4人の社長の思いに応えましょう?
なお10月になると、冒頭のメッセージがあちこち出没。これ間違いではないが、視野がせまい。周囲と同じこと書けば安心するのが受験長期化デメリット。周囲と違うことを平気でやるのが短期合格メリット。そこで例えば、
社長1人と、部長3人の意見を聴いてくる。
事例Ⅰ=組織と明記しないのに、なぜ毎年その順番?
過年度生が嫌がるスト生の強みとは、周囲が「知ってるよ、当り前だよ」と見過ごす所で、ふと立ち止まり、疑問を持つこと。そしてそこから2ヶ月合格のゲームが始まる。
A社長が考え、
B部長が販路を広げ、
C工場長が生産、
D部長が計数管理。
中身はなんでも構わないが。ビジネスサイクルだって、自分で意味づけしくだらなくすると一生忘れない。だが実力合格・試験不合格が続いた心の隙に囁きかける、「合格者のノウハウ!」による思考停止に要注意。
A社長は別格とし、B~D社長が診断士に期待するのは何か?
今のB~D社長は順風満帆でなく、何か悩みを抱え、解決策はあるもののイマイチ不安。
A社長から見て、B社長に営業上の助言ができる診断士なら、営業戦略立案を診断士に外注可。※また生産、経理しかり。
この診断ストーリーでは、営業(Ⅱ)が花形、生産(Ⅲ)が脇役。なぜ常にそうなるか?
そこで2ヶ月合格を目指すには、1次知識=自動車バンザイ!のイメージを頭に描き、
市場の変化を常に注視し、
内部体制を整え変化に対応。
とさえ書けば、回答方向を外さない。これを自然にやるのが、2ヶ月合格ビジネスセンス。
ではまず大枠を。
①「事例Ⅰ~Ⅲ」に共通 | ②「事例Ⅰ~Ⅲ」で個別 | ③事例Ⅳ |
共通する本質 | ★特徴づける性質 | 非関連原価 |
【国語能力】 問題の読み方 答案の書き方 |
【知識力】 解答要求 回答に使う知識 |
【計数能力】 難化年は実力通りの点差 易化年は点差がつかない |
ノウハウ採用可能 誰に聞いても大差ない まず話を聞いてみる |
自分の知識で紐付け 千人千色 ★ここを積極質問 |
ノウハウ持込禁止 A評価は必ず取れる 質問は別途対応 |
「2次」の答案作成技術は、得点開示以降急速に発展し、【国語能力】では差がつかなくなりました。そして当然、「事例Ⅰ~Ⅲ」で個別の【知識力】の戦いにシフトしています。
【知識のレイヤー化】事例Ⅰの掴み方
全体感を押さえる
・過去のA社の歴史が示され、今後A社が進む全社戦略(ドメイン)を決める。
- 診断士「2次」とは、どんな能力を問われる試験か。
- 知識を知っている⇔使える、つまり「1次」⇔「2次」の違いは何か。
- 知識を「2次」で使えるためには、何をすれば良いか。
- 「1次」未出題の知識を、「2次」回答に使って良いか。
- スト合格には、「経営」「運営」をどの程度仕上げるのが良いか。
・A社社長は事業戦略の腹案を持っているが、そこに太鼓判を押してほしい。
・○○事業への思い入れ、「従業員の雇用は守る」など、何か制約条件あり。
- 「事例Ⅰ~Ⅳ」をPPMで稼ぐ⇔守るに分けるか。全事例でAを狙うか。
- 「1次」で学習済なのに、なぜ組織構造論、行動論は難しいのか。
- 「事例Ⅰ」で出てくる他科目知識(マーケや生産)をどう扱うか。
- 競争戦略、技術経営などの視点にどこまで踏み込むか。
・組織は戦略に従う。今後の成長にはどんな組織が良いか。
・大卒人材を採用したので育成したい。どう動機づければ良いか。
茶化→
サ採用
ハ配置
ホ報酬
イ育成
ヒ評価
- 「事例Ⅰ」でなぜ組織変革、組織学習が問われるのか。
- 人材戦略とは何をすれば良いか。
- 「茶化」って何?
- なぜ自称先輩は、他人を動機付けるより、マイモチベーションに夢中なのか。
今日のまとめ
「2次」の戦いは【国語能力】から【知識力】へ急速シフト。 |
受験技術が発展し、記述答案に差がつかなくなると、そうなることは必然ですが。【知識力】の鍛え方、しまい方にも個人差があり、迂闊に乗り込むと案外キケン。
一般に有効とされる「知識レイヤーの活用」は、追って確認していきましょう。
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