【経営】過去問タテ解き#2 成長論・競争論

【経営】過去問タテ解き#2 成長論・競争論
負け犬と問題児、
救うならどちら?

やり出すと面白い「経営戦略」も、第2章「成長戦略」までは教科書的で面白くない。その面白くない論点で重箱の隅突かれるから、なんとなく苦手感。例えば1次「経営」PPMの常套ひっかけは、負け犬⇔問題児の入れ替え。

だがそれにひっかかるのは自分のセンスのせいでなく、日本語訳が悪いから。語源はDog=×負け犬、Question Mark=△問題児。日本語では迷いやすいが語源を知ると迷わない。それでもダメなら、Dogより我が子(Kids)の方がまだ可愛い。

そう自分のセンスでくだらなくすると、知識を一生忘れない。

  • どの論点が問われているか気付くセンスを磨く。
  • 同じ論点が繰り返し問われると気付くセンスも磨く。
  • CD最後の2択を当てるセンスを磨き、2次に乗り込む。

上記3つのセンスを磨くため、今日も早速タテ解き開始。

1⃣今日のタテ解き
第1編 経営戦略 第2編 組織論 第3編 マーケティング
事例Ⅰで使う 事例Ⅱで使う
#1 経営概論 #4 組織構造論 #7 マーケティングマネジメント
#2 成長・競争戦略 #5 組織行動論 #8 製品戦略
#3 技術・外部連携 #6 人的資源管理 #9 価格・チャネル・販促戦略

今日扱うのは#2成長・競争戦略。「成長戦略」ならPPMとM&A、「競争戦略」なら5フォースと規模の経済と出題論点は固定化し、かつ得点しやすい。

タテ解きリスト

PPM→H24第7問(C)、H25第2問(E)、H26第6問(C)、H27第1問(B)
ポーターの競争戦略→H23第4問(A)、第5問(B)、第6問(B)、H24第5問(D)、第6問(B)、H26第2問(A)、第3問(A)、H27第4問(A)
規模/速度の経済性→H24第4問(A)、H26第7問(D)、H27第5問(E)

必須Sランク論点
・多角化の5理由
・PPMの4分類
・5フォース
・参入障壁
・ポーター・競争の3つの戦略
・速度の経済性

2⃣良問Cランク

診断士「1次」の魅力は、マークシート試験を通じ効率良くビジネス知識が身につくこと。特に「一見どれも正解」「どれも不正解」とも思わせる、Cランク問題は教育効果が高い。「ベンチャー」「海外」から各1マーク。

H26第6問 Cランク

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 事業単位は他の事業単位と製品や市場について相互に関連した統合的戦略をもち、計画の範囲内で自由に対処する。
×イ 資金の流出は市場での競争上の地位で決まると考える。
×ウ 資金の流出量を削減して優位性を確保できる「問題児」の選択が重要である。
×エ 自社の相対的な市場シェアと自社事業の成長率を基準として事業を分類する。
○オ 全社的な資源配分のための論理のひとつとしての位置付けが重要であり、ドメインの定義と併せることで現実的な資源配分の指針となる。

正解はオだが、過去問きちんと回せばア~エの間違いは指摘可能。筆者の場合、イ「市場での競争上の地位」をなんとなく○にしたので、ウンウン悩んで結局不正解。なお、過去問は当てることより、「同じ間違いを繰り返さない」工夫に使う。

○H24第6問 Bランク

企業は自社の業界における相対的な地位を踏まえて競争戦略を展開することが重要である。そのような競争戦略に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア チャレンジャーは、リーダーの高い技術力が生み出した差別化された製品と同質な製品を販売し、リーダーの差別化効果を無効にすることを狙うべきである。
○イ ニッチャーは特定の市場セグメントで独自性を発揮できる戦略を遂行して、強い市場支配力を狙うことが必要である。
×ウ フォロワーは特定市場でリーダーの製品を模倣しつつ、非価格競争によって収益をあげることが基本戦略になる。
×エ ライバル企業に比べて技術力や生産能力に劣るニッチャーの場合、価格競争に重点をおいた販売戦略を幅広い市場で展開することが重要になる。
×オ リーダーは周辺の需要を拡大することによって、売り上げの増加や市場シェアの拡大を図ることができるが、その反面で新製品の投入を遅らせてしまうことになる。

コトラーの競争地位別戦略の問題。正解イは選べるが、ア・ウ~オもそれらしくもっともらしい。ア=「リーダー」⇔「チャレンジャー」の入れ替え、ウ=フォロワーは価格競争、オ=リーダーは新商品を積極投下と、間違えた時こそ知識の増加チャンス到来。

3⃣Cランク知識で実力UP

1次知識を、実務や試験対策に応用。自分の血となり肉とする。
1次高得点タイプ=スト合格の強みは、学んだ知識を教室の中だけでなく、自分のビジネスや生活、また資格学習にすぐ応用すること。

例えば「コトラーの競争地位別戦略」。

「1次」7科目をオールラウンドにこなすリーダーは、「2次」でも当り前に勝ちにいく。「1次」知識に弱みがあっても、「2次」記述の強みでチャレンジャーの勝ち目あり。強み皆無でも「2次」は合格するまで受け続ければ誰でも合格だからフォロワー戦略もあり。

自分の立ち位置わからず他人にアドバイスじゃむしろ迷惑。「1次」の勝ち方で「2次」の戦い方は自ずと決まる。

4⃣D・Eランクの捨て方・拾い方

D・Eランクは捨てる、当てるどっちなんだい?
その答えもやはり過去問タテ解きの中にある。

H25年 第2問 Eランク

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントに関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 「金のなる木」の事業や資金流出の小さい「負け犬」事業の中には市場成長率が低くとも高収益事業がある。
×イ 投資家の注目を集める「花形製品」の事業は、マーケットシェアの維持に要する再投資を上回るキャッシュフローをもたらし、「負け犬」事業からの撤退を支える。
×ウ プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方は、外部からの技術導入と資金調達による規模の経済の達成で優位性を構築する業界にも適用できる。
△エ プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの考え方は、製品市場の定義とはかかわりなく、相対的なマーケットシェアが小さくとも大きなキャッシュフローを生み出すケースにも適用できる。

ア・エの2択はどちらも正解っぽい。

絶対的な言い切り「常に」「必ず」は誤答選択肢にしやすいが、エはあいまい表現「~にも適用できる」を×にするレアケース。そこまで深い知識は必要ないので、この問はア・エの2択まで絞ればOK。

今日のまとめ

成長戦略PPMは面白くないが、ポーターの5フォース、参入・移動障壁、競争3戦略、コトラーの競争地位別戦略は、実務とつながり面白い。また速度、規模の経済性は、第1章 範囲の経済性(シナジー効果)と3兄弟でしっかり暗記。ではまとめ。

  • 成長/競争戦略の出題論点は固定化し、対策もしやすい
  • PPM4、競争戦略3、競争地位別戦略4など、4択・5択を作りやすい。
  • コトラーは、自分の立ち位置に応じた競争地位別戦略を選べと説く。
  • Eランク問題の中には、普通じゃ絞り切れない無理ゲー出題あり。

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