【財務】過去問タテ解き #7CF計算書作成

NO IMAGE

クリック(応援)お願いします。 にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ にほんブログ村


当ブログ、たまにしれっとお役立ち。当記事は、「苦節幾年苦手論点CF計算書」の過年度生を一瞬で置き去りにするポテンシャル。章立ては以下の構成。

  • 2次「事例Ⅳ」出題領域表
  • 「財務」§9 CF計算書作成→H24第4問(C)、H27第9問(A)、H28第9問(1)
  • §3 CF計算書(経営分析、正味運転資本) →H23第13問(D)、H24第14問(D)
  • §5 FCFの公式 →H24第13問(B)、H26第13問(D)、
2次「事例Ⅳ」出題領域表

以下記事参照。

並べて見ると一目瞭然、

  • CF計算書は5年に1度出る頻度Bランク
  • 正味CF、FCFは毎年必ず問われるSランク

CF計算書はなぜ5年に1度問われるのか? FCFが毎年問われると何が起きるか? 来年10月までにその答えが自問自答できると、スト合格が射程内。

§9 CF計算書

CF計算書は、上場企業の法定開示書類の一つ。作成ルール=簿記論点はコツコツ解いて覚える。

H28第9問 Aランク

次の貸借対照表と損益計算書について、下記の設問に答えよ。
×ア 減価償却費
○イ 仕入債務の増加
×ウ 棚卸資産の増加
×エ 長期借入金の増加

まずは簡単Aランク。H27~H28は「財務」が簡単だった年。このような易問で、理屈というより問題解いて体で覚える。なお、当問は以下の2論点どちらでも解ける様にしておく基本問題。

  • 第9章CF計算書 →営業CFにおける非資金費用+運転資本増減
  • 第5章FCFの公式 →FCF=営業CF+投資CF。両方営業CFだから式もダブる。

H24第4問 Cランク

次のキャッシュ・フロー計算書に基づき、支払利息勘定の空欄Aの金額として最も適切なものを下記の解答群から選べ。

×ア 100千円
○イ 300千円
×ウ 500千円
×エ 1,000千円

次は営業CFの小計の下。ここは「勘定分析」で求める簿記論点。詳細は過去問解説参照。

H28第9問 Aランク

次の貸借対照表と損益計算書について、下記の設問に答えよ。

(設問1)
キャッシュ・フロー計算書上の表示として最も適切なものはどれか。
○ア 売上債権の増加額 △35,000 千円
×イ 減価償却費 △10,000 千円
×ウ 固定資産の増加額 125,000 千円
×エ 仕入債務の増加額 △20,000 千円

正解はア。CF計算書における営業CFの内訳表示として、運転資金の資産・負債の増減が、キャッシュの増減どちらに働くかを問う問題。ひっかけ選択肢イを選ばせ、間違えた理由からCF計算書の特徴理解させる良問。

(設問2)
財政状態に関する記述として最も適切なものはどれか。
×ア 固定比率は改善している。
×イ 自己資本比率は改善している。
×ウ 正味運転資本は減少している。
○エ 流動比率は悪化している。

正解はエ。当問で計算始めたらOUT、おおまかに眺めア~ウに×を付けてエを選び、時間が余ったら検算してみる解き方がスマート。

この4マークが、1次「財務」過去6年のCF計算書の出題。これは簿記論点だから、
問題を解く→間違える→テキスト知識
→また解く→正解
→また解く→忘れて不正解
→また解く→再び正解→覚えるの3~4回転学習が正攻法。
簿記初学者がCF計算書を真面目にやろうとする面倒から臭い。理解したいなら、後で時間ができてヒマができたらやるのが吉。

§3 正味運転資本

正味運転資本も、①経営分析=運転資金の余裕度 ②FCFの公式=運転資本の増減、の二刀流。

H23第13問

次のa~eのうち、正味運転資本の増加をもたらす要因の組み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。
△ a 固定資産の増加
△ b 固定負債の増加
× c 自己資本の減少
× d 流動資産の減少
○ e 流動負債の減少△ ア aとe
× イ bとc
○ ウ bとe
× エ cとd
× オ dとe

正味運転資本とは、上述の通り①経営分析(CF) ②FCF公式の両方に関わる二刀流。FCF公式の暗記一辺倒、過去問の解き方を覚える学習偏重であると、この辺りから「CF計算書は重要なのです!」の合唱が始まるが、そうでなくって。

  • 簿記論点=正味運転資本を問いたい場合はストレートに訊いてくる。
  • ファイナンス=FCFの公式では、「運転資本の増減」はおまけ計算要素。

簿記論点はルール明確だが、ファイナンス論点はルールが曖昧。従い診断士テキスト・問題集・講師・自称先輩合格者いずれも、好き勝手に理解し好き勝手に教えて理解が割れる。当記事は、

  • アカウンティング⇔ファイナンスを切り分けないからカオスと警告するのであり、
  • 自分の理解=TACスピテキ準拠が正と主張している訳ではない。

ファイナンスは仁義もルールもなき戦い。自ら選んだテキストに準拠すれば良く、自分の主張に他人を従わせようとする奴は当試験に何度も落ちるので御用心。

H24第14問 Dランク

次のデータに基づいて前期から当期の1年間における正味運転資本の増減額を計算した場合、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

○ア 30百万円の減少
×イ 20百万円の減少
×ウ 6百万円の増加
×エ 16百万円の増加

H23と連続出題。だがさらに捻ってのでDランク。Dランクとは「知ってる連中だけ当たる」問題なので、初見で解けずとも気にしない。

§5 FCFの公式

FCF=営業CF+投資CF
FCF=営業利益×(1-t)+減価償却費±運転資本増減額-設備投資額

FCFの公式は、診断士なら墓場まで持込むSランク論点。しかし、あまりに便利で、この公式の暗記一辺倒で解くために、

企業単位・過去(CF計算書)⇔プロジェクト単位・ミライ(正味CF/FCF)

をごっちゃにするのが間違いの始まり。またFCFの公式に「一般的にはこう」と注釈つくのは、

ファイナンス論点は多様な流儀があり、厳格にこう、という定めがない。

そこ理解せず、「ボクの教わった公式と違いまちゅ。取り消してくだちゃい!」とかコメントしてくるお子様がよくいる。さてそんなの相手にせずタテ解き。

H24第13問 Bランク

次のデータに基づいて、営業キャッシュフローを求めた場合、最も適切な金額を下記の解答群から選べ。

売上高:100百万円
現金支出を伴う費用:50百万円
減価償却費:15百万円
実効税率:40%

×ア 21百万円
×イ 35百万円
○ウ 36百万円
×エ 45百万円

この問題、前述FCFの公式①に代入すると瞬殺。だが筆者は税引後CIFボックスで解き、かつブランクのため税率をあべこべの場所に掛け、答えが見つからずドボン。

当問はFCFの公式で当たるBランク+基本重要。公式で当てて満足でなく、別解法「税引後CIFボックス」も使っておくのが、簿記系短期合格者の強み。

また間違えて偉そうに言うのもアレだが、一度犯したミスを繰り返さないのが「学習能力」。

H26第13問 Dランク

以下のデータに基づいて、A社のフリー・キャッシュフローを計算した場合、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【A社のデータ】
営業利益     200百万円
減価償却費     20百万円
売上債権の増加額  10百万円
棚卸資産の増加額  15百万円
仕入債務の減少額  5百万円
当期の設備投資額  40百万円
法人税率      40%

○ア  70百万円
△イ  80百万円
×ウ 120百万円
×エ 130百万円

診断士「財務」ファイナンスには、教育効果の高いミライに残す良問が多いが、これもそう。

当問は①FCFの公式暗記で解くが、②企業全体=CF計算書の問題としても解ける。

この一文の意図を理解、または実際に「CF計算書の問題」として解けば、①⇔②の違いが一目瞭然。受験校によってはそう教えているはずなので、ぜひ情報求む。

なお当問=Dランクになるひっかけが「仕入債務の減少5百万円」。これはマイナスが2回掛かり、「5百万円のCash out」とは直観で判断しにくい。従い選択肢イ 80百万円を選ぶドボンが多く、作問側がまたニヤリ。

今日のまとめ

  • 過年度生は「財務」が苦手。それはルールとの違いをわかってないから。
  • エール(finance)⇔ルール(accounting)は別。FCF⇔CF計算書も別物。
  • §9CF計算書は簿記論点。良い問題集を見つけ、繰り返しコツコツ解いて体得。
  • §5FCFはファイナンス。理解でスラスラ解いてスピード勝負で差をつける。
  • では§3正味運転資本とは?この答えを「自分なりに」理解した時が一人前。

「見てやったよ」「次はもっと頑張れよ」。
気軽なポチがイノベーションに↓

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

    B財務カテゴリの最新記事