれに突き進むのが良いと思います。
受験体験記 ~wk様 まとめ
「機が熟す」⇔「機を逸す」は似て非なる。
読み手が今知りたいのは、「2次」の合格技自慢より、「1次」の勉強法。
- 診断士「1次」は独学で受かる(難化H28で417点!)
- でもビジネススキルを磨くには「1次」通学は好適。
そして全く触れられてはいませんが。「1次」466点とは、「2次」を確率20%以上で突破するのに十分なスコア。この体験談の続きが、近々「合格体験記」として読めるかも?
wk様、そんなワクワク感がある体験記のご寄稿、大変ありがとうございました。
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