【財務】スピテキ斜め読み#1 財務諸表概論

【財務】スピテキ斜め読み#1 財務諸表概論

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自分の理解を一言メモに。

「財務」講義が始まり2週間、4コマ終えると。「自分の理解を一言メモに」。講師からそう繰り返し言われ、手元にメモがだいぶたまった頃でしょうか?

そこで後で思い出しやすい様、
そのメモをワード打ちしておく。

※留意点
  • ノート作りと異なり、順序・緻密さ・網羅性は不要です。
  • 後で思い出すため「自分の言葉で」メモすることが狙い。
  • 最初は手書きで可。エクセル可。形は問いません。
  • ワード/エクセル打ちなら、後からまとめ、追加修正が自在。
  • 最終的にノートっぽく。でもこの作業で「理解」が深まります。

つまりノート作りの効果と、時間ロスを避ける効率を両立。それが「一言メモ」ですね。

それでは今日から2週間、自作メモを片手に「スピテキ斜め読み」が始まります。

・スピテキ全論点に、重要度S~Cランクつき。
・初回の3分間では、Sランクだけ読めば十分。
・そのメモが、理解に役立つかをチェック(説明可能性)。
・自分のメモと比べ、使える所があれば採用(比較可能性)。

さぁでは朝スマホの3分間でどう読むか。早速チャレンジを。

斜め読み#1 財務諸表概論

論点重要度ミシュラン

スピテキ各論点は、重要度S~Cを頭に振って、内容を読み進む。

S論点:
S論点とは「2次」で問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚えるので、覚えた後で理解に進む。
A論点:
A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解きこなし、答え方を思い出せればそれで良し。
B論点:
B論点とは主に簿記知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないため、講師が言ったこと程度はメモしないと、本試験で太刀打ちできない。
C論点:
C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆にBS項目にあるが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問の答えだけ読んでおく。

 

このS~C分類は診断士講座に限らず、多くの資格講座、スクールで使われる手法です。つまり、

  • 出題範囲が広範なため、
  • テキスト全てを覚えるのではなく、
  • 試験に出る、大事な所から押さえる。そのために優先順位を付けるのですね。

まずは大きな分類別に。

論点S~Cランクの詳細は、ダウンロードセンターのPDFを参照ください。

論点 評価 一言で
#1 1財務会計とは 財務・会計とは
2財務諸表概論 財務諸表の基本
貸借対照表(B/S) ★☆☆
損益計算書(P/L) ★☆☆
株主資本等変動計算書 ☆☆☆
S論点 頻出+理解=2次論点

バランスシート科目

(1)貸借対照表の概要
→BSの左側が「資産」。右側が「負債」と「純資産」。

4財務・会計とビジネスの関係
→「会計・財務」を学ぶポイントはBS。期首BS+当期PL→期末BSになる関係を今から頭に叩き込む。

(1)現金及び預金
→簿記の王様中の王様。現金(キャッシュ)さえあればどんな取引もできる。一方、いちいち現金取引では面倒だから、売掛金・買掛金・手形・・といったキャッシュの子分が、簿記で活躍する主役=王様。

(3)売掛金
→PLの主役「売上」の相手役として「売掛金」がBSの王様。試験中ではしばしば焦げ付いたり、割引されたりで100%満額回収できないことがお約束。

(6)商品
→PLの準主役「仕入」と二人一役。相手役が「買掛金」。なお、簿記3級=商店の簿記、簿記2級=製造業の簿記とセットで理解すると忘れにくい。

①建物
→建物は減価償却するのが特徴。期中で売却されたり、簿記の世界ではしばしば火事で燃える。

(2)買掛金
→掛仕入れを行う場合、期限が来るまで支払わなくて良い。無利息で借金するのと同じ効果。

(3)利益剰余金
→PLでこれまで積み重ねてきた利益の集大成。ここが大きいほど良い会社。

PL(損益計算書)科目

(1)売上高
→PLの王様。これがないと始まらない。

(2)売上原価
→PLの女王様。これがないと売上が立たない。

(3)売上総利益
→王様と女王様の成果→王子様。PL利益を巡るゲームは、売上総利益から始まる。

(1)販売費及び一般管理費(販管費)
→売上のための物流費や交際費、給料など諸経費の全般

(2)営業利益
→粗利益-販管費=営業利益。シンプルだが重要・頻出。

(3)経常利益
→営業利益―営業外損益=経常利益。この辺りから経理の香りが漂う。

(3)税引前当期純利益
→経常-特別損益=税引前当期純利益。黒字になると税務署が登場。

(2)当期純利益
→税金を払った後の利益。黒字になると、株主が配当しろと言いだす。

キャッシュフロー計算書

(1)営業活動によるCF
→CF計算書では営業CFが最重要。本業がキャッシュを稼ぐ力を示す。

2キャッシュフロー計算書の具体例
→営業・投資・財務CFの±を読み、企業の財務体質をズバリ言い当てる。体得するものであり、知識で暗記しては駄目。

A論点~頻出+暗記

1会計の種類
→会計のうち、外部報告用が財務会計、内部報告用が管理会計。

(2)損益計算書の概要
→PLを左右に分けて書くと、右側が「収益」、左側が「費用」。収益と費用の差が「利益」。

(3)キャッシュフロー計算書の概要
→BSが財政状態、PLが経営成績を示すとすると、キャッシュの増減を示すCFは「お小遣い帳」。

3財務(ファイナンス)の概要
→ファイナンスという言葉は幅広いが、診断士が学ぶのはコーポレートファイナンス(企業財務)。

1会社法
→株式会社は、B/S・P/L・C/N(株主資本等変動計算書)を作る。個別注記表は試験に出ない。

2金融証券取引法
→株式会社が上場すると、投資家保護のため、作らされる書類が1つ増える(CF計算書)。附属明細表は滅多に試験に出ない。

2財務諸表の作成目的
→日々の取引を記録するのが「簿記」。記録結果を企業の内部・外部向けに伝えるのが「会計」。

(1)正常営業循環基準
→BS項目は、その性質により「短期」⇔「長期」に分けて示す。いつもやってる営業取引上のものは一旦全て「短期」に分類。

(2)一年基準
→営業取引以外のもの、つまり借入金・貸付金等は「長期」。ただし1年以内に期限到来するものだけ「短期」に移す。

(2)受取手形
→信用取引の原点で簿記学習上は重要。だが小切手を切る商売は今の世で現実的ではないので、診断士試験では脇役。

(4)貸倒引当金
→焦げ付きそうな売掛金をマイナス表示するための科目。王様の相手だから「女王様」と覚えると忘れにくい。

(5)有価証券
→株式=大儲けか紙屑になる証券。債券=儲けは少ないが利息がつく証券。簿記の重要論点だが診断士試験では非重要。

②車両運搬具
→機械や車両運搬具も減価償却の出題対象。金額小さく、年数短いため、建物に比べると問われにくい。

③土地
→減価償却しない。時価評価もしない。BSの隠れた主役だが、問題は作りにくい。

①有価証券/投資有価証券
→株式や債券。有価証券=短期、投資有価証券=長期。分類や評価など簿記上の重要論点だが、診断士「財務」では深入り不要。

(3)短期借入金
(2)長期借入金
→負債の王様が買掛金(無利子)とすれば、それでも足りずに利子を払って借りてくるのが長短の借入金。会社の営業利益率が借入利子率を上回ることが大事。

(1)資本金
→会社の元手。小企業では社長のポケットマネー。社長のポケットマネーで足りない場合は株式会社化して出資を募る。「財務」というより「経営法務」で理屈を学ぶ。

(1)営業外収益
→受取利息と配当金。BSで有価証券を持っていると発生。

(2)営業外費用
→支払利息。BSで借入金があると当然発生。

(1)法人税、住民税及び事業税
→税前利益×40%で計算。将来30%になると、過去問は全て作り変え?

(3)実現主義
→収益費用認識のタイミング。興味があれば簿記2級「特殊商品売買」で学べる。

キャッシュフロー計算書
→企業のお小遣い帳。診断士受験生が一番嫌いな論点

①現金
→CF計算書の王様。

(2)投資活動によるCF
→投資に使ったカネ。ここがマイナスになり、投資の成果で営業CFがプラスになるのが普通の姿。

(3)財務活動によるCF
→本来的には、株式発行や借入による調達を示す。実質的には、FCF=営業CF+投資CFによって借入が増減するだけ。

B論点~理解

3四半期財務諸表に関する会計基準
→投資家保護のため、3か月ごとに作らされる。出ない。

(7)その他の流動資産の項目
→出ない。

④建設仮勘定
→新本社や新工場を作ろうとすると出てくる科目。簿記では重要論点だが、既に建築中で診断士は手も足も出せないので、まず試験に出ない。

(2)無形固定資産
→主に法律上の権利で、古くは電話加入権、今ならのれん。出ない。

(3)投資その他の資産
②長期貸付金
→有価証券や貸付金を持っている企業がたまにある。本業ではないので、そこから挙がる利益は営業外収入。

(1)支払手形
→手形は簿記の世界の話。出ない。

(1)社債
→株式発行、借入に次ぐ資金調達手段で、信用が求められる代わりに低コスト。かつ会計処理が煩雑で簿記で出題しやすい。診断士にはまず無関係。

①資本準備金
②その他資本剰余金
①利益準備金
②その他利益剰余金
→純資産会計は、投資家保護のため手順や規制が厳格。税理士以上の出番なので診断士には無関係。

(4)自己株式
→主に株式価値(EPS)向上のため、企業が自社株式を市場で買い取ることがある。まず出ない。

(1)特別利益
(2)特別損失
→固定資産売却益、火災損失など「臨時・例外的なもの」を経常利益から外す慣習が日本にある。海外でSpecial lossと言っても「はぁ?」と言われるので、使わない。

(1)現金主義
→収益・費用の認識基準。お小遣い帳形式の小規模商店ではこれを採用可能。

(2)発生主義
→収益・費用の認識基準。青色申告65万円控除には発生主義で記帳。現金の動きとズレ、売上時の収益認識や期首期末在庫処理、減価償却など簿記3級の仕訳の出番。

1株主資本等変動計算書とは
→純資産の変動を表形式にして説明。総じて、診断士「財務」では純資産ネタは扱わない。

②現金同等物
→CF計算書では、現金に加え、3か月以内に満期を迎える定期預金・コマーシャルペーパーなどを現金に含めて表示する。マメ知識でたまに1マーク。

C論点~おまけ

2評価・換算差額等
→有価証券の時価評価差額等を、PL損益に表示させないため純資産直入するための科目。と言われても意味不明なので気にしない。出ない。

3新株予約権
→英語にするとワラント。一定価格での株式購入を保証し、有利な資金調達やストックオプション、はたまた買収防止策に使う。雲の上の話であり、診断士試験には出ない。

今日のまとめ

覚えるというより、使って体得。

「財務」やアカウンティングで初学の場合。やたらテキストを暗記したり、逆に問題集ばかり解いたり試行錯誤するものですが。実はこの試行錯誤がとっても大事。

そのうち自然と、問題を解きながら覚える。

脳の暗記メカニズムの解明は進み、誰でも自然とそうなります。でもその問題演習と暗記のバランスや、理解の仕方は人により異なります。そこで「自分の理解を一言メモ」にしておくと、効率が良いのですね。では明日は#2経営分析を。

「見てやったよ」「次はもっと頑張れよ」。
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